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| 様々なカラーリングが存在した西鉄高速バス。 福岡空港と近郊を結ぶ高速バスには、通称「空連」と呼ばれる塗装を施したS型高速車が1997年まで投入されました。
コンコルドのようなオージ翼の飛行機がブルーの濃淡で航跡を残す、空をイメージさせるデザイン。 車内も、運転席側前方2列に荷物置き場が設置されるなど、空港輸送に合わせた車。
ピーク時には、北九州方面では北九州高速・戸畑。筑後方面では京町・荒尾。その他に佐賀・後藤寺などの各営業所に配属となり、福岡空港と各地を結ぶ路線で活躍しました。
残念ながら、経年化による引退や、ピンク色の新近距離高速色への塗り替えが進み、2012年に塗装全廃となりました。 (デビューは1986年でしょうか??)
2000年以降の写真がほとんどですが、空連カラーの西鉄高速バスのうち、小倉・久留米・荒尾・佐賀に配属された車の一部をご紹介します。
○写真左:北九州高速営業所 4926号車/1994年式
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福岡空港 〜 小倉線 | ||
| まとまった台数が投入されていた、福岡空港〜小倉線。末期は全車が北九州高速営業所の所属でした。
引野口経由をメインに、以前は中谷経由も若干運行されていました。 運行経路は、天神系統の福北ラインとほぼ同じで、福岡側では呉服町ランプを通過し、空港通りランプ〜空港通り〜福岡空港(現:国内線T)の経路で運行。
1999年に国際線ターミナルが東側に移設されしばらくすると延伸。 空港内連絡バスのように構内道路を使わず、福岡空港国内線〜空港通り〜百年橋通り〜3号線バイパス〜国際線の経路をたどるため、渋滞の激しい朝夕には遅れも発生することがあるようです。
お盆正月の帰省シーズンには、10分ヘッドとなるよう臨時便が運行されたりと、かなりの混雑を見せていました。
日中20〜30分間隔で運行されていた同路線ですが、2006年に新北九州空港が開港すると減便され、約1時間間隔となり、車両もB型高速車に変更。2012年に純正セレガが投入され、現在に至ります。
○写真左 1990年式以前の車に見られた、S型旧グリル(通称「弁当箱」)も多数在籍していました。4419号車/1989年式
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○写真左 90MCバンパーの標準的な車。三菱では最後の空連車です。 4927号車/1994年式 ○写真右 北九州高速営業所(砂津)で待機する空連車。車体後方下部の「西鉄」の文字は青色。 4328号車/1988年式 | ||
○福岡空港国際線ターミナルで出発待ち 4925号車/1994年式 ○福岡空港国内線ターミナルに進入。ドア後方には昔の『小倉営業所マーク(小倉祇園太鼓)』が残っています 4826号車/1993年式 | ||
○車体側面の路線名を消した車です。 4927号車/1994年式 ○国際線ターミナルへ向け、空港通りをラストスパート。後方はエレデ寿屋空港店。4328号車/1988年式 | ||
| 午前中の空港行、午後の空港発に乗客は集中しがち。
また県内路線にしては珍しく、北九州発空港行のみ予約可能。座席指定ではないものの、座席には前方から順に『予約席』のプレートが置かれます。
○鞍手パーキングエリアに停車していた頃 4925号車/1994年式
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○写真左 福岡空港国内線で出発待機。 ○写真右 砂津を出発する空港行。この車はVI化されています。 4925号車/1994年式 反対車線には、今は亡きひのくにカラー。経年車が久留米〜小倉線に転籍し活躍していた頃です。 | ||
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○写真上左 引野口でターンする空港発の小倉行。
○写真上右 北九州高速営業所に並ぶ空連車の経年車。この場所、今はチャチャタウンの駐車場になっています。4273〜4275号車/1987年式
○小倉駅のほど近く、旦過付近を走る空港行き。ここから福岡空港までは1時間半弱の道のりです。 4330号車/1988年式
【関連サイト】
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福岡空港 〜 久留米線 | ||
| 北九州と並んで空連車が一大勢力をなしていたのが久留米京町営業所。福岡空港〜久留米線でまとまった台数が活躍していました。
一時期は、西鉄久留米止めや、西鉄久留米から先、八女方面まで上下共に運行していたこともありましたが、現在では全便が、JR久留米(縄手)〜西鉄久留米〜福岡空港の経路で、毎時2〜4本程度運行されています。
北九州とは異なり、久留米は日野車メイン。 なお現在は全てB型高速で運行されています。
○写真左 久留米行のS型。北九州高速は1994年を最後に空連車の新製が途絶えますが、久留米には1996年まで新製されています 7141号車/1996年式
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○写真左 7141号車のVI化後の姿。 ○写真右 西鉄久留米止めの便。7132号車/1996年式 | ||
○写真左 弁当箱の空連車も在籍していました。 8417号車/1989年式 ○写真右 福岡空港滑走路の南端、月隈バス停付近を走る空港行。 7141号車/1996年式 | ||
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福岡空港 〜 大牟田・荒尾線 | ||
| 熊本ナンバーの西鉄空連車。 荒尾営業所の担当で、福岡空港〜大牟田・荒尾線でも空連車が運行されていました。
2009年に荒尾営業所の廃所により大牟田営業所に移管。熊本ナンバーの西鉄バスも見ることができなくなった上、現在は全車B型高速に置き換えられています。 一方、荒尾市の遊園地「グリーンランド・ホテルヴェルデ」に一日3往復が延伸されています。
○福岡空港を出発した荒尾行。 7018号車/1995年式 空港行と空港発で経路が異なり、上りは、荒尾→都市高速金隈ランプ→空港国内線→空港国際線(終点)。下りは空港国内線(始発)→空港国際線→都市高速半道橋ランプ→荒尾と時計回りに運行されます。
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○写真左 「バスカード使えます」シールがかろうじて残っていた頃の7018号車。 ○国際線移設前、国内線Tを出発後、そのまま金の隈ランプへ向かう荒尾行。 7019号車/1995年式 | ||
○空港通りを走る国際線行。 ○西鉄空連カラーでデビューした最終車は、荒尾配属となりました。 7224号車/1997年式 | ||
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福岡・福岡空港 〜 佐賀線 | ||
佐賀ナンバーの空連車。
佐賀〜福岡空港線を担当する佐賀営業所でも、空連車が在籍していました。 佐賀〜福岡線わかくす号も同じS型が使われることもあってか、比較的早期に新高速色に塗りかえられました。
【関連サイト】
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○写真左 福岡空港国内線に入線する佐賀行。 「お弁当箱」用の幕を装着しているため、前幕の上下が切れて表示されます。車内運転席後方の荷物置き場も健在。 8821号車/1993年式 | ||
○吉野ケ里経由の福岡空港行 8618号車/1992年式 ○福岡空港を出発する佐賀行。リアはシンプルなデザインです。 8543号車/1991年式 | ||
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福岡空港南側の西鉄バス駐車場に並ぶ高速車。今ではS型に変わり、B型高速がズラリ並んでいます。 | ||
↑西鉄バスの福岡空港待機場
福岡空港を走る西鉄高速バスの「顔」だった空連。 シンプルながら、とても好きなデザインでした。
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| 【車内】 2−2シートが11列並ぶ車内。 座席は、西鉄の近距離高速とは異なる、独特の青色系モケットでした。 また、ドア側最前列は両側に肘かけの付いたひとり掛け。大きな荷物でも通りやすくするための工夫でしょうか?(同様の座席配置は赤間急行用のE型でも見られます)
写真は、久留米〜福岡空港を担当していた7141号車ですが、運転席後方の荷物置き場は、残念ながらありません。
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【バスコレ】様々な車種の高速バスを、空連カラーにしてみました。新型セレガにも似合います。 |
(作成日) 2014.1.5
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