このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

   三河大草→鳳来寺
現在の状態(08年1月現在)


 三河大草駅
駅の南側から北を向いて撮影。正面に見えるトンネルは大草隧道です。ホームの南側は階段になっています。このあとは下の集落まで降りる道が続いています。
 大草隧道
トンネルの南側はこのような感じです。内部は素掘りトンネルで一部コンクリートで補強されているといった様子です。下は土です。トンネルポータルはありません。
 トンネルの北側です。こちらは資材置き場のようになっています。この目の前には築堤となります。こちら側にはトンネルポータルがあります。
 大築堤
大草隧道の北側にある築堤。遠くからでも良く見え、しっかりと残っています。車が走っても特に問題ない。MR2がのっても広く感じるくらいでした。
 富保隧道
大築堤を越えてすぐにあるトンネルです。とても短いトンネルですが、入り口を地元の自動車がふさいでいて車での侵入は困難でした。南側はトンネルポータルがありません。
 北側にはトンネルポータルがありました。このあとはなぜか広場のようになっていました。
 第一峰隧道
広場の先にあるトンネルです。なぜか入り口が閉鎖している状態でした。
 第一峰隧道の反対側です。あまり長いトンネルではないですが、入り口が閉鎖しているので内部には入ることができませんでした。 そのため反対側からアプローチです。こちらはトンネルポータルがありませんでした。
 第二峰隧道
第一峰隧道の次にすぐ第二峰隧道となります。この間は土砂で少し埋まっている状態です。こちらには電車の跡であるランプが残っています。と言ってもぶら下がっている状態です。
 第二峰隧道の反対側です。こちらはとても短いトンネルです。上を見上げると巨大な岩がごろごろしていました。
 第二峰隧道を越えると、築堤があるはずですが、下に道が作られたため、壊されてしまったようです。 ここで一度行き止まりとなります。土手を下ると下の道に出ますので、次へ向かっていきます。
 下の道路の横になぜかこれが落ちていました。峰隧道から取ったものだと考えられます。何故でしょうね。
 下の道から写真右の道を登ってくると跡地に復帰です左の盛り上がりが築堤跡ですこの先は草が生い茂っていますが下は小石があり、線路跡だというのがわかります。 ここからの景色もまたよいですね。
 第三峰隧道
 田口線で不思議な場所のひとつです両側を高い壁に挟まれその先にはトンネルが見えます。両側の高い壁はどちらも垂直に伸び、10m以上の高さがあります。 上から落石あれば危険ですが、地元の作業車が通るようで、少しタイヤの跡が残っていました。ここは草木が全く生い茂っていないのでとても歩きやすいです。
 何故不思議かと言うと、トンネル好きな田口線なはずなのに、ここだけ垂直に掘ってあります。これだけの高さがあったのならトンネルでも良かったのでは、と思いました。 それにしても絵になる風景ですね。
 反対側は少し高さは低くなりますが、岸壁で囲まれています。両方ともトンネルポータルがありませんが大丈夫だったのでしょうかね。
 第四峰隧道
 次のトンネルに行く途中までは道が綺麗ですが急に草木が生い茂ります。林道は別の方向に曲がって行くため、まっすぐ進む田口線跡は車が通らないからです。
 このトンネルの反対側です。こちらも草木で覆われていました。トンネルポータルが他と違う形をしていました。
 傘川橋梁
第四峰隧道を越えると川を越えることとなります。杉林の中にこのようなコンクリートの構造物が残されています。草木はコンクリートだろうが関係なく生えますね。 県道からでもなんとか確認することができます。
 県道からみるとこのようになっています。
 ちなみに川(県道も)を越えて反対側もあるはずですが、こちらは草木に覆われ、県道からはわかりません。
 反対側はこのようになっています。県道からは木のため見えませんが、内部は木は少なく歩きやすいです。
 この辺りは林道もあるので少し迷いやすいですね。草木、特にススキがたくさんあります。間違えると民家にや山に入るので注意しましょう。
 そのまま進むと県道にぶつかります。県道から田口線を撮影。木々の間を抜けてきます。結構急坂を上ってくるようです。 たまに車が通るのか、轍などが比較的綺麗に残っています。
 ここからは田口線跡が消滅していると言われている箇所です。 おそらく写真中央の凹部に進んでいったと考えられますが、明確には残っていません。その後は不自然なコンクリートブロックの残骸が残されているので間違いはないと思っています。
 内部を良く調べてみると、この様な石の構造物を発見しました。といっても写真だとかなりわかり難いです。これはなにかと関係があるのかもしれません。 それ以外はなにも見つけることができませんでした。観来館のおばちゃんは万寿隧道の出入り口をつぶして埋めたといっていましたが、昔から住んでいる人の中には、しばらく南側にもトンネル跡が残っていて中に入ることができたと伺いました。 現在はおそらく無理だと言っていました。
 消防署を越え、県道にたどり着きました。道があるところに以前万寿(まんぜ)隧道の出入り口があったようです。県道を通したときに入り口は破壊し埋めてしまったようです。現在は痕跡はほとんど残っていないです。
 ガードレールの辺りには古い石垣などもあり、トンネルと関係があったかもしれません。
 良く見るとここだけ岩盤が無く土のみの斜面です。なんとなくここを利用したのではと考えられます。
 で県道を越えてそのまま森の中に入っていきます。ここは木が無いためわかりやすいです。その後は建設会社内を通って鳳来寺駅に到着です。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください