このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

じんだ餅

 福島県郡山市は親子4人、東京に夜逃げするまで住んでいた街である。
旧国道小原田踏切の近くに、和菓子の安河屋は、代を重ねて店を張っている。
付き合いは長い。家内が高校以来の親しい付き合いでもあったのだが、和菓子
に対する御夫婦の深い拘り。何にもまして勝手気ままな我が舌に、非の打ち処
なき満足の饅頭を与えてくれるからであった。

 妻の亡きあと親戚同様に付き合うのも、この饅頭がある故である。
羊羹も評判がいい。知人のお土産には何時もこの羊羹を配る。だからお土産用
の羊羹は家の中にごろごろしている。評判がいいから配るのだが、配る本人はあ
まり口にしたことはない。羊羹を最中(もなか)の皮で包むか、饅頭の皮で包むか、
或いは別の素材で包んでくれたら、或いは口に入れるのかも知れない。
餡子そのもの「ぽてっと」、しかも長々と延び切っているのが厭なのだ。

 柏饅頭が絶品である。東京では柏饅頭は何時でもある。やんわりと常時在庫
を勧めたが、季節のものだからと断られてしまった。だから鯉のぼりの季節にな
ると、毎年親戚まわりに託けて郡山に出かけることになる。
 


 【じんだ餅】に出会った。餡が爽やかな緑色である。小豆の代わりに枝豆を使
用したものである。

 終戦後暫くして、母は米粉の中に「さんど豆」を潰して入れた蒸かし饅頭を作
ってくれた。【ずんだ餅】と言っていた。食糧難の時代として最高の御馳走であ
ったが、【じんだ餅】と【ずんだ餅】が、どの様に関わり合うのかは不明だ。

【じんだ餅】 これも店頭並ぶ季節限定の商品である。テレビで放映されて季節
には休む暇なし、との話であった。勿論地方発送もしているとのこと。
箱入りで、10ヶ・15ヶ・20ヶ入りの3種と聞いた。

 値段、送料等、詳しくは下記電話番号へ

電話 0249−22−4041 安河屋   郵便振り込み 02220・6・101887  
                              以上

CAN



観たり、訊いたり、糖尿の食い倒れに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください