このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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西鉄の観光バスカラーとして親しまれていた旧塗装、ルーセントカラー。

1979年に導入された「デラックス車両 ルーセント28」以来、2004年に現行の新塗装が発表されるまで、四半世紀の間、

格調高き西鉄の観光カラーとして西日本一円を走っていました。

 

現行塗装「通称:青い鳥」に塗り替えが進みつつあるルーセント車の写真です。

・・以前は貸切車輛にほとんどカメラを向けておらず、2005年以降の写真がほとんどです。ご容赦ください。

 

 

 

 西鉄観光 ルーセントカラー(旧塗装) 

カラーリングとしては珍しい「ゴールド」の帯を大胆に配置しつつも、上品な仕上がりなデザインです。

 

(右上)延岡行「ごかせ」の続行便として活躍する1232号車。現在はルーセントカラーに塗りなおされています。

(左下)子会社所有の車には、社名が入ります。

(右下)博多駅筑紫口のバスプールで待機するルーセントカラー。

中央区今川橋にあった福岡貸切営業所(西鉄観光バス本社)では、大量の観光車が休んでいました。

現在は観光車の縮小により、千代等に移転。バス営業所の跡地には西鉄のマンション「サンリアン」が建っています。

 

(左上)2005年頃の西鉄観光本社営業所。

(右上)観光車のリアビュー。左から2番目の6466号車。後ろのパネルが2分割さrています。

(左下)観光営業所の間には、小さな公道が通っていました。

 

西鉄の観光バスには、車両のランクによりそれぞれ愛称が付けられています。

その愛称ごとにご紹介します。

 

  西鉄観光ルーセント − スケルトン55/60  (西工C-Ⅰ) 

西鉄観光の汎用車、「スケルトン55」「スケルトン60」

西鉄高速バスでもおなじみの11列仕様の「55」、学生旅行など輸送力勝負の際に強さを見せる12列使用の「60」が在籍します。

 

(左上)西工C−Ⅰのスタンダートな車輛です。

(右上)西鉄観光営業所で待機する3473号車(1999年式)。西鉄本体にルーセントカラーで新車デビューした最終グループです。

(左下)西鉄バス筑豊に在籍するスケルトン車。分割子会社のルーセント車の多くが、おでこまで黒塗りされています。

(右下)3168号車のリアビュー。標準的な仕様です。

 1992年式まで、旧C型のスタイルです。

 

(左上)福岡空港付近を走る6587号車。

(右上)近年、西鉄の各営業所にも数台づつの観光車配置が復活しました。片江営業所で廃車待ちの8573号車。

 

(左)福岡大学構内で待機中のスケルトン車。

余談ですが、地下鉄七隈線開業前は、福大入試の日には数十台の西鉄観光バスによる博多駅・天神⇔福大構内の臨時シャトルバスが運行されていました。

日中、福大の中庭を埋め尽くす大量のルーセント車は圧巻でした。

 

 

 

(下)4923号車と8940号車。三菱と日野でメーカー違いですが、西工お得意の外観共通仕様となっています。

(上)3474号車は、何故か帯の色が異なっています。

帯が黄緑色はこの1台のみ!撮影に苦労する車です。

 

 

(左)1999年式の車は、リアガラスが縮小タイプとなり、西鉄観光のメッセージが入っています。

 

 

   西鉄観光ルーセント − ロイヤルハイデッカー(西工C-Ⅱ)   

西工お得意のC−Ⅱボディーを搭載した「ロイヤルハイデッカー」

最後部4列分はスーパーハイデッカーと同じ天井高で、座席を回転させてサロンを楽しめるようになっています。

床も高く窓も広いため、ガラス箱にいるような感覚の贅沢なサロンルームとなります。

 

(上)側面にはロイヤルハイデッカーの切り文字が入ります。

(下左)リアには窓下に切り文字。スケルトンタイプでは、側面・後面とも何も文字は入りません。

(下右)博多駅筑紫口でトランクを開けて待機中のC−Ⅱ

旧タイプC型ボディのロイヤルハイデッカーです。

 

(左上)6785号車。バンパーの黒い元祖仕様です。残念ながら、ロイヤルハイデッカーの文字がありません。

(右上)京町営業所で待機する4307号車。バンパー白塗りに変わった際、壮絶な違和感を覚えました。ネオロイヤルと雰囲気を合わせるためでしょうか。

 

(左下)渡辺通を走る8615号車。片江営業所担当の、有田陶器市臨時便です。

(左上)西鉄グループ日田バスのロイヤルハイデッカーです。臨時便として天神バスセンターに入線中。

 

(右上)博多バスターミナルで待機中のロイヤルハイデッカー。

繁忙期には高速路線の続行便としても活躍しています。

 

 

(左)福岡貸切営業所で待機する3021号車他。

 

 

  西鉄観光ルーセント − 日野レインボー(マイクロ車)

西工ではラインナップがなかった小型貸切車については、純正車両が導入されています。7Mサイズの日野レインボー。

 

(上)金武営業所在籍当時の8613号車。最近はスクールバスとして活躍しています。

(下左)西鉄バス宗像所属の2001号車。子会社の独自車番です。

(下右)福岡空港付近を走る8513号車。

 

 

   西鉄観光ルーセント − 中型サロン 他中型車

9mサイズの中型サロンバスです。大型車の車幅であるため、車内は比較的ゆったりしています。

 

(上左)鳥栖営業所に在籍する中型サロン車の並び。

 

中型車でも、ロイヤルハイデッカーのように後部を嵩上げした車両もあります。チョロQのようなユーモラスな車です。

(下左)手前は田川営業所で待機する1995年式の中型サロン。ギャンブル輸送用となっています。

(下右)斜め後ろから見ると、奇妙な印象を受けます。6881号車。

(上)ネオロイヤルでも中型ショートが在籍しています。

 

(左)デビュー当時は非常に特徴的な車両だった、UDスペースランナーの貸切タイプ。西鉄バス二日市の原営業所に在籍し、子会社独自車番の車です。

 

 

 

西鉄バス二日市は、近年積極的に中古の貸切車を導入していることから、西鉄らしからぬラインナップとなっています。

(下左)三菱の純正車両。銀サッシが少し残念な気もします。

(下右)富士重のトップドア中型車。

 

 

    西鉄観光ルーセント − スーパーロイヤル(西工-SD) & スーパーハイデッカー

西鉄観光のフラッグシップだった『スーパーロイヤル』

 

西工SD型のスーパーハイデッカーで、少数が在籍しました。

夜行高速バスの続行便にも使用できるよう、10列シート、トイレ装備、乗務員仮眠室付の重厚な貸切車でした。

 

(左上)福岡空港を走るスーパーロイヤル4562号車。側面のロゴが誇らしげです。

(右上)左から2台目、博多営業所に在籍していたスーパーロイヤル。

(左)スーパーロイヤルの一部には日田バスに異動し、方向幕を取り付けて「とよのくに」「ゆふいん」等の高速路線で活躍する車もありました。

 

 

 

1992年納車の旧SD型のスーパーロイヤル以後、ルーセントカラーのスーパーハイデッカーは長らく途絶えていました。

待望の2004年、西鉄北九州観光に2台のSHD、しかも02MC仕様でデビューします。現在は西鉄観光に移転し、活躍しています。

 

  


 

 

多くの大手バス会社が貸切部門の縮小や撤退を始めているところに、在籍台数こそ減っていますが、新車投入を重ねる西鉄観光。

休日の九州自動車道のパーキングエリアには、貸切バス不況を忘れさせるほどの西鉄観光の隊列ができていることがあります。

これからも安心・安全な西鉄観光の旅を楽しみたいものです。

(参考・・西日本鉄道百年史)

 

 

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