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新着情報:西武鉄道路線編

97/09/16更新

過去の新着情報
 このページでは西武鉄道の最新版の情報のうち路線状況の最新ニュースをお伝えするページです。今回は西武池袋線桜台(新桜台)〜石神井公園の高架複々線化工事についてリポートをします。本当は近況の写真を張りたいのですが、高校3年ということもありそういう時間をとる余裕がなく、全て文字だらけの壮絶なる文章となってしまいました。付近の人しか分からない用語、いや僕だけ一人理解というのもありますが是非読んで下さい。(こころしてね)
 さて、8/2に桜台、練馬の上り線が高架に切り替えられて以後、この工事の切り替えが急がれています。豊島線が暫くの間本線接続をたたれて孤立化していますが、現在豊島線が池袋線の下に潜り込むところの高架橋の接続工事、及び練馬の豊島線の折り返し中線の設置工事が行われています。
 また、9/13、いよいよ中村橋〜練馬高野台の上り線が高架に切り替えられました。これは完成時には上り急行線となる線(本来は通過線なのでホームはない)に仮のホームを設けて上り線としたものです。そのため、ホームは雑な作りですがエレベーターが取り付けられて工事中でも老人が楽に上がれるようにされている。しかし、目立たないためか上るのに気付かない方も多かったようです。ホームは10両対応となっています。そのため有楽町線の電車が止まれるようになっています。下り線の切り替え時期ですが、12月のようです。これは本来の上り各停線を活用するものです。こちらのホームは用地の関係から1/3程度の幅だけ先行して作られていますが黄色のブロックのほかはタイルの部分がアスファルト舗装状態です。下り線は、富士見台は途中が屋根未設置で、中村橋も先端が仮ホームとなっていて、用地の狭さを露骨に表わしています。3月のダイヤ改正より直通運転が開始して、有楽町線は完全複線化、また豊島線も池袋直通となります。豊島線はダイヤ改正より前には高架に上がります。このときには池袋線のホームを使います。4両編成ならば桜台寄りの引き上げ線を用いて折り返しが出来るようになりますが、それ以上は基本的に練馬での折り返しは不可能なので、豊島線の折り返しは池袋または東長崎まで回送を行わなければならない。

1 江古田〜桜台
 上り線が切り替えられた後、分岐点より旧地平線が撤去中である。
2 桜台
 94年10月に下り線のみ高架となりましたが、ホーム建設は困難のため取り合えず南側に狩りホームを作って営業しています。その後エレベーターが追加されています。上り線も仮ホームとなり本設ホームは仮線の直上に島式ホーム(10両対応)が作られる予定。
3 桜台〜練馬
 この区間は単線高架2本の構成です。上り線は最新式の架線柱を使っているので下りとアンバランスです。練馬寄りになって急行線と分かれると各停線との間に有楽町線が出てきます。現在下り急行線は池袋発練馬行の回送列車1本のみで使用。この列車は20時40分くらいに池袋を出て練馬の急行線を通過し中村橋寄りの行き止まりに引き上げ翌朝有楽町線2番電車で出発します。そのため分岐の信号は2灯式になっています。
4 新桜台
 有楽町線練馬開業より練馬寄りの渡り線を用いて相対式ホームを利用。日中はこの駅で必ずすれ違います。現在は下りは練馬行のみ、上りは新木場、新線池袋、小竹向原の3つがありますが、LEDの行き先案内は設置されていません。
5 新桜台〜練馬
 現在は下り線のみがありますので単線で営業中です。上り線の穴もあいてはいるようですが何しろ地上にはまだ池袋線上り線があって入り口ができないので今暫く単線です。上り線池袋線高架化以後早急に工事を行っても平成9年度中に間に合うでしょうか?
6 練馬
 今後は有楽町線の工事のほか、豊島線の高架化も行います。いまのところ、入線信号は今のところ仮上り線から新3番線へのもののみで新4番へや、豊島線から新3番へのものは信号台のみとなっている。)地平線の関係から上り急行線は後回しとなります。今のところ有楽町線上りホーム(4番線)は電化されていません。駅の発車案内器は最新式のものに従来のものも含めて交換して取り付けられました。これは発車次発まで表示できるもので、LEDの上に方面が書いてありまして、すでに3月改正以後のものとなっていますが、誤解を生じるものは隠して現状が書かれています。(1番線/本来は所沢→現状は新木場、2/豊島園を隠す、4/全部隠す)また、新改札口にも方面別の表示器がある。これも印刷されている本来のホームを隠して現在のホームを書いている。そのために、いまだだけ5番線の表示もみられる。
7 練馬〜豊島園
 正式な高架化事業ではありませんが、当然練馬の高架化に従い一部が高架化されます。練馬では池袋線の各停線に発着となりますので出てすぐの所で上下線間から高架を下っていきます。下り線が高架化されたときにはもうポイントが設置されましたが、まだレール敷設準備に取りかかっていないので上りが高架に移設されてから工事を行う予定。勿論、現在の地平線との接続の箇所は急勾配で下がったところですが繋ぐのには上り現在線が引っかかるので一旦車両を閉じ込めてとなります。現在1157F、1221Fが閉じ込められている。
8 練馬〜中村橋
 この区間には都道「目白通り」の向山陸橋がまたいでいます。工事はこれを取り壊してこの区間も西武線は高架となりますが、何しろ交通量が非常に多い道ですぐには取りかかれない工事です。そのため両側の複線高架が完成してもとりあえず地平となります。この地点を挟んでそれぞれ説明します。まず練馬側ですが、かなり頑丈な下り坂で作られています。とりあえず離れていた上り線もすでに下り線に沿ってレールが敷設います。下り線に沿ってもう1本引き上げ線があり、夜間は6000系(有楽町線運用)が引き上げているのが分かります(前述)。中村橋寄りですが、対照的にいかにも仮といった坂ができています。ここから中村橋との間に新設の道路がくぐることとなっていまして、この道を使って目白通りの車を迂回させて向山陸橋を解体する予定です。(西武線の南側には、練馬付近で目白通りと交差する千川通りがあるのですからそちらに迂回させるようだ)
9 中村橋
 この駅は中央に島式1面10両対応の各停線、両側に急行線という、練馬高野台という構造になります。しかしスペースの問題からまずは上り急行線と上り各停線のみとなります。上り急行線には側道予定地に設けられた仮ホームで上り線として、上り各停線は本設ホームを幅1/3ほど作って下り線としてとりあえず高架化します。なお下り用は上り現在線が邪魔で階段はまだ設置できていないためまず上り線を高架に移設してそれから取り付けるのでしょう。完成しているホームの色は柱が白、屋根が茶色という状態なり。現在は下り線の架線の取り付け中です。すでに上り線は一部架線とレールの撤去が開始されています。(よく見れば分かる)
 蛇足ですが中村橋駅前に掲示されている完成予想図ですが、これは中村橋駅ではありません。白いシールで隠してありますが掲示直後には確かに『富士見台駅』と書いてあったのを筆者ははっきりと覚えています
10 中村橋〜富士見台
 高架化工事を始める前には線路際まで工事用地に谷があったのですが埋められて平らになりました。高架工事は第1次工事はすでに終了しました。
11 富士見台
 構造は中村橋と同様ですが構内が曲がっているので少し形が変わります。やはり工事はかなりの進歩をしています。ホームの色は柱が青のようです。ただし本設ホームは途中の屋根が抜けています。
12 富士見台〜練馬高野台
 この区間は最初の完成区間富士見台〜石神井公園を含むため、ほぼ中間部に高架のアプローチがあります。富士見台が高架化されることでこの坂は廃止され取り壊しとなります。現在高架は完成してレールが敷設されています。
13 練馬高野台
 高架上に作られた西武で1番の新駅。現在は急行線を通過線とし、追い抜きにも力を発揮しています。富士見台寄りは今は南側に線路があるのですが付け替えると北側になるので単純配線ではありますが工事はポイントの移設を含み難工事となります。
14 練馬高野台〜石神井公園
 練馬高野台新設以後、線路には何にも手が付いていませんが、土地の買収はかなり進み複々線分の土地が広く開きました。
15 石神井公園
 まだ工事が行われていません。工事が始まるとおそらく追い抜きが行えなくなるでしょうが、それより、駅の北側にある保線用の設備をどうするのかが疑問です。高架完成後は2面6線となるので停車線では追い抜き、折り返し、通過線などが作られます。
16 石神井公園〜大泉学園
 西側の高架へのアプローチの地点。その場所はかなり前から土地があいていまして数年前まではちょっとした撮影ポイント?でした。(現在はマンションが建設されていて不可能)工事はまだしていません。複々線のスペースがあるので引き上げ線でも作られるのだと思われます。


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