このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

平成20年【88クリーンウォーク四国】に参加して (8月8日・8月10日・11月16日)

 「88クリーンウォーク」に参加すべく8月5日我が家を出立。途中私的な用件を済ませ、8月7日に
牟岐町宿に到着。天気予報通りに夕刻からは土砂降りの雨、明8日の「クリーンウォーク」は中止
の連絡が入る。今回の参加は諦めるしかない。9日は移動日、10日はさぬき市前山地区のクリーン
ウォークに参加することにしていたからである。雨は益々激しくなってきた。

 8月8日朝食後、雨は小降りになってきた。宿の食堂から内妻内浜を眺めたら人影が見える。
これ位の雨で、ゴミ拾いのできぬ筈はない。と地元のご婦人たちが気焔を上げていると言う。早速
参加を決めた。杖を曳くお姉さん、手押し車で体を支えるお姉さん等々。大丈夫かと危ぶんだが、
清掃を始めたらその動きの素早いこと。どんどん前に進んで行く。拾い集めたゴミを手際よく分別。
終了後カン茶で乾杯をすると雨雲の下、颯爽と胸を張ってご帰宅の勇ましさ。老いて猶女傑であり
続ける姿を目の当たりにして、思わず兜を脱いでしまった。

 9日牟岐を出立、志度駅下車。アキカンを拾いながら87番近くの宿に着く。拾ったアキカンは1袋、
それも八分目が精々。引き取ってくださる玉泉寺、長尾寺とあるのに、ポイ捨ての空き缶が少なく
なってきた。良いことに違いない。明日の出立が早いので朝食は御握り、部屋まで届けて呉れるよ
う女将に依頼する。 

 10日福々しいメタ腹にお握りを括り付け、6時にこそっと宿を抜け出す。アキカン拾いを始める。
収穫の少ないへんろ道を外し、車道を歩く。漸く袋1つが満席になった。
集合時間は午前8時、時間は十分にある。
然し歩く毎に暑くなってくる。空を見上げると蒼空が深い。間もなく熱い熱い一日になることか。
儘よその時はその時と覚悟を決め、前山ダムのお休み所でお握りをお茶と一緒にふんわか腹に落と
し込んだ。勇躍実行5分前に集合場所に到着したが、何処か様子がおかしい。通常は集まった人数
を2分し、一方は盆踊りの会場作り他方は道路清掃に出掛けることになっていた。ところが盆踊り
会場は既に出来上がっている。慌てて資料館に飛び込んだ。事情を訊けば暑くなりそうなので8時
開始を7時前に変更道路清掃隊は間もなく帰る時間だと言う。その通り、40分もしないうちにゴ
ミ袋を肩に大勢が広場に帰ってきた。

 前山地区には美化運動【前山をよくする会】が、今年で30年30回に当たると言う。その時もう一
度来てくれませんかと会長さんからお誘いを受けた。後期高齢者の仲間入りをした者には取り立て
て時間の割る振りなど有ろう筈も無いのだが、一瞬答えに窮した。75年も生きると自分の行動予定
を自分で決められない事情もあると言うものだ。 
この世で一番気に入らぬ主治医と言う名の野郎共だが、癌科のI 医師であり糖尿腎臓担当のT医師
である。10月の検診で良くはなっていないが、悪くもなっていない。現状維持なら、まあよいか。
11月なって【前山をよくする会】に参加を申し込む。

 11月15日松戸を早立ち、志度治下車。アキカンを拾って長尾町に投宿。

 16日朝から雨。合羽を身に着け、お結び持参で歩き出す。今年のゴミ拾いは天候に恵まれない。
雨天実行。清掃開始時間は午前8時。時間変更は無し。例のお休み所で合羽着たまま朝食を摂る。
広場には大勢の人の群れ。中学生、小学生、親に手を曳かれた幼児までもが居る。そぼ降る雨の中。
これを見たらゴミのポイ捨てなど出来なくなるだろう。軽トラに分乗して現場に向かう。ゴミを拾
い始めたら雨が止んだ。作業を終わる頃には雲が切れ青空が広がり始めた。子供達もゴミの山を見
て、ヤッタと微笑んでいる。一番心に残るゴミ拾いであった。

 志度駅から岡山駅に出た。新幹線で博多に向かう。駅前のビジネスホテル泊。
 
 17日朝6時発の電車で新八代駅で乗り換え鹿児島中央駅下車。喜入から知覧に向かう。旧特攻隊
基地を見分、再び博多駅前に投宿。18ひ太宰府天満宮に参拝。横道逸れのカンカンラリーを終わる。

CAN


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