このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

民宿酔竜


電話番号:0888-56-3816
郵便番号:781-1165
住所:土佐市宇佐町竜514


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 宿名の活字を目にしたとき、どきりとしたしたものである。酒の飲めない者に酔という
文字は気になるものである。毎夜賑やかに酔い潰れる様かと、変な想像もしてみたが
見等外れであった。

   何度かお世話になったが、気に入った指定席である。
部屋の窓を通して、砂浜を滑る波の音が絶えず聞こえてくる。遠くにさんざめく宴の夢を
聴くようである。それでいて静寂の中に身を置く感じすらする。
酔竜とは竜宮のさまに酔いしれるという意味かも知れない。

 ここから須崎に向かうには、宇佐大橋まで戻り須崎仁野線(23号線)を利用する。
途中、横波バス停から314線に入り、岩不動にお邪魔して須崎に入るコースもある。
また宇佐大橋まで戻ることなく 横波スカイラインを越えて中浦バス停で23号線に合流
する手もある。

 どの道にも夫々の趣がある。できたら3コースの踏破をお勧めしたい。その後はその
日の気分で夫々を選べばいい。但し4度お遍路姿に身を晒さなければ、願成就は無い。

 2月中旬、青龍寺縁日、山道に出店が並び、華やか、賑や。
それは、幼い頃を思い出す懐かしい一日と聴いた。その日に出会いたいもの。

カンカンラリー

行程表
  31        ↓        ↓6.0km                      ↓        32        ↓        ↓9.5km        ↓←←←←民宿高知屋        33        ↓        ↓2.5km        ↓        34        ↓        ↓9.5km        ↓←←←←喜久屋旅館        35清滝寺 ↓        ↓14.8km        ↓←←←←マリンハウス酔竜        36          ↓←←←←ビジネス旅館西村           ↓35.5km         ↓←←←←真沙旅館        37                       

コメント1
風の強い所為か、海面から橋上まで気分が悪くなる程、高く感じられる宇佐大橋。歩いても
歩いても、辿り着かない苛立ちは一体どこから来るのだろう。遠くから眺めると均整の取れ
た優雅な橋と見えるのに‥‥‥。渡れば感覚の薄れてくる、長い長い橋だ。

 だが憂鬱なことばかりではない。海の良く見える、大きな窓の部屋を宛がわれた。
身元不明、2月の絹のような午後の光が、波のうねりに泳いでいる。
暫くガラスに額を押し付けて、海辺を見る。南国風の背丈の高い木が数本、2階を突き抜け
梢の細長い葉を揺らしている。椰子の木だ。東北育ちは海は珍しい。背の高い南国風は椰子
の木と思ってしまう。ガラス越しに勝手な夢を画く。

 食後窓を覗く。暗い闇から波音が聞こえたような‥‥‥
遠くに滲んだような灯りが動いてみえる。都会の押し付けがましい、これ見よがしの狡猾さ
はない。
ゆらゆらと、ゆらゆらと、見飽きることのない穏やかさ。来年も元気で此処に身を置きたい
ものと思う。

カンカンラリー

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