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対羽田では特急列車とて優位性が無い
赤い砂兎 2007年 3月29日
対羽田空港においては、所要時間で優位性が無いのは、実は通勤鉄道だけではありません。私は茨城県在住なので、水戸大洗インターから羽田空港までのバスに時折乗りますが、この区間では全て高速道路を走り、渋滞さえなければ 1時間40分で走ってしまいます。その一例を
自サイト
の下の方に少しだけ書いています。ダイヤに余裕を見込む必要の薄い夜の羽田空港発の便はダイヤそのものがそうなっていますし、水戸大洗インターから国道を走って水戸駅南口まででさえ 1時間50分です。
一方、水戸駅と羽田空港の間を鉄道で行こうと思えば、
スーパーひたち: 1時間 5分(下りのみ)
京浜東北線快速: 9分
東京モノレール快速:18分
の乗継ぎが恐らく最速ですが、乗車時間の合計だけで 1時間32分かかります。これに乗換え時間を含めれば、渋滞の無いバスといい勝負です。10分余計にかかるフレッシュひたちではバスに敗北です。
スーパーひたちは首都圏在来線では屈指の高速運転を行っている列車ですが、それが100km走ってもこんな程度です。常磐線特急の競争力があるのは、ひとえに首都高の渋滞と、水戸インターが市街地から若干離れていることによると言っても過言ではないでしょう。これに加えて、目的地が高速道路のインター乃至ランプから近いとより一層天秤は道路交通に傾くと考えています。
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