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森の軌跡宮崎県南の森林鉄道跡を訪ねて<森林鉄道・森林軌道廃線跡写真探訪記> |
■5.内海線(訪問日1996年2月5日) 内海線は、宮崎市の南部、内海から内海川沿いに延びていた森林鉄道軌道である。
内海線の森林鉄道軌道敷跡は、「内海やっこ荘」(1)となった貯木場から舗装道路となり、JR日南線を潜り抜け山深く入って行く(2)と、砂利道となり、やがて、急な坂に突き当たる。 (1) 内海線の森林鉄道軌道の貯木場跡の「内海やっこ荘」。 (2) 内海線の森林鉄道軌道敷跡は山深く入る。 この急な坂は、インクラインでしか登れそうになく、旧地図を見ても方角が違うようなので、脇の獣道(けものみち)(3)を進む。 (3) 全く人の気配がない内海線の森林鉄道軌道敷跡の獣道。 草木をかき分けながら獣道(けものみち)を進むと、やがて、川に当たり進めなくなった。 あたりには、私の身長以上に生い茂った細い木々の中に、低い石垣や、ワイヤー類が散乱していた(4)。 (4) 周囲は自然に囲まれているが、石垣からあきらかに人の手が入った跡がうかがえる。石垣は、何を意味するのか。 このあたりに、林業に関する施設があったのか。 軌道はこの付近から方角を変え、山手を登って行ったと思われるが、道らしきものは全くなく、内海線の森林鉄道軌道敷跡がわからないため、来た道を引き返すしかなかった。 試しに、今度は、さきほどの急な坂の方の道を進んでみると、内海線の森林鉄道軌道のものと思われるレールが埋めこまれていた(5)。 (5) 急坂の方の道を進むと、何ヶ所かに森林鉄道軌道のレールが使われていた。 |
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