このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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西鉄高速バス、福岡支社 

 

 

 

西日本車体工業SD—Ⅰ

天神から北の博多湾側へバスで約10分。

「九州の穀物流通基地」とも言われる須崎埠頭の中央に位置する那の津四丁目バス停。

 

付近には港湾関連の事務所や倉庫が並ぶ、このバス停の両側に、福岡高速営業所(西鉄高速バス福岡支社)が立地しています。

 

 

本数、路線数とも充実のネットワークを誇る西鉄高速バスにおいて、博多営業所と並ぶ主要拠点です。

 

日中は予備車両や一部の路線の車しか駐車していませんが、夜には九州各地から戻ってきた高速バスが一堂に集い、壮観な光景を目にすることが出来ます。

 

夕方〜明朝にかけて、福岡高速の光景をお送りします。

 

 

★各時間帯とも、撮影日は異なります。

★敷地外から撮影した他、敷地内で撮影したものは営業所の許可を得て立ち入りを行っています。

 

 

 

夕方 −出庫車輛のラッシュ− 福岡高速営業所(西鉄高速バス-福岡支社)


福岡高速営業所

 

夕刻の福岡高速営業所を訪ねてみました。

 

主に中短距離の車輛がズラリと待機する駐車場。

 

背後に見えるのは、船溜まりを挟んだ西公園の丘や、福岡都市高速です。

 夕日を浴びる西鉄高速バス

 

夕日を浴びる高速バス群。

 

 

・6021号車

 (フェニックス/西工C型/2009年式)

 

・9716号車

 (ひのくに/西工E型/2007年式)

 

・8546号車

 (ライオンズエクスプレス/

   日野セレガスーパーハイデッカー/2011年式)

 

・9717号車

 (ひのくに/西工E型/2007年式)

 

・4504号車

 (ひのくに/三菱エアロエース/2011年式)

 

高速バス

 

道を挟んで反対側には共同運行会社を含んだ、

多彩な顔ぶれ。

 

大分交通、四国高速バス、宮崎交通など。

ライオンズエクスプレス、福岡高速

 

ご存知、日本最長距離を走る高速バス。

 

横浜・池袋経由大宮行。

ライオンズエクスプレスが出発準備。

 

西鉄の子会社、西鉄高速バスの運行のため、

「はかた号」とは異なり、この福岡高速営業所(西鉄高速バス福岡支社)が担当します。

ライオンズエクスプレス、西鉄高速バス

 

準備を整え、出庫。

 

スーパーハイデッカーの背の高さが際立ちます。

西鉄高速バス、火の鳥色

 

 

まだまだ一大勢力のS型。

 

2006年〜2010年の5年間だけ新製されたE−Ⅲ型。

 

熊本や佐世保、大分線に使用される火の鳥カラーが、本日最後の出庫に向けて準備中。

 

この時間に出発した便の多くは、現地で夜間滞泊ののち、翌日福岡へ戻ってきます。

 

 

夜 −入庫ラッシュと、九州内夜行便の出発− 福岡高速営業所(西鉄高速バス-福岡支社)


福岡高速営業所

 

夜21時頃ともなると、入庫便のラッシュ。

 

昼間にはほとんど姿を見かけなかった、宮崎・鹿児島線の九州内長距離路線用のSD型やC型も、ちらほら駐車場で見かけるようになる時間帯です。

 

明かりの付いたムーンライト色のSD型は、鹿児島行桜島号の夜行便。

 

福岡高速営業所、最終の出庫便となる模様です。

ひのくに号

 

日中でも多く見かける九州島内線用のS型。

 

4列シート×10列(後部トイレ)の汎用仕様車、

 

大分、佐世保、熊本から続々戻ってきます。

 

車庫入れもダイナミック。

桜島号の西鉄便

 

鹿児島から戻ってきたC型。6019号車(2009年式)。

 

大柄で清潔感のある3列シートが照らされる車内と、大きな固定窓から漏れる明かり。

 

夜の長距離バスはより一層、魅惑にあふれています。

西日本車体工業E−Ⅲ

 

 

営業所本屋前に駐車するE−Ⅲ。

 

既に灯を落としています。

フェニックス号

 

営業所に戻って給油中の9907号車(2008年式)。

 

福岡〜宮崎線、フェニックス号の専用車となっている、西工C−Ⅰ、セレクトシート搭載車です。

桜島号、ムーンライト

 

出庫準備中の鹿児島行桜島号の夜行便。

ムーンライトカラーの3270号車(1997年式)。

 

右となりは、鹿児島から戻ってきた桜島号の2号車。

西鉄観光のスーパーハイデッカー4020号車(2005年式)。

 

この後、西鉄観光バスの営業所まで回送されます。

バス営業所

 

静かな夜にもかかわらず、

 

営業所奥の洗車場は、帰着便でにぎわっています。

 

洗車機も稼働中。

とよのくに号   続行便の西鉄観光

西肥バス、させぼ号の3列シート

 

福岡〜佐世保線「させぼ号」を西鉄と共同運航する、西肥バス。

夜間滞泊はこの福岡高速営業所で。

させぼ号の発展を支え、最後まで3列シートで運行されていた西工S型3列シート車。

惜しまれながら、2014年に引退しました。

 

 

那の津四丁目バス停裏側の区画には、夜間は西肥バス専用との標記も。

 

夜間滞泊

 

 

暗闇が広がりますが、時折入庫便のヘッドライトが庫内を照らします。

 

 

深夜 −最終便帰着後、束の間の休息− 福岡高速営業所(西鉄高速バス-福岡支社)


 西鉄高速バス福岡支社

深夜1時ごろ。

 

最終の入庫便が到着した後の福岡高速営業所。

 

束の間の眠りに付こうとする時間です。

 

那の津四丁目

 

埠頭特有の明るい道路灯が反射しており、

意外に明るいです。

 

・とよのくに用の3712号車(西工S型/2002年式)

・ひのくに用の9932号車(西工E−Ⅲ/2008年式)

・同じくひのくに用の8528号車(日野セレガ/2011年式)などの姿が見えます。

 

縦一列の車列は、夜間早朝にしか見ることのできない光景です。

 

 西鉄高速バス、ムーンライト

 

一方の、反対側の駐車場には、

 

エース級の車輛たちが静かに眠っていました。

 

右側から、

ムーンライト、ライオンズエクスプレス、火の鳥、九州内長距離用スーパーハイデッカー、はかた、火の鳥九州内長距離用ハイデッカー、火の鳥E−Ⅲ、ムーンライト。

西鉄高速バスのエースが勢揃い。

 

西鉄高速バスの要と言えるこの営業所でも、ここまで並ぶのは珍しい光景?

 

西鉄高速バス、営業所

 

The 西鉄高速バス。

見事なラインナップが揃っています。

 

 

倉庫や港湾関係の事務所の中の営業所。

深夜でも明かりが岸壁を照らしています。

西日本車体工業ネオロイヤル

 

 

九州を繋ぎ、支える高速バス船団。

 

朝、福岡を出発し、夜に戻る運用が多いことから、彼らが顔を並べる時間帯は主に早朝か深夜。

 

この後、5時間には、既に営業所を発つ車両も。

朝9時頃には、このうちほとんどの車が運用に就いています。

 

 

早朝 −九州各地への出発− 福岡高速営業所(西鉄高速バス-福岡支社)


那の津四丁目

 

朝日をあびる福岡高速営業所。

 

まだ車通りの少ない時間帯ですが、既に営業所の中は朝の出発便のラッシュ。

あちこちからエンジン音が聞こえてきます。

 

西鉄高速バス、那の津四丁目

 

撮影日は、実は1月1日。

 

前日までの雪交じりの雨も上がり、爽やかな新年となりました。

 

左端には、正月用の日の丸を搭載したエルガワンステップの姿も。

 那の津四丁目

 

やわらかな朝日を浴びる車両達。

 

伊予鉄道の松山からの夜行バスは、既に入庫中。

西鉄E-Ⅲ

 

この日は、未明からの積雪により高速道路は通行止め。

 

早朝の便が運休となったため、時間帯の割に、いつもより待機車輛は多めです。

とよのくに

 

 

とよのくに号用の3910号車。

 

九州道や都市高速はまだ通行止めですが、

まもなくの開通を見越して、一斉に出庫準備を整え、始発の博多駅・天神へ。

 

正月と言えども、高速バス、そして高速営業所の使命は変わらない事を実感させられます。

 


 

 

 

 西鉄バス、運転士

九州道を走る福岡発着の高速バス路線のほとんどが、この営業所と何らかの関係を有している、「要」の場所。

 

 

バスターミナルのような「旅のドラマ」や「賑やかさ」こそありませんが、

裏方として、ひたすらに一便一便を送り出し、一便一便の到着を出迎える。

そんな地道なことの繰り返しで、福岡発、全国有数の高速バスネットワークは形成されています

 

 

福岡高速営業所を表す、○高。

その場所には、九州の動脈を支え、安全で快適な運行を守る、「偉大なバックステージ(舞台そで)」が広がっています。

 

 

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