このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

楽ちん西吾妻(山域) (1)



H15.08.10(台風一過の曇→晴)、
遠い日々からの思いは有ったが、行きそびれていた西吾妻連峰(にしあづまれんぽう、
西大嶺(にしだいてん):1,982m、西吾妻山:2,035m)に、登ってみた。
(うつくしま百名山では”連峰”としているが、連峰の名が適切かどうかは不詳。東吾妻を含めて吾妻連峰なら認めようか?)

天元台、
 2.0h?
 8/10、晴
歩程30分で高原状の主稜線!
湖沼等の眺望もExcellent!
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:吾妻山 、天元台
山・高原地図:11 磐梯・吾妻
ルート



容易そうなルートを捜すと、

 1.山形県米沢市・天元台スキー場のリフト終点から主稜線(縦走路)まで、
   歩程30分。
   (H14.3にスキー場閉鎖の話だったが、新会社を設立し再開した。)
 2.福島県・北塩原村・グランデコ スキー場のリフト終点から、
   西大嶺山頂まで、1時間20分。
 3.西吾妻スカイバレーの峠から、
   西大嶺山頂まで、2時間40分!!(私は裕に3時間を越えるだろう!)

と言う訳で、
  天元台〜人形石〜いろは沼〜人形石〜梵天岩〜天狗岩
  〜(西吾妻山)〜西大嶺〜グランデコ
のコースを取る事にした。

「昭文社の山と高原地図11」のコースタイムは下表の如くだ。
出発点天元台リフト終点人形石〜(いろは沼)人形石梵天岩
到着点人形石(いろは沼)〜人形石梵天岩天狗岩
タイム0:350:40 ?0:500:05
・・・・・・
出発点天狗岩西吾妻小屋西大嶺
到着点西吾妻小屋西大嶺グランデコ山頂駅
タイム0:100:351:003:55

大半は緩やかなので、ほぼコースタイム通りに歩ける。


当日は、台風一過・・・の予定だが、曇り、稜線には雲がかかっていた。
天元台第3リフト付近は、小雨模様で、寒かった。
登山口は、リフト終点右手にある。



登山道には、直ぐに、左(人形石方面)と右(かもしか展望台)の
Y字路がある。左へ進む。
(既に、リフトで高度を稼いるので)緩やかな登りの道だ。


 ノギラン(芒蘭)

  細長い褐色の花びらが、放射状に開く。
  乾き気味の砂礫・岩場に多い。
  葉は地面に輪軸状に並ぶ。粘らない。



 左下には、雨で花糸がくっついたモミジカラマツが
 写っている。


 サンカヨウ(山荷葉)

 大きくてギザギザで腎臓形、反対中央にも
 大きなくびれのある葉、 実は青紫。
 
 (花は、”八十里越踏破”に載っています。)


稜線近くで、決して開こうとしない松ポックリを見つけた。

 オオシラビソ(大白檜曾)

  葉が短く、密に枝に付き、小枝が円柱状。
  球果の苞鱗(舌状の物)が見えない
  (開かない)。


程なく、人形石に着く。




 (本来は展望が良さそうだが)雲の為
 あまり見えない。
 一瞬、東の藤十郎への登りが見えた。

 足元にはツガザクラっぽい株があったが、
 花は無し(少し遅かった?)。

ガレ場の道を、少し東へ
進むと、道は急に右へ曲がる。

もう、池塘群が見えてくる。


道端には、

 ミヤマリンドウ(深山竜胆)

  殆ど平面に見える位に開くのが特徴だ。
  タテヤマリンドウは杯状位の開き方だ。


タケシマランも実をつけている。


 道なりに下ると、いろは沼が見えてくる。
 遠目には、目立った植物が無さそうだ。

 途轍もなく元気な若者とすれ違った。
 聞くと「そこには、余り植物がない、
 藤十郎の東に、黄色(秋の麒麟草?)と
 青(深山竜胆?)が満開だった。」
 と言う。
しかも、彼は東吾妻の浄土平を6:00(本来は4:00出発予定だったが、
台風のためゲートが開いてなかった)
に出発、西大嶺まで行って、
浄土平に戻るつもりだと言う。いや〜あんたは凄い!

私は、そこで西へ引き返した。
振り返ると群青色の東吾妻が見える天気になっていた。




 チングルマ第二形態(実)も、群生している。


西方には、池塘の向こうに、
西吾妻山(左)、梵天岩(右)が見える。


人形石を通り過ぎ、その西縁で振り返ると、
(天気も回復し)
私は、雲の上に居る。




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