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福岡地区と北九州地区の中間に位置する宗像。

両地区に通勤できる立地面や、自然の残るなだらかな丘陵地帯といった環境面からも、

今も開発が進む人気のベットタウンです。

 

宗像地区には、古賀・福間・東郷・赤間のJR駅と住宅街を結ぶフィダー路線や、

福岡市内とを結ぶ西鉄バスが走っています。

 

2013年秋現在、方向幕車も現役の同地区ですが、

西鉄バスイベントでは、余剰の方向幕の販売も始まっています。

 

 

 ●更新日 :2013年10月19日 

 ●掲載地区:宗像市、古賀市、福津市

 ●担 当 :赤間・新宮・(旧鐘崎・こもの)

 ●地域特性:ベットタウン・漁港

 ●沿線要所:神湊・宗像ユリックス・津屋崎

 

■赤間・宗像・福間地区

 赤 間 急 行

■E型急行車・S型特急車


天神と赤間を3号線バイパス経由で結ぶ、通称『赤間急行』。日中でも毎時5〜6本が、トップドア車両で運行されています。

(一時期、赤間や新宮の市内急行車が運用に入っていた時期もありますが・・)

 

2012年に全車廃車となったE型急行車やS型高速に搭載されていた寸法の幕です。

 

(左)オーソドックスな幕。赤間行のみローマ字付です。

(右)深夜バスは経由地が急行表記!

 (左)2006年に朝下りのみ復活した特急。

急行とは異なり、エコルカードでは乗車できません。

 

その他、福岡市内の臨時幕も数コマ入っています。

 

(右)赤間駅南口・・朝ラッシュの間合い運用、8番のコマです。

天神中央郵便局前止・・天神バスセンター降車場がオープンした1998年までは、天神行きの全便が中央郵便局終点でした。

 

近年、日赤看護大や青葉台方面まで路線が延伸されています。


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 赤間方面行は、赤間営業所行以外、『森林都市(●●)』という標記となります。

この森林都市、他都市からお越しの方にはテーマパーク化ショッピングセンターか?と聞かれたことは一

度に非ず。

正体は、赤間駅の南側に切り開かれた住宅街です。

▼グーグル地図参照

森林都市株式会社(現:九電不動産)

 

 

(左)朝の間合い運用、75番の泉が丘〜赤間営業所の幕です。

 

さすがに赤間急行博多駅発着時代の幕は残っていませんでした。・・末期は1992年頃?朝に博多駅行が2本だけ生き残っていたかと思います。 

■B型高速 前幕


2006年前後より、北九州高速や九大伊都キャンパスより、赤間営業所にB高が転属。赤間急行での運用が始まりました。

前幕は路線大型車と同じサイズ。大迫力の赤間急行幕です。

 

赤間営業所のコマ以外は、基本的にE型のコマと同じ表記です。

朝の間合い運用にも、行先番号が付きました。

 

路線車のB高らしいところでしょうか・・。

■B型高速 前幕(新フォント)


最近の転属車は、通称:新フォントでも導入されています。

 

赤間営業所はついに「赤間営」と表記されるようになりました。

 特急コマの下地色が薄くなっています。

旧フォントの色ではちょっと見えにくかったのでしょうか?

 

 

・・2012年のイオンモール福津開業と同時にこれらの幕はすべて交換され、現在は『イオンモール福津』か『上西郷』の経由地表記が入るようになっています。

■B型高速 横幕


B型高速の横幕です。

 

B高速路線では珍しく、矢印幕での表示となっています。

 

 特急幕。運行開始当初は停留所をすべて表記していましたが、次回ダイヤ改正で停留所が増加したことから、このタイプの幕に代わります。(▼変更前の幕)

E型急行。スタンダートデッカーながら装備は高速車とほぼ同じ。

現在の主力、B型高速。

S型の赤間急行も少数派ながら存在します。

 

赤 間 特 急 む な か た 号

 

1990年代の半ばだったと記憶していますが、赤間急行の速達系統『特急むなかた号』が運行されていました。

上り下りとも、日中も毎時2本程が3号線をかっ飛ばしながら走っていました。

(産大南口〜花鶴丘団地はノンストップだったように思います・・)

 

急行しか停まらない停留所にとっては実質的な減便。

渋滞でなかなか来ない急行を待つ乗客を横目を、特急が颯爽と通過していく様子も見られました。

その後2000年を迎える前に廃止された系統です。

 

・・この他に自由が丘南三丁目系統や広陵台児童公園系統もありましたが、残念ながら切り継ぎでカット。

販売会ではありつけなかったのですが、のちに交換でお譲り頂きました。

 

1番  在 自 線 (あらじ)

 
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福間駅から北西方向の在自(あらじ)地区へ向っていた1番です。道路事情からミニバス限定運用でした。

 

2002年に通告がなされたうえで、路線廃止となりました。

 

 

難読地名故か、西鉄の方向幕にしては珍しく、ふりがなが入っています。

 

1番 1-1番 1-2番 1-3番  津屋崎〜鐘崎線

 福間駅・東郷駅を起点に、津屋崎・神湊(こうのみなと)へ向かう1番グループ。

以前は光陽台〜津屋崎〜神湊〜東郷〜鐘崎のロングラン系統もあったと聞いていますが、この幕は2007年の西鉄宮地岳線区間廃止の際に新調された、系統整理後の幕です。

 

(左)神湊〜東郷駅を結ぶ主力系統。その下に、間合い運用の東郷駅〜赤間の区間便。

 

(右上)福間駅〜津屋崎間で海辺の宮司団地経由となる1−1番

ほとんどが津屋崎橋発着となった後の幕のため、神湊行のコマが入っていません。

 

宮地岳線廃止代替系統1−3番。2007年の廃止翌日から運行が始まりました。

JR福間駅と、宮地岳線福間駅跡の西福間三丁目を結ぶ短距離路線です。

道路事情から、直線で1kmも無い区間を大回りで結んでいたためか、

運行開始後2年で廃止の運命をたどります。

なお、それ以前に運行されていた光陽台〜福間〜国立病院間の1−3番とは別物です。

 

(左)一番本数が残っている1−2番。神湊波止場からは、大島行の渡船も出発しています。

宮地岳線廃止後の幕のため、『津屋崎駅』ではなく『津屋崎』の表記となっています。

 

5番  西鉄宮地岳線 区間廃止代替バス

 

 宮地岳線の廃止代替系統です。

終点となった西鉄新宮駅と津屋崎とを結びます。

 

JR古賀駅の経由の有無で2種類のコマが用意されています。

 

そ の 他 路 線

 

赤間営業所担当の26番専用車に搭載されているコマです。

(26番の幕は、 福岡イエロー編 に掲載)

 

(左)臨時系統ズラリ。鎮国寺は宗像大社のそばに、竜昌寺は岡垣町に位置する寺です。幕を見るまで、臨時系統があることを知りませんでした。

 

(右)26番の朝の間合い運用、8番と3番。

3番については、池野支所発の区間便用でしょうか?

 

 

■古賀・こもの地区

2番  香 椎 〜 青 柳 線

■下原経由時代


香椎地区と、古賀の内陸部の青柳方面を結んでいた2番。2009年に廃止されています。

 

西鉄香椎発着のほかに、香椎浜営業所発着の便もありました。

一方青柳方面も、そのまま菰野(こもの)の車庫へ向かう系統のほか、古賀駅へ出る便もありました。


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横幕は至ってシンプルです。

 

こものには、玄海交通古賀支社がありバスの発着拠点となっていました。(グーグル参照)

■産業大学南口経由時代


 

 末期の2番は、下原経由ではなく、3号線バイパス(産業大学南口)経由で運行されていました。

 

香椎側の発着も、香椎浜営業所から西鉄香椎(西鉄香椎駅前)となります。

 

シンプルな横幕。

 

これらの幕は、那珂川町で行われた西鉄バスイベントで購入できたものです。

9月のバスの日、北九州小倉砂津のバスイベント(第3回方向幕販売会)とバッティング。悩んだ揚句に那珂川にまず足を運んだ結果、まさか古賀を手にできるとは、思いもしませんでした。

 

131番 132番 133番 134番 136番  こ も の 線

 

古賀駅を中心に、山側の「こもの」方面へ向かう系統と、北東側の国立病院・舞の里へ向かう系統が運行されています。

近年系統番号の整理が行われ、1ケタ番号に改められて、100番台の番号も過去のものとなりました。

 

131番、青柳経由でこもの方面へ向かう系統。

清滝はこものより奥の終点。2002年に通告の上、こもの以遠が路線廃止となりました。

 

132番、莚内(むしろうち)経由でこもの方面へ向かう系統。莚内止も合ったんですね・・。

 

 

 (左)区間便用の幕です。

 

(右)こもの方面から、古賀駅経由で舞の里へ直通する系統の幕です。

 

 

 (左)132番と似た経路をたどりますが、サンコスモを経由する133番

 

(右)舞の里から古賀駅までの136番。供述の131番や132番の舞の里系統とは経由地が異なります。

■横幕


 

 

横幕もいたってシンプルです。

 

 

(下右)一番上のコマ、舞の里行の経由地「国立病院」の印刷位置が微妙にずれています。

 

▼舞の里(グーグルマップ参照)

 

 


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 (左)サンコスモ経由は2行で標記されています。

■後幕


 

(左)比較的最近作成された幕のようですが、内容が細かく表記されています。

 

特に、舞の里行の経由地3段書き

新フォントの筑豊急行でも見られますが、非常に珍しい標記です。

 

(右)幕の右側が劣化しています・・。古賀駅「前」が付くパターンもあるようです。

 

 

 (左)上の続きコマです。

 

(右)古めのフォントです。清滝行は赤文字表記です。

■ミニバス用


ミニバスの前幕でしょうか?

独特のサイズの幕です。

 

(右)136番の舞の里と経由地無しで書かれたコマ。古賀駅始発では無い便があるのですか?

 

砂津チャチャタウンで行われた方向幕販売で、何故か販売されていた1本です。

ミニバス用のサイズでしょうか??

 

 

(左)経由地に米多比の表記があるパターンです。

 

 

(右)存在を初めて知りました。旧136番

千鳥駅の北側の住宅街「原町団地」を結ぶ系統のようです。そう言えば、一昔前の地図にはこの周辺に西鉄バス路線を示す赤線が入っていたような・・。

 

1コマ目は両矢印。2コマ目・3コマ目は同じ起終点で上り下りと、謎の並びです。一番上のコマの存在意義は??

 

 

 

 (左)134番、この系統も存在を初めて知りました。

上の136番原町団地往復系統と経由地が異なると判断して良いのでしょうか?

 

(右)現在の舞の里の手前、舞の里5丁目北が終点だった頃の136番。

赤間急行も、一時期は「舞の里5丁目北」行で運行されていました。

 

 


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またもや原町団地系統、133番

一体どんな経由だったのでしょう???

 

←その原町団地です。

 

135番   佐  屋 線

 


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新宮駅周辺の「養護学校」から、久山町の北端に近い佐屋へ向かっていた135番。

周辺は九州自動車道沿いの丘陵に、ポツポツと工場が位置しています。

 

2002年に通告の上、西鉄バス路線廃止。コミュニティバス転換となりました。

(左)経由地が異なるパターンです。

 

(右)和白営業所の幕についていたコマ。和白持ちで、22番を名乗る佐屋行があったのですか?

 

無番  グリーンパーク古賀 線

 

 

近年新設された系統です。

九州自動車道上り線より、苦しそうに坂を上るグリーンパーク行を目にすることもあります。

 

歴史ある路線も多い、宗像地区。

コミュニティバスへの転換などの動きもみられますが、近郊駅から伸びる西鉄バス路線網はまだまだ元気です。

 

(右上)赤間営業所。2007年撮影。まだE型急行車も多数在籍。青い屋根の給油所の向こう側がバスターミナルです。こうして見ると結構広いですね・・。

 

(右下)鐘崎車庫、閉鎖前です。小さな漁港にあるバス車庫。良い風情でした。

 

(左下)巻き取り機に装着したむなかた号。

 

 

 

 

 ■実車画像

 

(左)2007年の赤間営業所。転属車の96MCが2台待機中。

 

(右)赤間営業所には、福岡空港〜福岡市内空連バスのお下がりが複数台在籍していました。晩年は赤間ローカルでの活躍。贅沢な近距離路線です。8278号車

 (左)西鉄の分離子会社玄海交通カラーの路線車。

海を思わせるさわやかなカラーリングです。58MCのほか、中型スペースランナーも在籍していました。

 

 

■正月臨時 宮地岳神社〜福間駅

正月の宮地嶽神社詣でのため、JR福間駅と宮地嶽神社の間で臨時バスが運行されていました。

 

(左)2000年前後の撮影かと思います。

当時の芦屋車庫からやって来た6047号車。子会社の青帯仕様です。

 (左)ここでも福岡空港連絡バス落としが活躍。

エアサス、ハイバックシートの車内。

市内空連→赤間転属(主に26番・26A)→赤間ローカル→廃車の道を辿ります。左は8350号車。

 

(右)珍車1027号車。

大型車であるにも関わらず、何故か前幕の黒枠が中型車サイズ。なお巻き取り機は大型車用を搭載していたようで、左右が切れて見えてしまっていました。。

 

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