このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





公式見解からの推測



矢切  2006年 9月12日





 待避設備のための新駅というのは、完全に誤った見方です。滋賀県の公式サイトに掲載されていたFAQの内容を転載します(現在は削除されている)。





(仮称)びわこ栗東駅は「のぞみ」増発のための待避駅として必要な駅ではないですか?それならば、建設費を全額地元負担にするのはなぜですか?


 JR東海より、(仮称)びわこ栗東駅がなくても「のぞみ」増発は可能と聞いています。
 新駅の設置は、東海道新幹線の輸送力増強につながるのではなく、むしろ、輸送力を低下させることにつながるということから、(仮称)びわこ栗東駅は設置が難しい状況が続いていました。
 今般、(仮称)びわこ栗東駅については、東海道新幹線の中で、米原〜京都間は駅間距離が長く、名古屋〜新大阪間は、東京〜名古屋間と比べると輸送量の少ない区間であり、今後、新ATCという最新のブレーキシステム導入や品川新駅開業後の車両の統一化による全列車270km/h化などにより、新駅を設置しても東京〜新大阪間のダイヤへの影響がないこと等が確認されるなかで、これまでの地元からの粘り強い請願活動をうけ、また、県南部地域の発展性、設置工事費を全額地元負担とすることを前提として、JR東海が開業後のランニングコスト負担に見合う利用が見込めると考慮して設置決定されたものと考えています。
 こうした経緯から、新駅設置にかかる費用は、JR東海の自己施策(下り2番線設置)を除き全額地元負担となりますが、当初の地元負担を上回る十分な効果を将来に亘り受け続けることができると考えています。





 なお、障害発生時のバッファと考えられる余分な待避線1線については、JRが負担しています。JR東海が負担をほとんどしていないことを責めるのは不当であると考えます。

 全くの余談ですが、北陸新幹線が米原直通ルートで建設となった場合は、米原〜京都間が並行ダイヤでなくなる原因たる新駅はちょっと邪魔な存在ですね。





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