このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

 

確かに大きな車は日本に合わない?

 

TAKA  2004年 9月26日

 

 

 確かに乗用車でも大きすぎる車は日本では運転しづらいのは事実です。

 私は今公私を含めて3台の車を使っています。いつもは3ナンバーサイズ(W=1720mm)の私用の車(ワゴン)を使っていますが、時々会社の5ナンバーサイズ(W=1695mm)のワゴンも使っています。又親の車も時々使いますが親の車は外車で長さは6m近くあり幅も2m近く有ります。

 それらの車を使って感じるのは、「日本の道は5ナンバーサイズに限る」という事です。東京では親の車を使うと立体駐車場では入らない所は多々有りますし、少しでも狭い道に行くともう運転するのは一苦労です。

 又私の私用の車は去年のモデルチェンジで今まで5ナンバーサイズを死守してきたのを初めて1720mmに拡げたワゴン車ですが、確かに高々25mmの差ですが、5ナンバーの車両間隔と異なり狭い道等で苦労した事が何回か有ります。車のサイズとしては5ナンバーサイズ+α程度が適度な限界かもしれません。

 そう考えると“日本の道には5ナンバーサイズが最適”という事でしょうし、その中で如何にして売れる車を作るという事も必要ではないかと思います。

 

 しかし同時に「大きい車=高級な良い車」というイメージが有る事もまた事実ですし、モデルチェンジを比較的短期間で繰り返す中で、中身を熟成させるより大きさを大きくして高級感を出しモデルチェンジをアピールしないと売れないというメーカーの事情とユーザーの志向があるのも又事実です。

 安全性にしろ居住性にしろ、車を大きくすることが改善への安易な近道であるという事情もあるでしょう。少なくとも有る程度のレベルまでは拡大指向のモデルチェンジが通る事は間違いありません。

 それに5ナンバーサイズ+αの高級車を作れども売れなかったという事情も安易な拡大指向に走らせた事も有ります。「小粒だが高級車である」と言うモデルは残念ながら日本では成立しづらいです。それらの事も車の拡大化に拍車を掛けていたと思います。

 

 この様な状況の中で、日本の車はモデルチェンジのたびに大型化を図るという選択肢を取ってきたと言えます。しかしこの様なことが狭い道や駐車場等で不便を強いる事になって来たのもまた事実です。

 この様な循環を変えるには、「ユーザーは必ずしも拡大だけを求めていない」「頻繁なモデルチェンジより車の熟成を望んでいる」「小さくても中身が重要」と言うユーザーの潜在的意向をメーカーに示す必要が有ると思います。又その様な車が売れなければなりません。

 環境や日本の道路事情を考えるとTom様の言われるような、車の大型化による内容の向上だけが好ましくない事は明らかです。その様な意向をニーズとして示す事が重要であり、それが環境や社会インフラに優しい車になるのだと思います。

 

 

 

 

※ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください

 

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください