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将来計画との兼ね合いでしょう

 

KAZ  2005年 1月25日

 

 

 福岡3号線の駅位置ですが、今後の延伸計画からでしょう。渡辺通駅の位置については、ここで「フリンジパーキング」を実施し、渡辺通への自動車流入削減を目的とした駅位置選定だと聞いています。天神南駅の位置は春吉地区の再開発と絡めたもので、その先の延伸ルート(キャナルシティや祇園町・冷泉地区と天神を結びつける)との兼ね合いでしょう。天神での既存線接続に拘れば博多ふ頭へのルートがまずくなりますし(恐らく天神北〜対馬小路〜ふ頭という現バスルートになり、都心をカバーできない)、また現在の天神地区の重心南下を考えると1号線の駅位置は決して「便利」な場所でもなくなりましたから、天神南駅の位置は「結構便利」じゃないかと思うのですが、さてどうなんでしょうか。

 北天神の地盤沈下についても、これを防ぐために駅位置を1号線天神駅の北側にしてしまえば、今度は現在の需要創出地である天神南地区へのアクセス性に劣り、また九州の交通機関として重要な「都市間高速バス」への接続も北天神地区よりは春吉地区の方が便利ですし、既存線接続や北天神地区振興を理由に駅位置を北にずらせば、3号線自体の評価を下げることにも成りかねない、という考え方もできます。

 延伸はまだまだ先でも、福岡市としては中洲川端及び博多で既存線との接続を図ることとしている訳ですから、それに基づいたルート・駅位置の選定を行うのは仕方のないことでしょう。それによる弊害(今回の天神のような)が出た場合、弊害を最小限にする努力や逆手に取ったサービスを展開することは、市の努力として評価してもいいんじゃないでしょうか。

 そう言えば国体道路の中央線偏倚、地下鉄開業に合わせて取りやめるそうですね。で、あの西鉄が重複するバス路線(14番・茶山線)の大減便に踏み切るそうで。とは言いながら 140番(六本松から福岡城内〜赤坂〜明治通経由天神・博多駅方面行)を新設・増発しているので、地下鉄3号線は天神へのメインアクセスで、バスは北天神〜呉服町地区が目的の人と住吉・博多駅方面(城南線・住吉経由博多駅行)を拾う形で生き残りを図るという「役割分担」が明確になっています。さてこの「棲み分け」がうまく行くかどうか、非常に楽しみでもあったりします。

 

 

 

 

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