このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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松崎町
中瀬邸(2009/12/28)
 松崎町の街中にあり、なまこ壁が印象的な建物です。明治初期に呉服屋として誕生し、ほぼそのままの形を維持し現在にいたります。 内部に入ると古いものを中心に展示してあります。昔の写真なんかも展示してました。
 蔵が建物の中とつながっています。いちいち外に出なくても蔵に物を取りにいける仕組みになっています。 双眼鏡やお店の看板などがおいてありました。
 廊下はこんな感じです。奥はギャラリーになっていました。 建物が軋む感じが古さを強調していました。
 入場料は¥100です。横に立体駐車場がありますので、こちらに停めていけます。3時間までは無料なので気軽に利用することができます。
なまこ壁通り(2009/12/28)
 なまこ壁がよく残っていて印象的なところ。もともとは近藤平三郎という人物の生家のようです。 国道からは近いですが、駐車場がないので、中瀬邸か長八記念館に停めて歩いていくほうが良いでしょう。距離もたいしたことはありませんので。 ちなみに近藤平三郎は明治時代に日本の薬学に貢献した人物だそうです。
 通りと名前がついていますが、とても細く、民家の裏道って感じです。自由に見ることができます。周囲の民家もなまこ壁を模して、雰囲気を作っています。
長八記念館(2009/12/28)
 伊豆で江戸末期に生まれた入江長八さんの残したものがたくさん残るお寺です。元々は浄感寺というところでした。 火事で焼失した後に衰退していましたが、長八がお寺の再建に係わったみたいで、現在は記念館として使われています。
 ここのお寺では外は彫刻、中は漆喰でできた立体の絵があります。特に有名なのは、八方にらみの龍で、これは約12畳の大きさに墨と一部漆喰でかかれたものです。  面白いのは、場所によって表情が全く異なり、喜び、怒り、悲しみ、無関心と色々な表情をしてくれます。建物内は撮影禁止なのが残念ですが、しっかりと説明してくれるので満足できます。
 寺の外にはいたるところに長八の作品らしきものがあります。鳥や鯛、象などなど彫られてます。概観は自由に見ることができます。
 入江長八は江戸末期から明治にかけて活躍した人物です。東京の狩野派で色々と絵や彫刻を学びました。長八はとても起用な人で絵や彫刻を漆喰に応用しました。  本来はただの壁に作る作品はとても珍しく有名となりました。活動拠点は東京だったので、東京での作品が多かったのですが、戦火でほとんどが失われてしまったといわれています。  松崎町周辺(長八記念館や岩科学校)にはいくつか残っていますが、他には成田山新勝寺などにも残っているようです。
 拝観料は¥400です。案内も十分に行われるので内容は結構濃いです。国道の反対側に駐車場がありますのでアクセスも良いです。
室岩洞(2009/12/28)
 「むろいわどう」は江戸城の石垣にも使用されていた石を切った石切り場の跡地です。 入り口からは洞窟のような雰囲気があります。
 内部は電灯もありますので、迷わず進むことができます。少し迷路みたいになっていますがなかなか面白いです。 部分的に水が溜まっているところもあります。水はとても透明で綺麗です。8時30分から17時までは電気がつきますが、その後は切れるようです。 暗闇のなか歩いて池に落ちると危険ですので、昼間に行きましょう。
 石切り場の奥には外につながっている場所があります。切った石を船に運び入れるためにここから海に転がしていたみたいです。 景色は結構良く、富士山を見ることができます。富士山が見えなければ、火サスの雰囲気たっぷりです。
 入場料は無料です。駐車場は国道136沿いに数台停めるスペースがあります。看板が目立たないので注意しないと簡単に通りすぎてしまいます。  そこから崖を下っていきます。結構段差が激しいので、短い距離ですが注意が必要です。
岩科学校(2009/12/28)
 明治13年に完成した旧小学校です。左右対称、なまこ壁の洋館風の建物で国指定重要文化財となっています。 現在は資料館として一般公開しています。
 入り口には漆喰の龍が描かれています。入江長八がこの小学校を建てるときにかかわっているようです。
 入場料を支払い始めに見るところは校長室です。校長の人形があり、少し怪しいですが、ここでは係員の説明があり、色々と聞くことができます。 人形がたまに出現していますが、展示物は昔の物や写真がメインです。建物自体が古いので、とても見ごたえがあります。
 ガラス板は手作りのため、少し歪んで外を見ることができます。窓がとてもよい雰囲気を出しています。
 2階に上がるにはかなり急な階段を登らなければなりません。2階へあがると写真や教科書の展示がされています。 一見英語に見えますが、日本語をローマ字標記にしたのみです。
 ちなみに1階へ降りる場合は少し緩い階段をくだりますので安心してください。
 この鶴の絵はすべて鏝絵で描かれています。入江長八の作品です。部屋中に描かれていて、どれもが形が違います。 とでも100年以上も昔に作られたとは思えないくらい綺麗です。
 展示物で不思議だったのが、この石の名前です。「ぶっつけ石」とよぶようです。 米とかをここで叩いていたために名づけられたみたいです。もう少し良い名前があっても良いのではと少しおもいました。
 鶴以外にも長八の作品はあります。天井がこのように描かれています。とても綺麗です。 説明が無いので通りすぎてしまいそうですが、よく見るとちゃんと凹凸があります。場所は2階バルコニー辺りになります。
 入場料は¥300です。駐車場も十分にあります。
旧岩科村役場(2009/12/28)
 岩科学校敷地内にある休憩所です。「開化亭」っという名前ですが、実は明治8年に作られたものです。 その後も利用され、現在は休憩所として使われています。
旧大沢学舎(2009/12/28)
 明治6年に大沢村で作られた校舎です。その後には役場として使われ、現在は道の駅に展示していあります。 中には古い写真が展示してあります。利用は無料です。

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