このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

 

「拡大する一方のクルマのサイズ」について

 

エル・アルコン  2004年 9月26日

 

 

 Tom様の20040923の意見に同感です。

 少し前のRVブームからつながるミニバンの隆盛を挙げるまでもなく、全体的に自家用用途で所有されるクルマのサイズの総平均が拡大している感があります。

 そこに、既存モデルの拡大も目立つわけで、前はいわゆる「5」ナンバーモデルがあったのに、今は「3」ナンバーのみという車種も出ています。

 

 大きくなると困るのは駐車場ですが、外で商業施設などで利用するときはそれでもマシになっており、区切りがただの一本線で、隣りの停め方によっては出入りできず断念のケースが多々あった、いや、ミニバンが増えてくるとそれが日常茶飯事だった駐車場のスタイルも、郊外のSCを中心に「U」字型の境界線にして、隣りとのスペースを確保出来るようになっています。

 反面、立体駐車場などは規格変更が困難ですから制約が大きく、「敷地内駐車場百%」なのに外で探さざるを得なかった人の話も聞きます。

 あと、問題なのは、自宅(一戸建て)の駐車場でも、2階が住居で1階が駐車場というケース。まさか家を壊すわけにはいかないので、サイズに絶対的な制約がかかります。

 

 こうした駐車場事情、特に持ち主の駐車場の問題を孕んでいるのに、同じモデルでサイズが拡大するというのは困りものです。上述のSCのように乗りつける先の改善がいくら進んでも、肝心要の自宅駐車場の問題は回避出来ません。

 そうなると、ワンランク落とすか、他社に乗り換えるか、という話になるわけで、営業面でも必ずしも良い話ではないはずです。

 

 このあたり、考えてみれば当たり前の話であり、メーカー自体、規格の変更は治具やラインの変更と言う手間を伴うことを身にしみて分かっているはずなのに、どうも使う側の事情に無頓着なのかもしれません。

 

 

 

 

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