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ブラジル散策-02・第10回・日本祭 (サンパウロ市)-02:2007年 7月21日(土)
第10回・日本祭 (サンパウロ市)-02:2007年 7月21日(土)
この日本祭りの会場は大きく二つに分かれており、一つは劇場と各県のブースそしてもう一つは展示(エキスポ)会場で、企業などが出展しています。会場はかなり広く見て廻るのにはかなりの時間が必要でした。
全米日系人大会のプログラムにこの日本祭りが入っていたので、ウェッブサイトをかなり探しましたが様子を紹介しているものが無く、無いのであれば自分で作ろうと思い立ちこれを作っています。ブラジルに住む日系人には当たり前で余り取り上げる価値があるとは考えていないのかも知れませんね。
01・概要
展示会場は大きな建物で、色々なブースがあり、日本文化の紹介、自動車、健康機器、日本食材、色々なものが並んでいます。日本をテーマにした展示会としては世界最大級であると思います。これを毎年行なっているというのですからブラジル日系の底力を感じます。
会場は中央に大きな通路があり、正面には鳥居その後ろは広場のようになっていて踊りなどが披露出来るようになっています。
(写真:入口付近)
(写真:通路の様子-01)
(写真:通路の様子-02)
(写真:通路の様子-03)
(写真:通路の様子-04)
(写真:通路の様子-05)
(写真:通路の様子-06)
(写真:通路の様子-07)
正面に大きな鳥居があり、入口からここまでが展示ゾーンその後ろがオープンスペースになっています。
(写真:メイン通路・鳥居をバックに-01)
(写真:メイン通路・鳥居をバックに-02)
(写真:メイン通路・鳥居をバックに-03)
02・日本文化展示
色々な日本の伝統文化が紹介されていました。茶道は裏千家が入って直ぐの一番目立つ場所でお手前を披露していました。本格的な茶室が用意されて着物でお茶をいただいています。
(写真:裏千家-01)
(写真:裏千家-02)
そして書道です。東洋の芸術として紹介されています。書の他に日本画も展示されていました。
(写真:書・日本画
将棋コーナーというのもありました。伯国将棋連盟と書かれて「ようこそ将棋」と書かれています。お年寄りが数名勝手に将棋を指しているだけですのでほとんどの人は関心を寄せていませんでした。将棋普及の機会ですから何か素人に興味を誘う案内でもあれば良いと思います。
(写真:伯国将棋連盟)
そして華道の展示もありました。色々な斬新な花が飾られていました。
(写真:華道展示-01)
(写真:華道展示-02)
(写真:華道展示-03)
(写真:華道展示-04)
(写真:華道展示-05)
(写真:華道展示-06)
この他には日本的なものとして鳥居の直ぐ裏側に日本庭園らしきものが花で飾られていました。短冊あり、花人形ありです。
(写真:花で飾られた日本庭園-01)
(写真:花で飾られた日本庭園-02)
短冊は実際に見ると非常に鮮やかで綺麗です。
(写真:短冊)
あでやかな花人形もありました。
(写真:花人形)
現地の人の注目を集めていたのが盆栽です。
(写真:盆栽)
和太鼓と横笛という非常に日本的な音を現地の方が演奏していました。
(写真:和太鼓と横笛)
お茶もあります。こちらは茶道というよりは日本茶を促進販売するというものです。
(写真:お茶-01)
若いお嬢さんが目に鮮やかな着物を着ていました。笑顔が素敵なお嬢さんで、日本人は和服が良いですね。
(写真:お茶-02)
その他色々なものがあります。名前を書いてお守りにするのでしょう。占いかも知れませんね。
(写真:占い師?)
その横ではありがたいお守りも売られています。
(写真:南米神社のお守り)
日本のお祭りの定番、ヨーヨー釣りもありました。金魚掬いは生きている金魚が必要ですが、これは誰でも簡単に用意出来ます。
(写真:ヨーヨー釣り)
中にはよく分からないものもあります。これは沖縄県のものなのでしょうか?
(写真:コミカル演劇)
03・日本的な出展
商品の紹介、販売を目的とした出展の中でも日本的なものが多くありました。さずがにブラジルですね、色々なものを作っています。
(写真:陶磁器-01)
(写真:陶磁器-02)
(写真:陶磁器-03)
癒し系の竹細工もあります。家の中や庭にこのようなものを置き心を落ちつかせるのが良いでしょう。
(写真:竹細工・風流を楽しむ)
焼酎がありました。これもブラジルで作っているのかと尋ねましたところ、これは日本の九州の米焼酎であるとの事でした。
(写真:九州の米焼酎-01)
しばらく見ていますと試飲が出来るように行列が出来ました。
(写真:九州の米焼酎-02)
飾りもあります。最近はブラジルでは漢字をあしらった飾りをよく見かけます。アルファベットだけで生きている人にとっては珍しいのでしょう。
(写真:漢字の飾り)
本物なのかどうか分かりませんが、日本刀もありました。
(写真:日本刀)
ヤキソバソースというのがありました。うどんソースというものあり、「これはつゆの素のようなものか」と尋ねたところ、あくまでソースであるとのこと、理解出来ませんでした。
(写真:うどんソース)
日本的な飾りを売る店が多くありました。
(写真:日本的な飾り・雑貨-01)
(写真:日本的な飾り・雑貨-02)
(写真:日本的な飾り・雑貨-03)
(写真:日本的な飾り・雑貨-04)
パンなどの食品を売っているのは現地の方です。
(写真:パンや饅頭)
(写真:調理用品)
(写真:ふとん店)
新聞や政府機関の広告ブースもあります。
(写真:新聞社)
(写真:国際協力機構)
04・一般の出展
通常の商品もあります。自動車は3大メーカーが自慢の自動車を並べていました。
(写真:トヨタ)
(写真:日産)
(写真:本田技研)
余り日本祭りとは関係の無いものもあります。不動産、アパートの販売では大きな模型が展示されています。
(写真:アパート販売)
春が近いのでイチゴが出ています。
(写真:見事なイチゴ)
チリモヤはまだブラジルでは一般的ではないようで、試食しますと「美味しいでしょう?」と聞かれました。食べた事が無い人がほとんどなのでしょう。
(写真:チリモヤとポンカン)
ジャムもあります。
(写真:ジャム)
昔デパートでの実演販売と言いますと野菜調理器が多かったように思います。
(写真:野菜調理器具)
(写真:DVD販売)
全く日本とは関係の無い雑貨を売る店もあります。
(写真:雑貨)
(写真:記念撮影)
05・移住百周年
来年はブラジル移住100周年なのだそうです。外国に住む我々には余り関係は無いのですが、ブラジルでは今から準備が大変のようです。今年は大会を盛り上げる為に重要な一年なのでしょうが余り目立ったキャンペーンはありませんでした。100周年の記念グッズもTシャツくらいでした。
(写真:移住百年-01)
(写真:移住百年-02)
植林を呼びかけるキャンペーンもありました。こちらはブラジル・ニッポン移住者協会という組織が記念事業として行なっているようです。
(写真:移住百年-03)
06・健康グッズ
ブラジルでも健康志向となっており、マッサージ機などが並んでいました。稲田チェアー「ロボステック」という商品には驚きました。自分でカスタマイズして足の先まで揉み上げるものです。お願いして試してみましたが、離れたくなくなる程、気持ちが良かったです。値段はかなり張るのですが、ブラジルでは売れるそうです。パラグアイでも売りたいのですが、到底この金額は出せないと思います。
(写真:稲田チェアー「ロボステック」-01)
(写真:稲田チェアー「ロボステック」-02)
マッサージ機は色々なものがありましたが、後は簡易なものでした。
(写真:簡易なマッサージ機)
人間が行なう指圧、マッサージもありました。
(写真:マッサージ-01)
(写真:マッサージ-02)
そして美容の方もあります。
(写真:エステサロン)
(写真:健康診断)
07・後ろのスペース
鳥居の後ろ側は大きなスペースになっています。変な人形が沢山つるされている場所がありました。
(写真:人形が吊るされている-01)
正面から見ますと番号が付いており一種のくじのようになっていました。
(写真:人形が吊るされている-02)
(写真:子供の遊び場)
飲み物をいただく場所もあります。
(写真:飲み物コーナー-01)
(写真:飲み物コーナー-02)
アイスクリームもあります。
(写真:アイスクリーム)
(写真:綿菓子)
中にはよく分からない人も居ます。糸を一人で紡いでいるおばさんが居ました。日系人とは思えない方で何を見せているのか分かりませんでした。
(写真:糸紡ぎ)
後ろの方に各県のポスターが並んでいました。
(写真:各県のポスター)
(写真:コチア青年農産物)
(写真:絵画と植物)
一番後ろには大きな山が描かれてました。このような絵を見ますと「富士山」と思ってしまいますがどうも山の形が違います。
(写真:大きな富士山?)
その前の大きなスペースでは炭坑節が流れて踊っていました。掘って、掘って・・・
(写真:炭坑節)
この成功を100周年に=第10回フェスティバル・ド・ジャポン(ブラジルニッケイ新聞)
=多様な日本文化を満喫=3日間で16万人が来場
ブラジル日本都道府県人会連合会(松尾治会長)が主催する「第十回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」が、二十日〜二十二日の三日間に渡り聖市南部のイミグランテス展示場で開催された。三日間とも晴天に恵まれて、約十六万人(主催者発表・二十三日午後四時現在)が訪れた。二日目には十五カ国から集まった海外・汎米日系人大会の参加者も来場。最終日の日曜日には一番多くの人が訪れ、無料送迎バスや来場入り口では長蛇の列ができていた。各県人会が用意していた食事も、多くの人が詰めかけ、終了時間を迎える前に完売となったブースが目立った。ショーが行なわれていた舞台でも、座る場所がなく立見の客も見られた。二日目の正午から開会式が行なわれ、聖市のジルベルト・カサビ市長、西林万寿夫在聖総領事、上原幸啓文協会長、笠松フェリックス汎アメリカン日系人協会(APN)会長らが列席した。加藤恵久実行委員長は「各県人会や多くの人の協力で、フェスタのテーマである美や、様々な日本文化を紹介できる」と挨拶。松尾治県連会長は同祭りの歴史を振り返りつつ、「日系社会の将来の大きな鍵になるイベント」と重要性を強調した。ブラデスコ銀行のミウトン・マツモト副頭取、カサビ聖市長らも祝辞を述べた。その後、鏡開きを行い、上原文協会長の音頭で乾杯を行いフェスタの成功を祈った。舞台上では、各県人会の郷土芸能を始め、各芸能団体が日ごろの成果を発表。多くの人が多彩な舞台に見入っていた。プログラムの遅延も見られたにも関わらず、多くの人が集まった。伊藤カレンさんの歌謡ショーでは、舞台上から降りたカレンさんが観客と一緒になって歌いながら踊り、観客と一体になる場面も見られた。毎年恒例で日本から来ている歌手の井上祐見さん、中平マリコさん、今年初来伯したうえはら静さんらの歌謡ショーにも多くの人が訪れた。食のブースでは、昼食時間になるとどこの場所も長蛇の列ができ、食事を買うのにも一苦労。各県人会とも用意していた量を上回り、材料の買い出しに大忙しの関係者の姿が目立った。やきそばや天ぷらは恒例の日本食として定着しているため、人気があり飛ぶように売れていた。郷土食は説明が大変なために、最初は少々敬遠気味だったが、一度口にした人から評判が広がり、多くの人が並ぶようになっていた。展示スペースでは、県連主催の各県のポスター展示に多くの人が見ていた。その他にも、ブラデスコ銀行が開催していた無料のワークショップや子供広場では終日人が途切れることがなく集まった。また、土曜日にはパンアメリカン大会と日系人合同大会の国際カラオケ大会が同所内で行なわれた。同フェスタを訪れていた二十代の男性は「毎年訪れているが、今回が一番楽しい。来年も是非訪れたい」と楽しそうな表情で話した。同合同大会に参加していた人たちから「ブラジルでこんなに大きな日系イベントが開催さているのは知らなかった」や「このフェスタを見たかったから本当に嬉しい」などの驚きや喜びの声が多く聞かれた。加藤実行委員長は「県人会の協力に感謝したい。晴天に恵まれて多くの人が訪れてくれた。この成功を来年の百周年につながるようにしたい」と来年への思いを込めながら語った。
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