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「のぞみ」退避の必要性



エル・アルコン  2006年 9月 8日





 最高速度が統一された段階で、この先京都、新大阪と全種別停車駅しかない状態で退避駅は要らないという意見はよく耳にします。ただ、現実にはターミナルを目前にして本来逃げ切れるはずなのに退避するケースは、近鉄の布施や東京メトロ東西線の原木中山などの例があります。

 このあたりは、先行する列車(往々にして下位種別)の後追いで信号に当たりながら走るよりも、思い切って抜いて、上位優等は制限を極力なくしてターミナルに入れるという上位優先の発想があると思います。また、現行ダイヤだと新大阪行きの「こだま」「ひかり」「のぞみ」と続いた後に山陽直通の「のぞみ」が入る時間帯がありますが、特にダイヤ混乱時、新大阪駅の着発線が埋まってしまうと、新大阪止めの列車が入線待ちになり、後続の山陽直通が本来支障が無いはずなのに遅れるという事態が考えられ、こういう時の運転整理を行う場所、また、ここで「のぞみ」を前に出してこういう事態を未然に防ぐという理由が考えられます。

(京都は既にダイヤが詰まっており、ホームの交互使用をしているので運転整理で止める余裕は無い)





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