このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

 

旅客のマナーが一因であることは否定できない

 

とも  2005年 1月13日

 

 

■同様の経験

 キャセイパシフィックに乗ったときのこと。旧香港空港(啓徳空港)で乗り継ぎをしようとしたら……。

「お客様、この荷物は持ち込めません」
「え?成田では良いって……」
「大きさは問題ありませんが、個数が制限を超えています。目的地のブリスベンまで預かります」
「でも成田では……」
「成田の係員のミスです。申し訳ございませんが、お預けください」

 どうも不思議でしたが、そこまで言われれば仕方がないということでその場で預けてブリスベンへということがありました。

 

■同様の経験2

 アメリカン航空でニューヨークからカリブのバハマへマイアミ乗り継ぎで行ったときのこと。ラガーディア空港(LGA)で荷物を預け「ナッソーでお受け取りを」の言葉をしっかり聞いて、まずは国内線のB757でマイアミへ。マイアミ空港でバハマ行きの国際線のプロペラ機(ATR42) に乗換え、バハマのナッソー国際空港へ。しかし、荷物が出てこない。あぁ悪名高きマイアミのロストバゲージだ……と思い係員に文句を言いに。

私 「あのぉ荷物がロストしているんですけど。何処に旅してます?」
係員「あんさーマイアミでは乗り継ぎかねぇ」
私 「AAでLGAからです」
係員「LGAっつーと●●便かえ。こいつぁ時間通りだから積んでるはずだべ。ほんね間違えてんじゃねぇーかい」
私 「いや。間違いじゃない。黒のスーツケースなんだけど」
係員「あんた日本人かい。珍しいねぇ黒とはねぇ。タグ見せてけろ」

 係員が電話でマイアミに連絡。すると……。

係員「みすたーの荷物さ、重量オーバーでのせられなかったんよ。次の便がじぇっとだからそれで来るって。
   LGAで言われなかったかい?」
私 「聞いてないよ……」
(なお、係員の英語がかなり訛っていたので訳も訛らせました)

 カリブだからアバウトなのかと最初は思いきや、きっちり量っていたようで、だったらLGAでそう言ってくれというところです。とまぁ前置きはさておき。

 

■カンタスでの経験

 カンタスには私も4度ほど乗っていますが、毎回のように荷物は厳しかったように記憶してます。特に持ち込み手荷物に関しては個数や内容を細かく確認してますし、キャスター付きの持ち込みにはうるさかった印象があります。3年ほど前、パースからバンコク経由香港行きに乗った際も手荷物の個数と重量を経由地のバンコクでも確認されました。他社では経由地で荷物個数を確認されたことなどなく、驚いた記憶があります。

 で、なぜにこんなに……と思ったのですが、その後、一昨年ケアンズ空港で経験したことを考えるとなんとなくわかってきます。

 

■ケアンズ空港でのできごと

 ケアンズ国際空港から成田行きのカンタス便に乗るべく、チェックインカウンターへ。このときはツアーでしたが、個人旅行に近いもので、各自でチェックインとのこと。私たちは4人グループでして、荷物は2つ。まぁそこそこ慣れているということもあって少なめですが、そこでふと目の前を見ると……。

 吃驚。女性4人組でしたが、荷物がスーツケース特大4つ、小2つ、手提げ複数、リュック……。思わず「密輸でもするんかいな」と思ったほど。

 私らはすんなりと通りましたが、横でチェックインしていた前の女性グループは長々と引っかかっている様子。どうも買い付けた商品を持ち出そうとしていたのか、ワーキングホリデー帰りなのか、貨物にすると高いから手荷物で……という魂胆なのか。大を預け、小とリュックと手提げを持ちこみたかったようで、マイレージのエリート会員証をちらつかせながら交渉してました。

 

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 同じような光景はソウル・仁川空港や香港、バンコクなどでも見た覚えがあります。こういった旅客側のマナー低下が航空会社側との溝を深めているような気がしてなりません。カンタスだけではなく、すでに大韓航空やキャセイパシフィックなども厳しくなっているように感じます。

 国内でもそうですが、こういったことが繰り返されていけばドンドン厳しくなっていくだけです。結果としてカメラやPCはどうするんだよ……という話になる。小型スーツケースもカナディアン航空(現エアカナダ)やキャセイパシフィック、シンガポール航空などでは何年も前から「持ち込みできない」を強調していましたし、成田でも厳しくしていたようです。

 日系は一時ANAがやっていましたが、全般にルーズなのは確か。しかし、いつダメになるか解らないのです。旅客の姿勢が問われているのかも知れませんね。

 

 

 

 

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