このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





説得力があります



迷月赤城山  2006年 1月12日





 レスありがとうございます。TAKA様は東武沿線にご縁もおありということで、まさに東武利用者の意見を的確にご指摘なさっておられるので、本当に拝読していて嬉しくなってしまいます。まったくおっしゃる通りですね。バス事業でもよく取られる分社化の手法は、確かにシナリオとしてはたいへん現実的だと思います。また、歴史的な視点もなるほどと思います。確かに、東武は当初は旧日本鉄道の路線から外れる埼玉東部をカバーするために設立されましたが、当時の人口規模では採算が取れずにいたところへ初代根津嘉一郎が再建を託され、繊維産業で栄えていた両毛機業地と東京を結ぶところに活路を見いだして、利根川架橋と足利延長に邁進したのですもんね。そういう歴史的経緯を踏まえれば、東武の使命は確かに東京連絡がやはりメインということには、まったく同感です。

 したがって、現状の東武鉄道のサービスでは、もはや都市再生に対する公共交通の役割を期待できず「諦めた」というお気持ちも、まったく同じです。私も実は当地に勤務するようになって今年で10年経つのですが、当地では東武鉄道は「りょうもう」で東京に行く時にだけ乗るものであって、地域内での輸送手段とはとらえられていないし、期待もしていないというのが実情なんですよね。そのことが当たり前になってしまっています。ですから、今度のダイヤ改正は、そうした現状を追認するということなんですね。そのことがはっきり解ったダイヤ改正である訳です。本当にため息が出ます。クルマを使うのが便利なんですけど、クルマって結構コストがかかりますから、出来れば電車通勤を続けたいのですが、どうなりますことやら……。

 TAKA様のご友人、知人の皆様の状況は、私もまったく同じです。ほんと、その通りですよね。ですので、私も出張の帰り、ちょっと遅くなったり、新幹線の夜遅い列車になってしまった場合は、結局東京で1泊する羽目になるのですが、これも結構な出費なんですよね。

 全国的にも、このままの状況が続けば、都市鉄道が経営として成り立つのは、結局のところ、首都圏・中京圏・近畿圏の3大都市圏と、広島や札幌、仙台、福岡のような地方中核都市圏ぐらいになってしまう(あとは新幹線のような高速都市間鉄道)のでしょうね。なんだか均衡点が見えて来たような気がしますね。いずれにせよ、当面、東武の新ダイヤの動向を注目して行きたいですね。





※ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください





このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください