このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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筑後川沿いに広がる福岡有数の農業地帯、吉井・浮羽・田主丸地区。

JR久大本線と競合路線です。

浮羽以遠が廃止されるなど、縮小傾向にはありますが、吉井以西の国道210号線沿いでは大型路線バスが高頻度で運行されています。

 

 

 ●更新日 :2012年9月2日

 (全体をリニューアルしました)

 

 ●掲載地区:久留米市、うきは市

 ●担 当 :吉井(旧田主丸)

 ●地域特性:地域都市、田園地帯

 ●沿線要所:草野町並み、筑後川、果樹園

 

浮羽ローカル・杷木ローカル

浮羽・杷木地区のローカル系統です。

マイクロバスサイズの車輛(リエッセ・ローザetc)で運行されています。リエッセの幕のようです。

 

(左)浮羽ローカル。

浮羽を出発して、耳納連山の山奥の集落へ向かう路線、神杉野線・笹尾線・小塩線です。それぞれ一日5本程度が運行されています。

神杉野地区では近年路線延伸がなされるなど、明るいニュースもあります。

 

(右)杷木ローカル。

杷木から北側の山中の集落へ向かう系統です。黒川線は2010年に廃止されました。以前は小石原系統と宝珠山系統は分かれていたのですが、現在は宝珠山経由小石原となっています。

 

高 塚 急 行

吉井営業所の方向幕に登載されている、久留米〜日田〜高塚(大分県)の急行便の方向幕です。

 

(左)大型車の前幕。「急行高塚」・・西鉄の路線車幕に日田以遠の大分県内の行き先・・。違和感を感じます。

(右)後幕です。西鉄久留米が赤文字ですね。

この路線、西鉄グループの日田バスが、1日1往復走らせています(参拝客用?)。

・・西鉄の車にも幕が登載されていたとは、勉強不足につき初めて知りました。

路線車にも付いていたようですが、実際に赤バスなんぞで運行されたことはあるのでしょうか?

 

(左)路線車の横幕。

(右)高速車の横幕です。吉井営業所には優等系統用に高速バスがまとまった数配備されていました。

(左)高速車の前幕です。ローマ字表記がなされています。

 

(右)旧型の高速バスの前幕のようです。

 

吉 井 快 速

     バ イ パ ス 経 由 時 代 【快速廃止】

久留米地区からひたすら東へ。

JR九大本線と競合する路線です。

 

2000年の改正までは、毎時2本程度快速便が運行され、杷木や日田までの直通便が、S型の高速車を中心に走っていました。

 

(左)光検知式の少し古めの幕。注目すべきはバイパス経由。その後バイパス経由は各停23番に道を譲り、快速は千本杉経由となります。

 

(右)快速系統の続き。ハンペン辺りについていたのでしょうか?

(左)幕によって、入っている順番がバラバラでした。バイパス経由の吉井止もあったようです。

 

(右)高速車の横幕、矢印幕です。

旧型の高速車の幕です。

前幕らしく、快速が少し横長のタイプです。

 

(右)なぜか、上から2コマ目のこれだけは「→」が入っていました。

      210号線(千本杉) 経 由 時 代 【快速廃止】

快速が千本松経由となった、快速多頻度運行末期の頃の幕です。

個人的な思い入れがある幕だけに、入手できてとても嬉しく思っています。

 

時期により、ローマ字の有無があるようです。

吉井営業所のS型高速のリタイアが始まっていた1999年の年末、58MC路線車で運行される快速日田行きを見て、高速車ではないことに非常にショックを覚えました。

・・しかし、まさか数ヶ月後に快速ごと廃止になるとは思いもよらず・・。

 

(左)(右)上の幕の続きです。

右の方が製造時期が新しいようです。

(左)高速車の前幕サイズです。

日田行にのみローマ字表記がなされています。

 快速の横幕を集めてみました。

 

(左)(右)

58MCの標準的な横幕です。

・・比較的新しい物の中には、ローマ字表記のあるものがあるようです。

(左)

高速車の横幕。やはり吉井営業所の快速と言えばコレの印象が強いです。

 

(右)

高速車?の光穴検知式時代の幕です。

 

20番 吉井線

ハンペン用の幕?

(左)虹峠止めに感動!浮羽と日田の中間に位置する虹峠。

1985年の時刻表では虹峠止めの存在が確認できますが、一体いつ頃無くなったものなのでしょうか?

(中)杷木〜吉井間は、原鶴経由と大石経由の2系統がありました。廃止前でも毎時1本程度が運行されていたような記憶がありますが、今では見る影もありません。

(右)朝ラッシュ時に、JRより先の長門石地区まで運行される便もありました。

 

・・この幕、23番や25番が入っておらず、快速とオールドな20番がズラリと並んでいました。

左右寸法が短い高速車?の横幕。

(上左)光穴検知式の幕。バイパス経由の20番のものと思われます。

(上中)浮羽と日田の間、虹峠止めが懐かしいです。なお、一番上のコマ、吉井の先が消されていますが、一体どんな行き先が書かれていたのでしょうか。

(上右)高速車の横幕です。

以前は杷木・日田方面へと優等系統も運行される、1本道ながらもバリエーションに富んだ路線でしたが、

浮羽より先の末端部分は全面廃止となってしまいました。

しかし残された部分では日中でも高頻度運行を誇ります。

 

(左)大型路線車の幕です。国道210号線の一本道を東西に行き来するシンプルな路線だけに、表記も簡潔です。JR久留米駅行きの、JRとの二段書きは独特です。

(右)久留米発の幕。20番の飯田行きも少数ありました。

(左)現在の24番とは異なり、大学病院行きはJR久留米経由で運行されていました。

帰りの吉井行きも、JR久留米以遠発用のコマが用意されていました。

 

(右)杷木→吉井の区間便用の幕。大石経由と原鶴経由の2パターンがありました。

(左)ラッシュ時には、JR久留米駅を超えて、長門石まで足を延ばす便もありました。

 

(右)杷木行には大石経由と原鶴経由の2系統がありました。

20番の横幕です。

 

58MC用の標準的なものです。

高速車用と思われる前幕です。

数字の縁が太いです。

 

JR久留米駅で待機する浮羽行。

96MCデビュー年に吉井の虎の子で登場した7228号車。幕の表記が少し異なります。

JR久留米駅を出発する2060号車。

 

23番 吉井線(バイパス経由)

20番の兄弟分、久留米市内でバイパス・百年公園経由となる23番です。

 

(左)大型路線車前幕。23番と言えば飯田止めだった印象があります。

 

(右)その後幕。ここでも西鉄だけが赤文字ですね。

横幕です。

 

(左)路線車の横幕です。

 

(右)高速車の横幕です。

 

JR久留米駅で待機中の8055号車。

カラー幕に切り替わる前年の撮影です。

 

 

 

 25番 草 野 線

20番・23番の兄弟路線、25番草野線。

国道より南側の経路をたどります。

耳納連山にも近く、より迫力のある景色が楽しめます。沿線の果樹園や経隘路等景色に飽きが来ません。

 

・・モノクロ幕のやや古めのものです。日中便の一部が田主丸まで行かずに、途中の善院で折り返しとなります。

古めの幕です。サイズ的に、58MC初期車の幕でしょうか?

 

(左)吉井行に、久留米側・田主丸側双方からの草野駅止など、珍しいコマが入っています。

 

(右)今のところ崩落こそしていませんが、左側が非常に劣化しており、取扱いに神経を使う一本です。

 

スペースランナーで運行されていた頃です。6604号車

草野付近の経隘路を走る5623号車。道は狭いですが、信号が無い分スムーズに走ります。

5630号車。同じ25番のカラー幕ですが、左の物とは標記が異なります。

 

20番、23番、24番 吉井線(カラー化後の幕)

  縄 手 経 由 時 代

2000年代に入り久留米地区が色分けされた際、吉井方面はオレンジ色の幕となりました。

 

(左)久留米行にはローマ字表記が付きました。

(右)まだ大石経由/原鶴経由双方の杷木直通が残っています。

(左)杷木→吉井止の区間便幕は、郊外用の黒色となっています。

 

(右)大学病院行きが、なぜか青文字になっているタイプの物です。

(左)カラー幕化まもない頃に追加されたと思われる3コマの切り接ぎ幕。

20番各停の日田行きカラー幕。その後日田〜吉井or浮羽に路線分断された事から、比較的短期間しか見れなかった幕だったように思います。

 

(右)若干表記が異なるパターン。ニュータウンだけなぜか二行。製作時期のわずかな違いなんでしょうか。

(左)何故か1本のコマに、種類の青葉台団地が入っている幕がありました・・。

 

(右)23番のカラー幕です。

カラーの横幕です。

58MCの標準的なものです。

23番も久留米行はローマ字有りとなっています。

  久留米市役所経由 変更後(現行)

その後、久留米市役所経由へと変更になった際に幕が新調されています。

 

(左)経由地に久留米市役所が加わった分、ずいぶん表記が細かくなったように見えます。

 

(右)大学病院行きは24番に番号を変更。JR久留米駅を経由せずに、市役所からそのまま病院へと乗り入れるようになりました。

(左)横幕です。久留米市役所がはっきりと記載されています。

 

(右)後ろ幕です。

浮羽以遠が廃止となった後に作られたため、とてもシンプルにまとめられています。

新 フ ォ ン ト 幕

新フォントの幕も作られています。

 

ローソン常持店止めの幕は作られていないため、運行開始当初からLED車専属だったようです。

 

吉井〜甘木 急行

通学用に朝の一往復が運行されていた吉井〜甘木急行。無番で、幕は独自の表記方法でした。

 

(左)前幕。終点に加え始発もデカ文字で書く・急行区間を書くなど、この表記は西鉄の中でもこの系統だけではないでしょうか。

(右)経由地に「林田」が入るタイプの前幕です。

 

 

横幕です。

 

(左)路線車の横幕。西鉄とは思えません(笑)

 

(右)高速車の横幕です。

横幕です。

 

(左)路線車の横幕。西鉄とは思えません(笑)

 

(右)光穴検知式の横幕。吉井から先、浮羽まで運行されていた時代のようです。

 

 オールド幕

幅が狭すぎやしませんか?

謎の寸法の幕。バーコードも光検知の穴もないことから、手動式だと思われます。

 

大変お詳しい方の話によると、カマボコトップドア車のお顔に、弁当箱のようにして取り付けられていた前幕ではないか?との説でした。

 

(左)杖立特急に、高塚急行。恐ろしすぎです。

高塚急行は、今では日田バスが2往復(1往復は日田止め)残っていますが、特急とは初耳です。

 

(右)他のコマは、上で紹介した幕と同じ内容の快速&20番でした。

 

おさがり高速車の天下だった久留米地区。その中でも遠距離路線の高速車(快速)が30分おきに出発していく吉井方面は異色でした。遠距離利用者にとっては非常に快適な通勤通学だったのでは?

 

(上)2000年過ぎ、その吉井高速車も廃車となります。しばらく金武営業所の隅にズラリと整列して最後の時を待っていました。

 

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