このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

森の軌跡

宮崎県南の森林鉄道跡を訪ねて

<森林鉄道・森林軌道廃線跡写真探訪記>

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■2.去川線


(訪問日1996年1月26日)

仁田尾線の起点だった高岡町面早流からさらに国道10号を山深く進んだ、高岡町山下より境川沿いに進んだ森林鉄道軌道である。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線
地図の見方
軌道跡(緑色)
一般道路(灰色)
JR線(黒色)
高速道路(紺色)
川(水色)
不明なもの

地図中の番号は、写真の撮影地点で、
本文中の番号と一致しております。

地図作成:本サイト管理人 not to scale


更地(1)、(2)となった貯木場跡から、猿や蛇が出没する砂利の林道となる。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(1) 貯木場跡を終点方向から望む。

宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(2) 貯木場跡から終点方向を望む。


電柱だったレール(3)を見ながら山の谷間を進む境川沿いを山深く進むと、眼鏡橋に似た森林鉄道の大きな橋(4)が残っていた。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(3) 軌道跡の道路脇(右側)にレールが立っている。

宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(4) 山間に残る眼鏡橋に似た森林鉄道の大きな橋。


ここから去川線の森林鉄道は、境川をそのまま直進する軌道と、この眼鏡橋を渡って境川沿いを進む軌道とに別れ、珍しく川の両岸に軌道があった。

さらに、境川をそのまま直進する軌道からはさらに、もう1本森林鉄道軌道が分かれていたようだ。

眼鏡橋を渡って境川沿いを進む軌道の方は、山道となり、土に埋もれた枕木(5)、崩れそうなガーダ—橋(6)、(7)が残っていた。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(5) 枕木が連なる。

宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(6) 枕木の残るガーダー橋。

宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(7) 右の橋台が崩れそうで危険。


ガーダ—橋を渡るのは危険なので、いったん森林鉄道軌道跡を離れ、境川へ下り迂回し、再び、森林鉄道軌道跡に戻ると、枕木(8)や石の築堤(9)が残っていた。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(8) 枕木が連なり残る。

宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(9) 石積みの築堤。


しかし、その後は、崖崩れ(10)となり通行不能となった。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(10) 大規模な崖崩れに。


一方、境川をそのまま直進する軌道は林道がそのまま境川沿いに続き、さきほど歩いた眼鏡橋を渡って境川沿いを進む軌道跡が崖崩れ(11)となっているのが望めるも、やがて、森林関係者以外進入禁止の柵が道を遮り、森林鉄道軌道跡の追跡を終了した。


宮崎県の森林鉄道廃線跡・去川線

(11) 大規模に崩れ、森林鉄道軌道跡の面影はない。


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