このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

民宿日の出


電話番号:0880-44-1483
郵便番号:789-1901
住所:幡多郡大方町上川口


コメント2
 ここは思いが千々に乱れる宿である。間もなく道が幾つもに分かれるからだ。逢坂トンネル
を抜けて、古津賀分岐。渡川大橋を渡って中村駅前に出るか。土手を河口に下って四万十
大橋を渡るか。
かきせ橋を渡り海沿いの道を歩き、下田の渡し舟のりばに至るかである。勿論、海辺の道
を歩いても、双海分岐から四万十大橋の袂に抜けることも出来るのだが……

 渡し舟に乗るなら12.00発に時間を合せねばならない。乗り遅れたら次の宿までの歩行は、
無理な行程になる。舟は風が強ければ欠航もある。河口ギリギリ四万十川を横に切り裂く
なんて、心わくわく豪快な体験である。それとて上手くいっての話である。
ところが対岸に着いて身体を陸に移すまで、心臓切り裂く心ヒヤヒヤ。これまた豪快な体験
になる。

 舟から岸に上がるということは、斜めに切り落とされた感じの岩を攀じ登るか。或いは義
経の八艘飛びの如く、岩に飛び移るということである。
60歳を過ぎたら『同行二人』とは言え、登るも飛ぶも至難の業である。

 「お京の黒髪」忽ち巻き上げた、立江寺の鉦の緒。それほど強烈な緒でなくてもいい。
年寄りが縋って登れるロープがあの岩に垂れ下がっていたら、お京長蔵の如く誰もが懺悔す
るかも。いや助かるに違いない。
 あなたどの道、選びますか。右も左も人生は………
カンカンラリー

行程表
37  ↓        ↓10.3km ↓←←←←民宿旭の出        ↓        ↓32.3km        ↓←←←←久百々        ↓     ↓6.6km   ↓←←←←民宿旅路        ↓ ↓        38金剛福寺 ↓ ↓        39   39には前述の打戻り三原船ヶ峠越え56.1km 月山経由73.2km の2道あり 

コメント1
土佐の高知は、話がでかい。『播磨やばし』の唄にはクジラを釣った、とのくだりがある。
此処はクジラウオッチングでは賑やかな土地でもある。賑やかな話によそ者はつい、小手を
翳せば潮吹くクジラ見えると思い込んでしまう。
『実際は船で沖まで出なけりゃ見えないよ。何時でも見れるわけではない。運だね』
したり顔で教えてくれた遍路もいた。
だが待てよ。東京では故郷を遠く離れてウタちゃんが、多摩川や帷子川を上ったり下ったり
している。
クジラだって自分探しや癒しを求めて、お宿の近くまで来ないとも限るまい。
クジラの『反省』が見れたらラッキー。
どうです。1泊のクジラ探検をしてみたら。遠い海鳴りを聞きながらクジラと同行2人、
楽しい夢の続きは保証します。

カンカンラリー

現地で協力して頂ける方々(高知)に戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください