このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

浅草岳(入叶津口) (5)




下りは、沼ノ平分岐から、沼ノ平に下りた。

かなり急な下りだ(只見沢口の最後の急登と同じくらい?)。

右手(東)樹間から、沼が見えてくる。
何色と言えば良いのだろう?
青黄緑?
 コバルトブルー? エメラルドグリーン?
 やっぱり、青緑〜青黄緑。


笹沼だろう。


もう少し下ると、正面に、また別の沼が見える。



曲沼だろう。


 左手(西)には、
 濁り沼、猿崖が見える。


オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

(急斜面に張られた太い麻縄(写真中央)を入れるため、
 上向きに撮影したので、葉は写っていないが)

 葉は長さ30〜40cmで、幅も広い。葉柄寄りから
 出る葉脈は、流線型だ。

 若葉は、東北地方ではウルイと呼ばれ、葉柄の
 白い部分が食される。
 ぬめり・甘味・歯ごたえが良いらしい。

急坂を下りきり、沼ノ平と同じ高さになると、素晴らしいブナの原生林だ。
これまで見たブナ林の木よりも、まばらだが、3倍くらい太く、背の高いブナ、
 その枝の緑が、空を埋め尽くす。
 さながら、巨大ドームか? 地底大陸か?
 とても、カメラには収まり切れない。

異次元の世界の様なブナ林の終わり頃に小三本沢がある

 沼ノ平分岐の所に、”大雨で増水したら渡れない事が
 ある”と注意書きのあった沢だ。

 川巾は5m程だろうか?
 確かに、増水していたら渡れそうにない。

緩やかに登って(部分的には急坂もあり)下りると、T字路だ。
ルートは右だが・・・



右から左へが、八十里越古道だ。


 左(西)に少し入ってみる。
 崖崩れの、その先に、沼だ。
 いい色合いの沼だ。
 曲沼 だろう

 崖崩れの先は、踏跡がある様な
 無いような・・
 古道〜濁り沼への踏跡か?
 今回は、行くまい。(赤リボンを多数
 用意しないと、戻れなさそうだ。)


右のルート上を進む。谷間の小草原には、雑草の生長が早く、道が隠され
気味の所もあるが、ルートが分からないという事はない。


笹沼 だろう



いいね、このルートも。沼も入れて、★★☆ 決定〜!


この後も、成長の早い雑草の小草原があるが、正解ルートを選べるだろう。

やがて、もう一回、小三本沢を渡る。河原は4倍程の広さだが、水の量は、
あまり変らない。

ブナ林の中を尾根筋に登り切ると、朝休んだ”山神の杉”だ。
 ブナ林と、ゆっくり別れを惜しんで・・・・・、さあ〜、速攻で帰るぞいっ!


                      総 括

1.ルートタイム

出発地駐車場山神分岐水場小計山頂分岐山神総計
到着地山神分岐水場山頂分岐山神駐車場
mine0:541:061:160:423:581:201:200:317:09
昭文社1:301:201:300:405:001:401:501:009:30
只見町HP3:30

 ・沼ノ平分岐→山神ノ杉は、昭文社の地図では、ブナ平経由が 1:00、
  沼ノ平経由は 1:50 だ。ブナ平経由なら、総計6時間台だが、沼の景観も
  入れて、★★☆評価にしたから、長時間(7h以上)マークを付けよう。

 ・昭文社の地図では、駐車場〜山神ノ杉までを、展望良い?ポイントで
  区切り、各45分としているが、読み過ぎだろう。計1時間で良いと思う。
 ・沼ノ平→沼ノ平分岐は、地図は、1:30となっている。急登なので、我々
  普段トレーニングしていない者は、小休止込みで、そのくらいだろう。
  ここは、下りで通りたい。

2.予想以上の花々、ブナの原生林、緩やかな尾根筋、神秘の沼、
  大満足!



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