このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  TOP  >  西鉄バス路線バス写真集  > 福岡 廃止路線(240&73−C)


 

  

日本最大のバス会社西鉄。数々の先進事例が周知されている一方で、

実験→失敗の道を歩んだ事例も多数存在します。

 

2003年夏、都市高速系統の充実が進む福岡都市圏で、2つの新系統が登場します。

福岡市東部の住宅地と天神を結び毎時3本運行の好評路線「24−C」系統の博多駅行き版、240番。

福岡市東部の都市高速沿いに広がる流通センターと博多駅を結ぶ「73」系統の都市高速版、73−C。

 

今回は、都市高直通路線ブームに乗りながら、開設してわずか1年足らずで廃止となった、

この2つの系統についてお送りします。

 

 240 博多駅〜呉服町ランプ〜都市高速〜松島ランプ〜八田〜土井営業所

 

(上)通常の系統の出発経路とは異なり、

博多駅交通センター(宇美・土井方面行き乗り場)を出発後、外を半周して大博通りに合流していました。

朝ラッシュの一息ついた、下り便。

 

(下)この路線開設と同時に新車導入された「UD:96MC」に加え、三菱の58MCも活躍していました。

昼間でも、乗客0ということはあまりなかったように思います(・・といっても2〜3人でしたが)

 

 (左下)蔵本交差点を右折する下り便。徐々に利用が浸透したのか、開設時に比べ少しづつ乗客が増えていたようにも見えました

(右下)舞松原付近を走る下り便。

 

 

(左下)博多営業所に入庫中(許可を得て撮影)

(右下)都市高速を疾走する博多駅行き。背景は貝塚のマンション街です。

  

 

(下)当時でも古参車の部類に入った4059。歩道の狭い住宅街を行きます。

 

 

ラッシュ時でも、立ち席がでることはほとんど無い様子でした。

天神直通に比べ、博多駅直通はそれほど需要がなかったのでしょうか・・?

 

 

 

 73−C 博多駅〜呉服町ランプ〜都市高速〜松島ランプ〜流通センター〜土井営業所

 

 240番と同時に登場し、朝の博多駅発、午後の流通センター発の逆ラッシュ需要を狙った時間設定でした。

博多駅交通センター出発後、大博通りへ右折する朝の73−C。

乗客0ですね・・。

 

(左下)経由地もあまりなかったので、シンプルな幕でした。

(右下)運用は240番と共通です。

  

 

240番の同時に、廃止になってしまいました。

 

240番・73ーC路線開設時のチラシ。

400番開設の頃から始まる、同系のチラシです。デザイナーさんが一緒なんでしょうか?

73ーCの扱いが小さい・・。

 

 

(左下)チラシ裏側の下り便時刻表。73−Cは朝のみ2本の運行です。

(右下)上り便。73−Cは夕方に3本。利用者はどれほどいたのでしょうか?

  

 

 趣味的にも、あまりネットで取り上げられることなく消滅したこの2つの系統。

 写真は撮ったものの、乗ったのは廃止前に一度だけでした・・。

 

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