このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

No.14 秋掛(秋中)車庫(山口県美和町)


ひっそりたたずむ秋掛車庫(バンは美和町営バス)
秋掛車庫は美和町の北部にあり,広島県との県境も近くにあります。現在は美和町営バスが折り返しに使用していますが,以前は広電バスと国鉄バス(JRバス,以下,国鉄バス)が使用していました。写真を見ると駐車スペースが1:2に分かれていますが,広電1台,国鉄2台の駐在があったようです。このようにことなる会社が同居するのは珍しいことではないでしょうか。鉄道の通っていない美和町はバスを重視していたのでしょうか。路線は国鉄バスは美和町中心部の「鮎谷」から伸びており,ここから先,「大田原」まで通っており町内を縦断する形態でした。一方,広電バスは広島県佐伯町から路線が伸びており,前述「大田原」を経由し本郷村まで運行していました。行政区分の中で鉄道連絡を中心に運行する国鉄バスに比べ,広島への直行路線を行政区分と異なる広電バスの運行形態は画期的なものだったでしょう。現在の自家用車を中心とした交通体系と似たものがあったのではないでしょうか。

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