このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

701系特集!


 96年10月12日、401系+701系による池袋・秩父線の快速急行運転。これは西武ファンには願ってもない大ニュースだったでしょう。長年新宿線に投入されていたので、池袋線では本当に久しぶりのことでした。僕自身ほとんど記憶にもなく、83年8月の写真を持って我が家庭内での写真も消えています。ただしその頃はすでに801系は転属していて、また401系は新宿線の701系列の増結用に冷房改造を受けているため、701系の姿しかない状態でした。(けれども、急行西武秩父行の写真があるので、101系大量投入後でも、転属直前まで秩父線でも使用されていたようだ。



**401・701さよなら運転**

日時:2月22日(第4土曜日)
区間:西武新宿〜西武球場前

コースA:西武新宿(9:42)〜701系〜西武球場前)10:41〜13:13)〜401系〜池袋(14:03)
コースB:池袋(9:55)〜401系〜西武球場前(10:35〜13:20)〜701系〜西武新宿(14:17)

**報告**

 僕は行ってきました。報告をさせていただきます。
 我が最寄り駅から最初に乗ったのが保谷行(1235F+1237F))だったので、清瀬行(3003F)、準急小手指行(2459F+?)と乗り継いで所沢へ。更に新宿線の急行本川越行(2543F+2053F)に乗り換えて、航空公園へ。程なく低運転台が新所沢に見える!しかし、101系10両。また見える。短いので701系と判明。意外なことにヘッドマークに行き先表示は西武新宿ではないか。(後ろは回送。)撮影後401系に間に合いそうなので急行(3013F)で所沢に戻る。速攻準急飯能行(6117F)に乗り換えて西所沢へ。ホーム小手指寄りで構えることとした。1歩間違えたら場所確保が不可能になるところであった。401の回送は不定期の準急のスジだと判っていたので時間が判っていて十分用意が出来た。方向幕は残念ながら前後とも回送でした。暫く時間を潰していた。狭山線はハイキングとイベントの関係で増発され、定期に2071F、臨時に2089F(シングルアームパンタ車)を使用。10:30に415F+417F登場、4番線。方向幕は前後とも快急西武球場前。3番線にスジを開けるため抜ける2089Fが止まったままなのは残念だった。発車後間もなく1781F登場。今度は方向幕が前後とも臨時なのは残念でした。
 撮影して直後の西武球場前行(2071F)で追いかける。接続の準急が最新の6153Fアルミ車なのはいかにも世代交代を感じさせてくれました。西武球場前では3番線に401が5番線には701が停車していました。人だかりは凄いものでした。臨時改札での部品即売会では、昨年12月に廃車解体となった701系1761Fと101系1119Fのもので、手すり、車両番号、方向幕から、マスコン運転台、ライト、ドア開閉のスイッチなど売れるものはなんでもありました。
 さて展示中の編成ですが、1781Fは前回全検が6年3月なのでもう要検切れです。401系も6年9月全検なのでもうほとんど残っていません。さてイベントに何もかかわれなかった801系ですが、1807Fは1月に廃車、残りの1809Fも、2/21、つまりイベントの前日にひっそりと運用離脱して上石神井検車区に止められている情報を得ることが出来ました。さてこの2編成は西所沢まで臨時運転をするのですが、わざわざ方向幕を西所沢⇔西武球場前に替えての運転でした。401系は初めてではないでしょうか。狭い幕なので一層と良かったです。401系は4番線に戻ってくるので並びで撮影会となりました。
 この撮影会では、方向幕やヘッドマークを色々と替えて下さり、とても良いことになるはずでしたが、あまりの人の多さに大混乱が起こり、西武の職員の方々の努力にもかかわらずほとんど正常な予定を行うことが出来ず残念でした。それでも両者が快急西武秩父(奥武蔵)や、701系は準急西武遊園地(おもしろ大陸)や国分寺(おもしろ大陸)、401系は快急吾野(奥武蔵)などが見られて良かったです。
 ところでこの人ごみにもかかわらず日中の狭山線ローカルは101系4両編成(1137F)と交換されていました。そのため撮影会終了から発車までの1本が大混雑列車となってしまいました。それもこの列車が西所沢で8両編成(2000系2073F)と交換の為に4番線到着となって乗り換えも大変でした。僕は帰りも西所沢で撮影。401系はホームが開くため3番線に、701系は4番線でした。僕は時刻表とにらめっこして直後の準急池袋行(6108F)で追いかけました。ところがフイルムの残りが少ないのと砂ぼこりがひどいので練馬高野台はやめて池袋までいきました。池袋の6番線着で、隣の7番線には401系が着いたばかりで写真をとって山手線(ヤマ45)にダッシュ。すぐに高田馬場へ行き120円切符を買ってホームへ。まだ701系が着いたところでした。次の西武新宿行(2501F+2509F)に乗って移動。701系最後の姿を1枚撮影する。(もっと撮りたかったが最後の1枚なので)こうして見送りをして(上石神井に入庫してしまうそうだ)下車した。この最後の追掛けはハードなハイライトだった。新大久保まで歩き山手線(ヤマ7)に乗って池袋、準急飯能行(6000系)、練馬乗り換え所沢行(2069F)、こうして非常に疲れるスケジュールは終わった。
 さて、701&801&401系の今後ですが、さよなら運転後引退です。すでに401系は、先に廃車留置となった427F及び801系1807Fの中間車と共に譲渡先の近江鉄道へ発送されました。
 3/15上石神井車両管理所の中に旧1757F(総武流山電鉄2代目なの花)が試運転のためE31型と併結して留置中。塗装は初代なの花(旧西武551系+クハ1651型)と同様だそうです。(中学校時代の友人より情報)
 これで701系列特集ファイナルを終わります。

***追記***
 1997年4月25日(金)現在、上石神井の車庫の中に依然として1809F4両が留置されています。この編成も廃車手続きは済んでいますので、もう自走はできず、機関車による牽引によって回送されます。1781Fを改造中でまだ工場入り出来ない訳であり、解体ではなく譲渡なので一安心ということでしょうか。まだそれほど痛みも見られず現役のときのままで、駅のホームからも全車両を見られます。早めに見ておきましょう。田無より先頭車の方向幕はどうやら「本川越」のようでした。




多摩川線記録へ


西武鉄道見聞録’98へ戻る

<

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください