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森の軌跡宮崎県南の森林鉄道跡を訪ねて<森林鉄道・森林軌道廃線跡写真探訪記> |
■2.去川線(訪問日1996年1月26日) 仁田尾線の起点だった高岡町面早流からさらに国道10号を山深く進んだ、高岡町山下より境川沿いに進んだ森林鉄道軌道である。
更地(1)、(2)となった貯木場跡から、猿や蛇が出没する砂利の林道となる。 (1) 貯木場跡を終点方向から望む。 (2) 貯木場跡から終点方向を望む。 電柱だったレール(3)を見ながら山の谷間を進む境川沿いを山深く進むと、眼鏡橋に似た森林鉄道の大きな橋(4)が残っていた。 (3) 軌道跡の道路脇(右側)にレールが立っている。 (4) 山間に残る眼鏡橋に似た森林鉄道の大きな橋。 ここから去川線の森林鉄道は、境川をそのまま直進する軌道と、この眼鏡橋を渡って境川沿いを進む軌道とに別れ、珍しく川の両岸に軌道があった。 さらに、境川をそのまま直進する軌道からはさらに、もう1本森林鉄道軌道が分かれていたようだ。 眼鏡橋を渡って境川沿いを進む軌道の方は、山道となり、土に埋もれた枕木(5)、崩れそうなガーダ—橋(6)、(7)が残っていた。 (5) 枕木が連なる。 (6) 枕木の残るガーダー橋。 (7) 右の橋台が崩れそうで危険。 ガーダ—橋を渡るのは危険なので、いったん森林鉄道軌道跡を離れ、境川へ下り迂回し、再び、森林鉄道軌道跡に戻ると、枕木(8)や石の築堤(9)が残っていた。 (8) 枕木が連なり残る。 (9) 石積みの築堤。 しかし、その後は、崖崩れ(10)となり通行不能となった。 (10) 大規模な崖崩れに。 一方、境川をそのまま直進する軌道は林道がそのまま境川沿いに続き、さきほど歩いた眼鏡橋を渡って境川沿いを進む軌道跡が崖崩れ(11)となっているのが望めるも、やがて、森林関係者以外進入禁止の柵が道を遮り、森林鉄道軌道跡の追跡を終了した。 (11) 大規模に崩れ、森林鉄道軌道跡の面影はない。 |
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