このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旧国探訪(本山支線にクモハ42をたずねて)

旧国
探訪

本山支線に
クモハ42をたずねて
 

小野田線の本山支線では
戦前生まれの旧型国電が
走っていました。

しかし寄る年波には勝てず,
平成15年3月15日のダイヤ改正で
現役引退するというので,
一目見ておこうと小野田まで
行ってきました。

雀田駅に佇むクモハ42
雀田から長門本山まで5分の小さな旅

いつも同じところを行ったりきたり。
だからつけっぱなし。
でも盗られないようにしっかり固定。

武骨。機能主義
チョコレート,一色の外観
直線基調のデザイン
リベット打ちつけと
鎧によくたとえられます。

機能一義で造られており,
ともすれば無粋に
なりそうですが,
逆にそこにあたたかみ
を感じるのでしょうか。
 

履歴書
製造,改造,これまでの歴史が
銘板に刻まれています。

車側灯

なぜか暖かい・・・。
木のぬくもりなのでしょうか。

窓枠も木製。

運転台のノブも
真鍮の渋い色を放っています。

ほんとに網棚。ひもだ。
車内の装具品

なぜか,あったかい。
外板は鋼製ですが,
室内は木製であたたかさが
あふれています。

最近のデザインと異なり
ゆとりを感じさせます。

帽子掛け

窓の留め具も秀逸
みみたぶのような握り

 つり革 棒を支持している
金具のR微妙で,
今ではないデザインです。

幾重にも塗り重ねられたニス

ワンマン運転の必須アイテム運賃箱
とってつけたような小さなものでした。

配管むきだしの運転台
このグリーンが好きです。

手ブレーキ

雀田駅にはクモハ42の
説明板もついています。
小野田市の密かな観光資源でした。
本山支線には2月に
訪れたのですが,
引退を知って駆けつけた人で
いっぱいでした。
車内は立ち客もいて
ラッシュ時のようでした。

終点の長門本山駅では
ちょっとした撮影会でした。
訪れて気になったこと
今回は旧型国電の引退ですが,
本山線あるいは小野田線も
近い将来廃止になるのでは
ないかと思いました。
本山線の運行本数も2年前の
12往復から5往復へと
半減しています。

クモハ42に代わって
本山線で運行される123系
電車と路線が同時に廃止
ということになると,
変なフィーバーが起きるので
まずは車両を引退させ,
数年後に本山線を廃止。
ありえないとは言い切れない。
と思いませんか?

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