ヨドコウ迎賓館は旧山邑家住宅のことです．設計者は近代建築の3大巨匠の一人であるフランク・ロイド・ライトが設計しました．彼の設計した建物は日本にも存在し，現存するものは4つであると言われています．その内の一つであるヨドコウ迎賓館へ行きました．下の駐車場から見上げるとご覧の通り建物が見えてきます．山の斜面にあり，結構遠くからでも見る事ができます．

　玄関はこのような感じです．建物の割には玄関が比較的小さくて狭い印象を受けます．もともと個人宅であったので無意味に豪華ではなかったということでしょう．

　部屋はどれも大正時代に建てられたとは思わせないつくりです．派手さはありませんがとても豪華です．つくりはとても細かく，部屋の上の小窓一つ一つに扉がもうけられている程です．その他の装飾もとても細かく，コレだけでも見る価値あります．

　暖炉．これもシンプルながらも美しいつくりです．柱の石の彫刻など帝国ホテルに通ずる物があります．

　和室もとても綺麗です．雰囲気を全く壊していない所がよいです．装飾の細かさは洋室と同じでとても綺麗です．

　4階の食堂は特に装飾品が綺麗です．石やコンクリートに所々木の装飾が使われていて，これがいい味を出しているようです．

　食堂から外に出る事ができます．景色はとても良く市内を一望できます．テラスも単調でなく，色々な角度で外を見る事ができるのが良いです．

　振り返ると食堂が見えます．とても重厚なつくりをしています．
　鉄筋コンクリートの建物としては最初に国指定重要文化財となったそうです．入場料は¥500です．イベントもおこなっている季節があるので見てみたいです．営業時間はクセがあるのでホームページで良く調べてから行くのが良いでしょう．