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運賃問題は解決したのか?
矢切 2005年12月24日
昼間の伊勢崎線⇔半蔵門線直通列車増発は、「運賃の問題」が何らかの形で解決したからではないでしょうか。北千住以北と押上以南の間を移動する場合、直通列車を利用しても、南千住または町屋経由の安い乗車券で乗車できてしまうため、東武鉄道は利用を増やしても収入がほとんど増えない不幸な状態にあったと思われます。朝ラッシュ時は日比谷線・千代田線の混雑緩和という大義があるし、定期券利用者の割合が多いことから運賃の取り損ねも少ないので直通列車を多数設定する意味がありますが、昼間は積極的に多数の設定を行う甲斐が無かったのでしょう。
利用実態に応じて東京メトロから東武に運賃収入が引き渡す精算が可能になれば押上経由の利用者を増やすことが東武にとって利益になるため、直通列車を増やす動機になると思います。
なお、直通開始時点で既に、終日10分間隔の直通を可能にするだけの 30000系車両が用意されていたこと(※注)から、車両不足は昼間の少ない本数の説明にはなりません(※注=通勤準急相当の停車駅なら南栗橋⇔押上を10分毎に運行しても 2編成予備が余るだけの車両があります)。今回の改正に先立ち 50050系車両が導入されましたが、直通対応編成の増加はラッシュ時の増発のためと解釈するのが妥当でしょう。
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