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森の軌跡宮崎県南の森林鉄道跡を訪ねて<森林鉄道廃線跡写真探訪記> |
■森林鉄道とは?山奥から木材の搬出を目的につくられたトロッコ鉄道。道路整備が遅れた山村などでは人、生活物資の輸送にも活躍した。管轄は各地の営林署たが、民間のものも少数ながらあったようだ。 蒸気機関車やガソリンカー、ディーゼル機関車から、馬、牛、豚(驚き)、犬が牽き、人が押すものまで、地域や軌道の形態、時代背景などにより様々な動力がトロッコを運んだ。 青森、長野、高知など北海道から鹿児島県までの林産地で多く見られたが、林道の整備が進むにつれ、昭和30年から40年末までにほとんどが姿を消した。 現在は、鹿児島県の屋久島と京都府の芦生(京都大学管轄)に残るのみである。 宮崎県の森林鉄道は、総路線距離数およそ400㎞(現在の宮崎県内の鉄道路線の総距離数よりも多い)で、九州一の規模を誇っていたが、林道の整備などが進むにつれ、除々に姿を消し、昭和40年代後半、県内の全線が消滅した。 籾木線(国富町)でのトロッコへの木材積み込み風景(提供:黒木様) |
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