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MODEL-2 「ウソバス(西鉄系)」
模型は、本物を忠実に摸写しなければならないのか・・?
本物に似ていなければ、模型として認められないのか?
いや、違うはず。
もっと自由に模型を楽しんでも良いはずだ。
そしてヘタクソでも、模型を作る楽しみを享受したい!
なんていう勝手な思いから、ウソバス製作に乗り出しました。
「個人」が「勝手」に「趣味の範囲」で作り出した、
妄想の世界として、暖かい目でご覧頂ければ光栄でございます。
1:はかた号もどき
ご存じの通り、実際の車は西工SDネオロイヤルに三菱純正車。
バスコレ8弾のシークレットとして、夜行高速バスのキングこと「はかた号」もモデル化されました。
西鉄好きとしては絶対に入手したいこの車。
しかしながら、タダでさえゲットしにくいシークレット品であることに加え、
(オークションでは定価の15倍以上、中古品販売店では時に20倍以上の価格で取引されることもあるようです)
改造種車となるはずのバスコレ8弾自体が、市場から早々と消滅。
はかた号を作ろうにも作れない状況になってしまいました。
でもやはり「はかた号」が大量に欲しい。
ということで、暴走が始まりました。
●セレガR スーパーハイデッカ 「はかた号」 7802
つい最近まで市場でもてあまされ気味だった「バスコレ10弾セレガ」。
加えて「セレガ」とお顔の違うリニューアルタイプ「セレガR」が製品化されたシリーズで多かったこともあり、
我が家でも大量のセレガRが改造待ちとなりました(特に全く地縁がない道南バス)。
→図柄は西工SD用のものと全く同一。お顔回りのロゴだけ、セレガ用に若干アレンジしてみました。
しもぶくれ気味なフロントは、SD型を見慣れている者にとってはいささか違和感アリです。
●新型セレガ・ガーラ スーパーハイデッカ 「はかた号」 8001・2267
本物を見て一目惚れした新型セレガ&ガーラ。
京商より発売された「新型セレガ&ガーラ スーパーハイデッカ」シリーズを塗りなおしてみました。
このシリーズ、素材のダイキャストの影響か、シャープさに若干欠ける印象。
しかしフロントガラスの見事なカーブは、バスコレが表現しきれなかった美しさ!特筆ものです(個人的に)。
→窓ガラスが固定窓でないところが残念なところ。
自作するまでの技術が無く、スモーク化(タミヤスプレー使用)までで留めております。
*注* 2012年実車が登場してしまいました。
●B型高速タイプ 「皆割はかた号」 3927
以前某ネットにアップされていた衝撃的な合成写真が元ネタです。
当時日田高速に導入され、博多駅でもその姿を見るようになった廉価版高速バス「B型」を、
「はかた号」カラーにした合成写真。
窓をブラックにする芸の細やかさ、光の加減を調整しきった自然な仕上がり。
当時高速バスのグレードダウン(に伴う値下げ)が進められていた最中であり、「ネタの鮮烈さ」はもちろん、
作品としての完成度の高さにも、思わずため息をつきました。
・・バスコレ9弾のうち不人気車種「琉球バス」。
尺こそ違うものの、お顔を何とかすればB型高速バスに見えないこともない(注:主観)。
当時宮崎線で運行を開始した「皆割フェニックス(車両のグレードは下がるが安い)」にならい、作ってみました。
→切り接ぎでの尺延長は技術力不足のため断念。
フロントも削りだしてフラットに&灯火類はデカール処理というお手軽手抜き仕様。
本当にあるならば、エコノミー症候群対策が必要になること間違えナシです。
2:B高速の格下げ「赤バス」仕様
現在では、寿命まで仕様→スクールバス改造orスクラップor海外売却の道を歩む高速バスですが、
以前は格下げの後、一般路線バスとして使用されるケースがありました。
久留米地区はその宝庫。八女方面や吉井方面で数多くの高速バスが余生を過ごしていました。
現在、近距離高速バスの主役であり、一大勢力となったB型高速バスにも、
いつか引退の日がくるのでは?・・ということで赤バスにしてみました。
行き先番号は北九州地区、134番 都市高速経由中谷行き。
側面の西鉄ロゴが、行き先表示器の下で小さくなってしまいました。
3:ミニバスの不良在庫を有効活用できないか! 富士重RN赤バス(→惨敗)
トミーテック製バスコレクションシリーズは、一発売りきりの限定商品。
どんなバスでも時間と共に店頭から消滅する運命にあります。
・・が、今でも量販店の店頭に鎮座している「ミニバスコレクション」。
小さくかわいらしいバスを商品化するというコンセプトでしたが、
少し前に発売されたワーキングビーグルと車種被り&あまりなじみのない車種がチョイスされた影響か、
どうも芳しい売れ行きではなかった模様です。
自宅でも、模型店の叩き売りで買い集めた「ミニバス」が未だに山を形成中。
同時に模型化された「リエッセ」は改造種車として丁度良いのですが、相方の富士重RNは改造流用先がない!
ということで、赤バスにしてみました。
→あわよくば、絶版となったワーキングビグール西工RNの代わりになるのでは?
というはかない期待が見事に散り去った出来具合。
西工バスには似ても似つかぬ仕上がりとなってしまいました。
4:スマートループ
西鉄路線バスのニューカラー「スマートループ」。
自宅のリビングのごとき快適さをねらったとのことですが、車内の座席は背もたれがとにかく低い!
首が痛くなることと、居眠りできないことが非常に残念に思われます(個人的に)。
実際は96MCの大型・中型にしか登場していませんが、
58MC(左)と、96MCミニバスもスマートループ化してみました。
●(左)桧原営業所所属 いすゞ車 2638(実車は赤バスです) 52番桧原営業所行き
吉塚営業所所属 日野車 7143(実車は赤バスです) 15番福岡タワー行き
58MCにはあまり似合わない気も・・。側面はともかく、屋根がとにかく派手派手です。
なお左側の96MCは、屋根の車番を変更途中。
●(右)星ヶ丘線用 西工RN 太宰府高校入口行き
新車の導入でこの組み合わせも実現されるかと思いきや・・。
まさかのリエッセ新車が導入されてしまいました。
ワーキングビーグルの改造ですが、塗装がどうやっても落ちず、ボタボタ感あふれる仕上がりとなってしまいました。
5:火の鳥バリエーション
西鉄バスの九州内長距離路線カラー、通称「火の鳥」。
これもバスコレ改造種車がなかなか市場に出回りにくい、西工SD・C型プラグドア車が実車です。
丁度はかた号に純正車が出始めた頃だったので、ちょっとやってみました。
●(左)京商の新ガーラスーパーハイデッカ改造 2280
作ってみて、予想以上のマッチっぷりに驚き。
なおデカールではなく、転写シートでの作製です。
●(右)日野セレガR スーパーハイデッカ改造 7803
意外と仲間内から評判が良かったコレ。
窓上のピンク帯を貼り忘れています。
クリア(コートスプレー)を吹いたあとでは、なかなか弄り直す気が起きません・・。
6:フェニックスバージョン
福岡−宮崎間をJRよりも早く結ぶフェニックス号。
さわやかで南国感あふれるカラーリングが好きでした。
●(左)新セレガ ハイデッカー改造 西鉄高速バス 8008
お顔回りの処理に大分苦戦しました。窓下の黒い部分に帯を持ってきても良かったような気がします。
●(右)セレガR スーパーハイデッカー改造 7909
調子にのって大量購入してしまった道南バス(バスコレ10弾)からの改造。
余りに余って、最後はウソバス用に・・。
宮崎交通とウリふたつ?
7:日田バス
西鉄グループで「とよのくに」「ひた」「ゆふいん」等の高速バス路線を持つ日田バス。
西鉄や九州急行バスからの中古車が集結し、
3列シート車あり、スーパーハイデッカーありの変化に富んだバスが揃っています。
ここでもセレガRネタです。
●ルーセントカラー(西鉄観光バス旧塗装) セレガR スーパーハイデッカ
5年ほど前に、当時の西鉄観光バスのトップグレード車「スーパーロイヤル(西工SD型)」が日田バスに移籍。
高速バスとして第二の活躍を始めた姿は衝撃的でした(現在は廃車)。
その感動をもう一度(?)、またもやセレガRでやってみました。
●とよのくにカラー(ゆふいん号) セレガR スーパーハイデッカ
日田バスに移籍したスーパーロイヤルの一部は、とよのくにカラーへ塗り替えられました。
大柄のSD型に、クールなブルーの帯が引き締まって見えました。
大分交通にセレガRハイデッカーのとよのくにカラーは在籍していましたが(現在塗り替え済)、
せっかくなので、余ったスーパーハイデッカを流用。
8:西鉄観光(ルーセントカラー)
日田バスでルーセントを作ったならば、本家本元、西鉄バスでもやってみよう。
ということで、ウソ観光西鉄編です。
近年の観光バスにありがちな「白地にワンポイント」といった軽快な塗装にない、
重厚で高級感溢れるカラーリングが好きでした。
●(左)西鉄観光ルーセントカラー 「スーパーロイヤル」 西工SD 02MC
西鉄観光バスの決定版、最高峰グレード「スーパーロイヤル」。
トイレ装備であることから、実車は夜行路線の続行便でも大活躍しました。
しかし「バブル期の産物」とでも言えるのか、90年代初頭に配備されて以来、増車もされず、
まさかの高速バスへの転用(福岡-ハウステンボス・小倉・佐世保・下関線など)、日田バス転属等の運命を辿る車もありましたが、
現在ではほとんどが廃車されてしまいました。
ぜひ21世紀版スーパーロイヤルを、マイナーチェンジされたSD型で見てみたい・・。
まさかその後、スーパーロイヤルクラスではないものの、西鉄観光にルーセントSD型の実車が登場するとは思いもよりませんでした。
なお続行便での使用もあることから、フロントは方向幕装備としています。
●(右)西鉄観光ルーセントカラー 新型ガーラ 2268
中古屋で叩き売られていた京商の新型セレガ・ガーラシリーズからの改造です。
窓上の朱色のラインは省略(貼り忘れ)。
なお後方は、スーパーロイヤルの別バージョン車です。
(続編予定→)
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