このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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2007年3月末の博多駅ビルのデパート「博多井筒屋」の閉店から4年。

 

巨大化して再び姿を現したのは、

新博多駅ビル「JR HAKATA CITY」。

 

日本でも最大級の駅ビルとあんった博多駅。

2011年3月2日のプレオープン、そして翌3日にグランドオープンとなりました。

新幹線より一足お先に開業したにもかかわらず、

目標を大きく超える伸びで進展する駅ビルを見てみました。

 

*店内は撮影禁止とのことです(ビル案内板による)

 

筆者も、3月2日のプレオープンから足を運んでみました。

 

これが「博多駅か!」というほどの圧倒的な大きさ、ゆとり、品揃え。

天神が田舎に思えたほどの圧倒的なインパクトでした。

 

写真は最初の週末の朝に撮影したものです。

博多駅前から、黄色のジャンパーを着た誘導スタッフが至るところに待機。

混雑の緩和と、スムーズな案内を心がけていました。

 

2階のデッキは、開放感に溢れています。

 

 

2階デッキ。

建物の1.5階分はあろうかという高い空間と、

未だかつて見ることの出来なかった駅前の光景が広がります。

 

 

市内各地と博多駅を結ぶ西鉄バス。

駅前のバス停も再整備され、雨の日でも濡れずに行けるようになりました。

 

 

 シンボルの大時計。

時間によって、天候によって、その美しさが変わります。

 

博多駅へ向かう「つばめレディ」。

付近のJR事務所より、博多駅までは徒歩。

HAKATA-CITYの巨大な駅ビルへ向かい、一列の行進が続きます。

 

 

 2階のみならず、3階や9階にもデッキがあります。

9階のデッキは、ガーデニングをイメージした空中回廊のよう。

 

景色も、雰囲気もバッチリです。

 

 

商業施設としては異例なことに、屋上に展望デッキが設けられました。

普通であれば機械を置いたであろうこのスペースまで美しく整備されているあたりに、JR九州の本気の覚悟をうかがい知ることが出来ます。

 

なお景色については申し分なし!

博多の町はもちろん、福岡空港の滑走路や高宮の水タンク!

そして大博通りの向こうに広がる博多湾とその向こうの志賀島までが一直線で見えたときには、心底感動を覚えました。

 JR博多シティから見たバス

 

 

やっぱりバスのサイトです。

JR博多シティから見たバスのある光景です。

 

(左)博多駅を出る住吉方面行きのバス達。

一度に3台が発着できるようになり、スムーズに流れるようになりました。

 

(右)博多駅前通は、地下駐車場とタクシープールを建設中。

博多駅経由の井尻行きは右折、博多駅止めの6番が左折をしています。

     

大博通りを乱舞するバス。

 

(左)墓的の一つ北側、駅前一丁目を発着するバスです。土曜の昼前ですが、結構な本数が行き来しています。

(右)大博通りを直進してくるバス、天神・キャナルシティ方面から右折のバス、そして緑橋経由のバス。それら全てが一緒になって博多駅へ向かいます。

天神の渡辺通りもすごいですが、博多駅の大博通りもバス通りとして負けていません。

   

遠方の光景も見ることが出来ます。

 

(左)都市高速天神北ランプを降りる赤バス2台。ここから3キロ以上離れています。

奥に見えるのは博多湾、そして能古島です。博多駅から能古島を見るとは思いませんでした、

 

(右)都市高速千代ランプ付近を天神方面に向けて走る西鉄高速バス。

隣の対向車との重複に試行錯誤を重ねた上での1枚です。

それにしても、背景の博多湾と海の中道と、高速バスを一枚の写真に納められるとは、感激です。

 

望遠レンズをフル活用できそうな撮影スポットが出来ました。

 

 

博多駅前も綺麗に整備されました。

 JR−HAKATA−CITYの夜

 

 

夜の博多駅もより一層キレイです。

 

夜の暗いオフィス街の先に、煌々と輝く駅舎。

上層階の食堂街には、ゆっくりと人が動く姿も見えます。

 

 

雨の夜。

駅前のタイルが水に濡れて、まるで鏡のようになっていました。

 

 

誰でも入れる場所で、博多の夜景を楽しめる場所は、今までそうありませんでした。

景色も新鮮です。

 

博多湾は暗闇に溶け込んでしまっています。

 夜のJR博多シティから見たバス

 

 

夜も、なかなかよいバス写真を撮ることが出来ます。

 

(左)2階のデッキから博多駅前A乗り場を撮影。

沢山の帰宅客の前には、各方面行きのバスが次々にやってきます。

 

(右)博多駅交通センター改め、博多バスターミナルに到着する団地行きのバス。

これ以外にも数枚撮影しましたが、結構流し撮りでもイケる場所です。

 

 

(左)3階のデッキより望遠ショット。

博多バスターミナルを出て、大博通りへと入るバス達。

 

(右)2階デッキより。人とバスをキレイに一枚の構図に納めることも出来ます。

    

(左)博多バスターミナルの前の歩道も随分キレイに整備されました。この右端に少し移っている2階の通路が、撮影場所的にはベストなんですが、どうにも目立ちすぎます(笑)

(右)博多駅前A乗り場。奥を走るのは純正エルガ。ジワジワ増殖し始めています。

 

 

 

(左)工事の続く博多駅前通を背景に城南線方面へ向かう17番。

 

(右)左側面が明るくなっていますが、タクシープールから出てくるタクシーのヘッドライトのおかげです。

思いも寄らぬ光の効果と戯れられる撮影場所です。

 

 

(左)博多駅前を走るS型高速。

キレイ流し撮りができる場所も、点在します。

 

JR博多シティのロゴ。

屋上の「列車展望スペース」から撮影。

バスは結構撮り放題な場所ですが、皮肉なことに鉄道は撮りにくそうです・・。

 

 

(左)手前のキャナルシティのワシントンホテルの向こうには、天神の福岡市役所やベスト電器。そのまた奥には福岡タワー。

 

あ、こんな位置関係だったんだ。

 

なんて思って景色を見ていると、全然飽きません。

 

(右)最上階展望デッキの様子。

足元のライトアップを含め、にくい演出がちりばめられています。

 バスへの影響

 

 

巨大な集客マシーンとなった博多駅ビル。

もちろん市内バスも指をくわえて眺めているわけにもいかないのでしょう。

キャナルシティや天神方面との臨時快速バスを走らせるなど、「回遊性」の向上に狙いを定めているようです。

 

・・しかし、その効果については「?」な光景も若干。

 

開業後最初の土曜日のお昼前。

博多交通センターからバスが噴出しました!

快速バス天神ライナーや、各地からの臨時バス。そして福岡ドーム臨時に博多の森競技場臨時まで重なり、バスターミナルはオーバーフロー。既に30台くらい外に連なっていますね・・。この行列がバスターミナルに3方向から押し寄せました。

 

(上の続き)

バスターミナルへの入場を待つバスが、大博通りや住吉通り、そして博多営業所からの回送路などで長蛇の列を作りました。

その結果、バス駐車場を出て、乗り場に着くまで1時間近くかかるバスが続出!

普段は大量の臨時便が動員されている福岡ドーム臨時も、この影響でバスセンター手前で立ち往生。

待っても来ない市内線だけでも人が殺到するところ、福岡ドーム行きのバスを待つ行列がバスセンターの出入り口にまで溢れる始末。

稼ぎ頭の博多駅終点の高速バスも、バスターミナルの2階にあがれない&あがっても車庫へ回送できないのパンク状態。

「回遊性の向上」どころか、「市内バス路線網の麻痺」を引き起こしたのでした。

 

 

(左)同日夕方の天神。信じられない車の少なさです。福岡タワー→天神のバスが、中心部の天神コア前に5分早着しました!

 

しかしその後の対応は早く、天神ライナーの降車場の変更などで、ここまでの混雑はあまり起きていないようです。

天神にも少しづつ混雑が戻ってきています。

 

報道では、天神〜博多駅のバス乗客3割増などともあり、何ともバス復権には嬉しい限りです。

・・博多阪急帰りの買い物客で、夜9時前後のバスが朝のラッシュ並みの混雑が続いたりと、

まだまだ拾えそうな、そしてこのままだとバス離れを招きそうな、光景も目にします。

 

JR九州はもちろん、バス事業者にとっても、博多駅ビル開業のチャンスをつかみ取れるよう、引き続き頑張ってほしいものです。

 

本題の、商業施設としての博多駅ビルは・・?

すばらしい品添え。筆者は虜になってます(笑)

 

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