このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2014.4.4 | |
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世界有数の航空路線、福岡〜羽田。
統計によって様々ですが、おおよそ世界で3番目に旅客数の多い路線。
この大幹線を支えたは、ボーイング747「ジャンボ」。
2014年3月30日、日曜日。
国内線ジャンボが、福岡から永遠に飛び立つ日、もう降りてこない日。
見送りの涙か?春の雨。
福岡らしい景色で見送りたいと思い、見送りに行ってきました。
| 朝8時半。
迷った挙句、空港を見下ろせるアクシオン福岡に、 車を走らせました。
今年は久々に「桜らしい」季節に満開の桜。
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| 中学校越しに空港を見下ろすこの場所には、 既に10人ほどがカメラを向けていらっしゃいました。
一番後方にお邪魔して、飛び交う飛行機を眺めみたり。 | |
| ANA、1機だけの特別塗装機「ゆめジェット」。
メモリアルな一日。
ANAは期待を裏切らないサプライズをやってくれました。
アクシオンから離陸を撮影。 | |
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| 10:46
辺りの空気が一瞬で張り詰める。
言葉に出さずとも、みんな何が起きたが分かり合う。
左腕を高らかに前に、
耳を澄ませて、その瞬間を待つ。
来た!! | |
| 何でもない光景だったはず。
だけど、これで最後。本当に最後。
もう見る事は無い、大きな機体。
写真を見直すと、
下の道路には沢山の車や人。
航空ファンだけではこの混雑にはなりません。
一般の市民も総出で空を見上げる。
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| 普段ならめいいっぱいのズーム。
だけど、今日はあえて引く。 | |
| 右側中央に見える月隈の歩道橋。
これでもかというほどの人だかり。
これほど多くの出迎え、福岡で未だかつてあったでしょうか? | |
| 迫る地面。
安定したジャンボの姿勢。 | |
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| 次に見える時は、 滑走路上で堂々の着地を見せたあと。 | |
| 滑走路の端までタキシング。
背景には福岡県庁に九大病院。
福岡の何でもないはずの光景です。 | |
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| アクシオンで着陸を待っている間にいただいた電話。 『場所を取ってます』
場所はターミナル反対側の外周。 今日は、ターミナルを絡めた写真は無理だと諦めていたところでした。 心は言葉にできないほどのありがたいお言葉です。
高校時代から10年以上あこがれ続けた、 飛行機写真の老舗ホームページの管理人様。
つい半月前の熊本空港で、ご紹介を頂き初めてお会いした方。 ジャンボが、最後につないでくれた、ご縁です。
飛行機撮影にはあまりにも無防備な状態のわたくしめに、脚立やレンズ、防寒着まで貸して頂きました。
これより先、お借りしたレンズで撮影しております。 | |
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| 12:09
定刻を大幅に過ぎた正午過ぎ。
ついにプッシュバックが始まりました。 | |
| グラウンドにはたくさんのスタッフ。
展望デッキは黒山の人だかり。
みんなジャンボに会いに来た。 | |
| 一向に終わる気配を見せない、
非常にゆっくりとしたプッシュバック。
福岡と最後に語り合うかのよう。 | |
| トーイングガーが切り離された状態。
福岡で、最後にジャンボを扱うスタッフ。
どんな思いでしょうか。 | |
| 12:14
ついにトーイングカーが離れる。 | |
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| 少しづつ大きくなるエンジン音。 | |
| よく見ると、手を大きく振っています。
「ありがとう」
という声援が聞こえてきそう。 | |
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| ゆっくりと進むジャンボ。 |
| 手を振るというよりも、万歳三唱か?
福岡と一緒だった飛行機。
福岡の顔だった飛行機。
福岡を支えた飛行機。 | |
| 人それぞれが想いを寄せながら。
人それぞれの思いを乗せて。
人それぞれはジャンボの想い出を振り返る。
ゆっくりと第2ターミナルを離れる。 | |
| 最後までありがとう。
飛行機の方を向いて手を振るスタッフの姿も。
なんと思いを寄せられる飛行機か。 | |
| この日の気温は13度。
4月を前に、肌寒い中の卒業式。
退場に向け、行進中。 | |
| 第1ターミナルの展望デッキにも、たくさんの人の姿。 | |
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管制塔にも、最後のあいさつ。 | |
| 滑走路の南端まで、タキシング。
どうも雨が降っているようです。 | |
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| 向きを変えたジャンボ。
貨物ターミナルからも、最後の見送りの姿が。 |
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| 12:22
そのままランウェイへ。
4つのエンジンから、最後のサウンド。 | |
| 最後の加速。 | |
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| 前輪が空へ。 |
| ダイナミックな離陸も、これが最後。 | |
| ついに、福岡を離れました。 | |
| 大幅な遅延。
次の羽田行のB777が後方の誘導路を走行中。
上がる高度。 | |
| 最後に聞いたサウンド。 | |
| すぐに雨雲の中へと旅立ってきました。 |
見送りできたよかった。素直にそう思いました。
★最後の離陸の撮影に際し、何から何までお世話になりました皆様に、心より御礼申し上げます。
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