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納得できない!〜〜「仮名手本」航空チケットの謎



和寒  2007年10月18日





 冒頭から言い訳になるが、本稿に関していえば、筆者の個人情報を秘匿するため、関連情報を全て仮名ないし伏字としている。なにしろ、航空会社は搭乗者の詳細な個人情報を握っているわけだから、この程度の慎重さは許容して頂きたいものではある。なお、それでも充分に文意は通じると信じている。



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 日本列島は、台風xx号に蹂躙されていた。某空港到着時点で、筆者が搭乗しようとしていた某社23便は65分の延発が確定していた。次の25便はさらに悲惨な状況で、実に 120分ほどの延発が確定している様子だった。これに対し、時刻表どおりであればそれより遅く出発する予定の27・29便は、どうも定時で飛ぶと見受けられた。そうなるとこの27・29便よりも23便の方が到着が遅くなってしまう。

 ところで、23便と25便との間には前割運賃設定に段差があり、 500円の違いがあった。値段は高いわ、より安い便よりも遅く出発になるわでは、納得しがたい思いが募り、窓口に掛け合ってみた。以下はその問答である。





筆者「延発・延着で払い戻しがないのは承知しているが、23便は25便以降より運賃が高い設定になっていたはずだ。遅れるうえに、高い運賃がそのままというのは、とうてい承伏しがたい」

窓口「25便は 120分延発となりますが」

筆者「全便ベタベタに遅れるならばまだ承知できるが、27・29便は定時運行の見通しで、しかも23便より早発・早着するらしいではないか。これらの便は、到着時刻が深夜になり、時間帯が不利だからこそ運賃が安く設定されているはずだ。逆にいえば、23便以前の便は時間帯にアドバンテージがあるから高い運賃になっているはずだ。そのアドバンテージが失われても運賃がそのままというのは承伏しがたい」

窓口「前割は特定の便に対する割引となっておりますので、御理解頂きたいのですが」

筆者「ルールがあるならば仕方ないとは思う。だが御社の Webサイトを見ても、この点に関する言及はなかった。考え方として、アドバンテージが失われてもなお運賃がそのままではおかしいと思う。だから承伏しがたいと言っている」

窓口「差額 500円の払い戻しを希望されるということでしょうか」(真意を探るような目)

筆者「そんなことを言っているわけではない。私は納得できないのだ。また、代償措置が出来ないなら出来ないで、どういう根拠におけるどのようなルールなのか知りたい。その点をはっきりさせて貰いたい」

窓口「少々お待ちを。上の者と相談してきます」

<数分待機>

窓口「ただいま上の者と相談した結果、45分遅れの21便(23便の定時運行と比べると15分遅れ)にまだ空席がありますので、特別にそちらに御搭乗頂くということで如何でしょうか」

筆者「それならば納得する。手続してほしい」





 筆者自身としては窓口の対応に納得できたし、成果を引き出せたと思っている。しかしながら、最後までルールが明示されなかった点については不満が残っている。また、このように申告し、たまたま空席があったから成果が出せた一方で、他の乗客はなにも知らずに放置されている現実が残った。この大幅な処遇の違いについても、腑に落ちかねるものを感じている。

 客観的状況として、航空は機材によって定員が大きく異なるから、機材繰りが難しいという点は理解できる。だから、27便の機材を23便に転用する、という芸当ができないことはわかる。とはいえ、「理解」できたからといって「納得」できるとは限らない。以上の問答をみてもわかるとおり、原理原則が曖昧で、アドホックに運用されているのではないか。

 筆者においては、どうしても納得できない思いが残る。読者諸賢は如何思うだろうか。





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