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2014.8.23 | |
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| いすゞV8。
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1995年下半期、いすゞの路線バスは、 「LV380/280系」にモデルチェンジ。 それまでの直6にない、V型8気筒の高出力なエンジン。 同年中に、西鉄の路線バスへ同形式の導入が始りました。
それまで西鉄に導入された路線バスの常識を打ち破る、 高出力・急加速が可能なハイスペックなエンジン。 バスファンだけでなく、運転士の方の間からも、走りの面では高く評価されているようです。
この「V8」。1995年後半から1996年にかけて導入された54台は、96MCへのモデルチェンジ前であることから、58MCの外観でデビュー。 | |
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| 1983年以来続く、比較的おとなしめの外観に似合わない、 床から突き上げるような勇猛なエンジン音。 期待を裏切らない、引っ張られるような加速。
爪を隠す鷹のような車です。
このページでは、僅か1年半の間だけ納入された、 「いすゞV8+西工58MC」のバス達をご紹介します。
▼(Youtube)西鉄バスではありませんが、響き渡るV8サウンドを非常に良い音でアップされてあります。 |
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| 1034 ISUZU KC-LV380N (1995)
少数派の1995年式のV8。 1031号車から始まり、8台が導入されています。
通算4台目となる、桧原営業所所属の1034号車。 西鉄博多営業所へ到着。 | ||
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| 1038 ISUZU KC-LV380N (1995)
都市高速路線の多い、福岡東部方面の営業所へも、 多くのV8が配置されます。
香椎浜営業所に所属していた当時の1038号車。 後方の16番(2243号車/片江営業所/西工58MC)と、 一見ほぼ同じ外観をしていますが、走りは全く異なります。 | ||
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| 1100 ISUZU KC-LV380N (1996)
1996年に導入されたいすゞ車のトップバッター1100号車。
香椎方面からの都市高速に導入され、 その性能を遺憾なく発揮していました。
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| 1101 ISUZU KC-LV380N (1996)
城南区の片江営業所に配属された当時の1101号車。
地下鉄七隈線に役目を譲った「14番」などで活躍。
都市高速工事が始まる前の片江営業所で2002年頃に撮影。 今でも同じなのは、営業所の建物と給油所くらいです。
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宇美営業所に転属した1101号車。 上の写真と見比べると、LED化されたほか、前面にペタペタと色々なシールが貼り付けられ、ごちゃっとした雰囲気。
(旧)桜ヶ丘営業所で待機中。
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| 1102 ISUZU KC-LV380N (1996)
宇美営業所所属当時の1102号車。
博多バスターミナルで撮影。
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| 1102号車の方向幕時代です。
朝夕を中心に運行される、桜ヶ丘の最深部、 桜ヶ丘第五行き。 あの坂を、V8サウンドで駆け上ってみたかったです。。
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| 1103 ISUZU KC-LV380N (1996)
片江営業所所属当時の1103号車。 114番系統が、博多駅〜福岡空港国際線ターミナルの直行バスを担当していた2000年頃に撮影。
博多駅を出ると空港までノンストップ。 V8サウンドで空港通りを駆け抜けていたのでしょうか。
撮影場所は、今と全く雰囲気のことなる博多駅おたふく駐車場です。 | ||
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| 1105 ISUZU KC-LV380N (1996)
桜ヶ丘営業所所属当時の1105号車。
桜ヶ丘から博多駅経由で福岡タワー南口まで運行される39番で運行されていた際の撮影です。
後ろのTNC放送開館の横断幕は、当時の「福岡ダイエーホークス」の優勝を祝うもの。1999年の撮影と思われます。 | ||
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ひばりが丘団地を走る1105号車。 1999年頃の撮影かと思われます。
当時の39番系統は、福岡タワー〜桜ヶ丘第五・ひばりが丘と、福岡空港〜上宇美系統に完全に分離されていた関係で、日中でも39番の空港行が走っていました。 | ||
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| 1106 ISUZU KC-LV380N (1996)
宇美営業所所属の1106号車。 現在の390番の前身、無番の「ひばりが丘〜都市高速〜天神」系統です。毎時1〜2本が運行されていましたが、天神に乗り入れる数少ない無番系統でした。
都市高速に加え、月隈・桜ヶ丘・ひばりが丘と丘陵広がる住宅地を結ぶ系統。V8サウンドを存分に楽しめそうです。 | ||
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ももち浜地区を走る1106号車。
39番系統でタワーまで乗り入れ。
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| 1107 ISUZU KC-LV380N (1996)
香椎浜営業所所属当時の1107号車。
22番系統や23番系統では、比較的多くの「58MC+V8」を見ることが出来ましたが、今では転属により姿を消しています。 | ||
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| 1108 ISUZU KC-LV380N (1996)
鳥栖営業所で短期間活躍していた1108号車。 福岡市内から転属後は、アマゾンの物流センター送迎専用車として活躍していました。 西鉄バスでは、いすゞV8の廃車第1号です。
2013年5月に撮影しましたが、ナンバーを切られた状態で留置されています。 | ||
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| 1110 ISUZU KC-LV380N (1996)
片江営業所所属の1110号車。
58MC最終年度の車となりますが、まだまだ現役です。 | ||
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| 1112 ISUZU KC-LV380N (1996)
早良営業所所属の1112号車。
1999年頃の早良営業所での撮影です。 | ||
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| 1114 ISUZU KC-LV380N (1996)
新宮営業所所属当時の1114号車。
同営業所の看板路線「新宮急行」で活躍していました。
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| 1116 ISUZU KC-LV380N (1996)
現在では移転廃止された和白営業所所属当時の1116号車。 (写真中央の29番)。
隣の2009号車(29N番)から受け継がれる、上がりの少ない「お尻」です。 博多営業所で撮影。 | ||
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| 1120 ISUZU KC-LV380N (1996)
片江営業所所属当時の1120号車。
博多バスターミナル出入り口付近で撮影。 | ||
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金武営業所転属後の1120号車。
車体更新を受けた車は、96MCと同じく、前面の車番と営業所表記が、赤帯の中に納められています。 | ||
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| 1121 ISUZU KC-LV380N (1996)
片江営業所所属当時の1121号車。
都市高速工事が始まったころの撮影かと思われます。
14番は、12番・13番と並ぶ片江営業所の主力系統で、 5〜10分おきに運行されていたため、様々な年代の車を見ることが出来ました。 | ||
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金武営業所に転属していた頃の1121号車。 まだ開発途上の室見が丘で撮影。
現在ではこの両側にはびっしりと家が立ち並んでいます。 | ||
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| 1123 ISUZU KC-LV380N (1996)
片江営業所所属当時の1123号車。
この当時の百年橋通り系統(64・66・67・69etc)は、博多駅筑紫口の先、博多駅博多口(旧郵便局前)まで客扱いをしていました。 | ||
| 12番福大線の運用に入る1123号車。
古い車から方向幕を使いまわしているのでしょうか。 この年代の車にしては珍しい英文字なしの方向幕です。 | ||
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64番のレア系統だった、福大病院・片江営業所〜西鉄高宮駅止の運用に入る1123号車。 朝ラッシュ時の間合い系統で、7時代に1〜2本が運行されていました。
この駅すぐ隣の降車場バス停で待機の上、64番の片江営業所or福大病院行で折り返していきます。
撮影は西鉄高宮駅降車場バス停。 現在では、長丘循環のポンチョやローザが発着しています。 | ||
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| 1125 ISUZU KC-LV380N (1996)
野間急行の運用に入る、桧原営業所所属の1125号車。
桧原・柏原の看板路線である野間急行(151・152番)には、新車や走りの良い年代の車など、同営業所のエース級車両が運用に入っています。
当時は96MCのほかに、71台や11代といった、58MC末期の車も運用に入っていました。 | ||
| 国際センター臨時の運用に入る1125号車。 博多駅前で待機中。
・・この便に乗れば、大博通りを快走するV8を楽しめそうです。 | ||
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朝の博多駅前を走る1125号車。
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| 1126 ISUZU KC-LV380N (1996)
3番特別快速の運用に入る、 脇山営業所所属当時の1126号車。
3番特快の早良高校系統は、撮影当時は朝夕ラッシュ時のみの運行でしたが、その後早良営業所系統を延伸する形で日中の運行が始まりました。 | ||
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東中洲付近の明治通りを走る1126号車。
他の各駅停車系統をごぼう抜き。 | ||
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| 1127 ISUZU KC-LV380N (1996)
金武営業所所属当時の1127号車。
姪浜フィダー線で活躍。 | ||
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| 1131 ISUZU KC-LV380N (1996)
柏原営業所所属当時の1131号車。
動物園・柏原の丘陵には、V8が最適!? | ||
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1133 ISUZU KC-LV380N (1996)
土井営業所所属当時の1133号車。
24番が福岡タワーまで乗り入れていた当時の撮影です。
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| 1134 ISUZU KC-LV380N (1996)
桧原営業所所属の1134号車。
桧原営業所の待合所は、バス停のポールが建ったり、ミラーが設置されたりの変化こそありますが、未だ現役です。 | ||
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博多駅前を走る1134号車。
青信号にも関わらず、3方向から同時に車が進入する博多口の信号。巧みに進んでいきます。 | ||
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| 1136 ISUZU KC-LV380N (1996)
西鉄では希少な標準床の路線バス。
いすゞV8では5台、そのうち3台、1136〜1138号車が58MCでデビューしています。
西鉄雑餉隈駅南側の踏切対策に、41番・43番の板付線用で配属されています。 福岡空港南側道路で撮影。 | ||
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| 1137 ISUZU KC-LV380N (1996)
中同じく標準床のいすゞV8。
雑餉隈営業所で撮影。 | ||
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| 1138 ISUZU KC-LV380N (1996)
3台め目のいすゞV8、標準床。
左隣の低床96MCと比べると、床の高さは一目瞭然。 | ||
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| 1145 ISUZU KC-LV380N (1996)
三菱とUDが主力だった北九州地区にも、 まれにいすゞが投入されます。 戸畑に2台、恒見に3台、合計5台のV8が北九州地区に新製投入されました。西工のいすゞ大型路線車の北九州地区への投入は、この時期の車が最後になります。
小倉〜戸畑間のバス専用道を走る、戸畑営業所所属の1145号車。2004年頃の撮影です。 日本でも珍しいバス専用道路。所要時間10分少々の間、独特の世界を楽しむことが出来ました。 | ||
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| 1152 ISUZU KC-LV380N (1996)
桧原営業所所属の1152号車。
ハーフラッピングの広告車となっています。 | ||
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| 1153 ISUZU KC-LV380N (1996)
那珂川営業所所属当時の1153号車。
老司団地折り返し場での撮影です。 | ||
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| 1030 ISUZU U-LV324N final (1995)
(おまけ) V8になる前、LV324で導入された最後の車、1030号車です。1031号車以降がV8での導入となります。
車によって個体差はあるかと思いますが、LV324は『走らない車』としての印象が強くあります。 それだけに、V8になった時の衝撃はひとしお。
同じメーカーのバスとは思えませんでした。
金武営業所所属当時に撮影。現在は特定輸送用に転属しています。 | ||
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| 一部に廃車が出始め、じわりと数を減らし始めた「V8+58MC」。
見た目と性能のギャップが効いたのか、 ファンからの人気も高い車種です。
片江・桧原・柏原の「福岡オレンジエリア」に転属で続々集結。久留米〜佐賀間と合わせて、V8アイランドとなっています。
御試乗にぜひいかがでしょうか。 |
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