このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

保存動輪68660

68660動輪 鹿児島県串木野市(現・いちき串木野市) JR串木野駅前に保存 やまてつ御提供(5枚とも)

最後は筑豊で活躍したハチロクだったがなぜか南九州の串木野駅前で余生を送っている。


珍しく形式入りプレート付の煙室扉や前照灯、汽笛まで一緒に保存されている。まわりが雑然としているだけに目立つ存在だ。
 
裏側に回ると説明板もある。刻印はいまひとつはっきりしない。
貴重な部品だけに再整備が待たれるところ。

68660
大正12年 日本車輌製(製造番号80)。戦前は近畿地区におり王寺区などに在籍。のち九州に渡り吉松〜豊後森などを経て最後は筑豊の若松区で迎えた。晩年は室木・香月線などで出会ったファンも多いことだろう。廃車は昭和48年度。

エピソード
若松区の晩年のハチロクメンバーはそれぞれ特徴があったが、この68660が「正面形式入りプレート」だった記憶がない。もしかすると九州のカマによく見られた「正面の形式入りプレートを外してテンダに移設した」1両で、展示の際にそれを煙室扉に取付けたのかもしれない。もしくはレプリカの可能性もあるが・・・。

※なお68660の動輪は第2動輪も大阪城公園のレストハウス前に保存されている。画像は こちら


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