このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

田代山・初夏(3)



小田代から、田代山頂までは、30分は要らない。

 田代山山頂の湿原に着いた。
  さえぎる物のない広大な野原は、
   とても気持ちが良い・・・

   ・・はずだったが、曇天で、今一つだった。
 

 ヒメシャクナゲ

 全体の高さが 5〜25cm、花は幅5mm程の
 小さな可憐な花だ。葉は、枯れ草に隠れて
 見えない事が多かった。
 
 この写真は、シャクナゲっぽい葉が少し写って
 いるか?

 植生は、小田代と殆ど同じだ。

 イワカガミ(→)

弘法沼(右上)付近の海抜は、1926m
 正面には、残雪を抱く会津駒ヶ岳が見える。今日は、山頂付近が雨雲に
 被われ、少し残念。


チングルマの群生。

木道(左中央から来た)を進んで来て、ぶつかったT字路、
 左(写真上は右上)は、帝釈山に続く。右は木賊温泉側の登山口に続く。



 帝釈山方向に少し進んでみる。

 林に区切られ、小さなな湿原と、
 稜線までの大きな湿原(←)がある。

タテヤマリンドウ?オヤマリンドウ?
詳細を観察しなかったので、同定不能。

小ぶりだが、集合していると見事。

左下はヒメシャクナゲ。
 ワタスゲ 

更に進んで、稜線の林の中に入ると・・・・・
今日は6月14日、もう初夏と言って良い頃なのに・・・・
なんと、水芭蕉が〜〜〜!
咲いていた。
 (終わりかけが多かったが。)

1000m位の所はとっくに終わっているのに、
やっぱり、2000m近くの所は凄い。

そう言えば、日陰には、残雪があった。
 林の中の水平な道を進むと、
 程なく、
 弘法太子堂 兼 非難小屋 (近くにトイレあり)がある。

 この辺の海抜は、1971m.

  小屋を通り過ぎ、帝釈山への道を少し下ると、
   残雪と伴に、小さく白い可憐な花があった。

 
 オサバグサ(筬葉草)

 ケシ科らしいが、シダの様な葉だ。
 筬:機織(はたおり)機の、縦糸を整え、横糸を織りこむ
    櫛(くし)状の部品。

 (花・茎が細く、オートフォーカスが、後ろの木に合ってしまった。)

帝釈山 (2059.6m) への道(田代山から片道1時間)は、殆ど林の中だ。
 あまり良さそうでもないので、私は、そこで引き返した。
70代の大姉さん達のグループが、元気に帝釈山に向かって行った。



                      総 括

1.コースタイム

 メモしていなかった。登山口の地図には、山頂湿原まで1時間30分と書いて
 あった。山と高原地図では、山頂(光芒太子堂)まで、登り1時間55分、下り1時
 間30分と書いてある。概ね、そんな所だったろう。

2.暗い曇天だったのが、チョット残念だった。晴れていたら大感動だったかも。
 ヒメシャクナゲは可愛いが、小さいので、湿原全体の風景としては盛り上がら
 ない。お花畑は、(小さいながら)小田代の方が良かった。



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