このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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管理人の出身である福岡大学。
この大学輸送を一挙に引き受けているのが西鉄片江営業所です。
運用の1本1本に、青春が詰まってます(笑)

大学時代のバスに関する記憶をを思い出しながら、販売されたスタフをご紹介します。

 12番 福大線

 

 

福岡市中心部と福岡大学を結ぶメイン系統、福大線。
六本松以南も住宅地が広がるため、終日高頻度で運行される路線です。

(左)天神からの平日の最終便。福大周辺に住む学生にとっては、都心で行われた飲み会からの「ラストチャンス」となる1本でした。

(右)朝の上りには快速系統がありました。(以前は夕方や下りにも快速便がありましたが・・)
途中六本松→赤坂間で、各停便と違う経路を通るためか、非常に目立つ色にされています。

 

 

福大線の朝のトップバッター、福大1A。
(左)朝5時14分に片江営業所を出発。他のバスとの接続との接続を図るためか、結構頻繁に数分単位のダイヤ改正が行われていたような気がします。
(中)天神からの折り返し便がポイント。早朝1本のみ運行される無番の通学系統、早良高校行き。12番と13番と3番を組み合わせたような独特の経路をたどります。
(右)早良高校は校内の到着です。到着後は片江営業所まで30分近くかけて回送されるようです。
その次の運用も見もの!福大線ながら13番(油山線)の、しかも井手始発便に充当。珍しいことずくめです。

 

 

(左)これも井手発の13番で天神に向かう福大5Aの運用。
あまり知られていませんが、朝には井手始発の13番が若干数運行されます。
以前は夕方に井手行きの13番もあったのですが・・。

(右)福大線は、片江〜西新〜福岡タワーを走る94番も共通運用です。

13番 油山線

 

油山観光道路沿いの住宅街を結ぶ油山線。
片江営業所と檜原営業所が共同で担当します。

(左)高頻度運航であるため、乗番数もかなりの数。最大の番号は34Tでした。
未使用スタフとして販売されていたものの中には、切り離す前のそのままの状態で、片江と檜原が連なっているものもありました。

(右)標準的な油山線のスタフ。

 

(左)檜原担当の13番深夜バスの運用です。
檜原発23時30分は上り最終便。片江営業所周辺で最終の140番天神行きを乗り過ごしたときには、急げば堤からこの便に乗り込むことも可能でした。

深夜便の始発は天神BC前。那の津口から大回りで回送されます。

(右)天神での待機時間はわずか7分。
回送経路が長いためでしょうか。

 

油山線には変運用が続々。平日・土曜の朝には64番長住線を1往復するダイヤが設定されています。
(左)朝の64番博多駅を往復する油山5Aのスタフ。片江に戻り次第、少し遅めの朝ラッシュ時上り便から13番運用に入ります。
(中)土曜朝に1往復のみ存在する、64番の高宮駅行。西鉄天神大牟田線の高架沿いに沿って高宮駅まで運行。駅周辺の周回路を使って折り返します。
(右)折り返しは6分待機ののち、片江行きに。以前は平日ダイヤにも64番の高宮駅折り返しが存在しましたが、博多駅まで延長されてしまいました。

 

(左)変運用。
油山線の中には、朝ラッシュ時の下り便は福大の通学輸送として運行される便があります。
急行エコルライナーで片江に戻る便。天神から福大前まで24分!駅までの移動距離を考慮すると、地下鉄七隈線にも十分対抗できる時間です。

(右)各駅停車の12番福大線で片江に戻る運用もあります。

16番 片江城南線

 

 

12番福大線の兄弟分。
六本松からは城南線経由で博多駅に向かう16番。1時間2〜4本程度が運行されます。

(左)福大前を17時50分に出発する16番。5限目の大学の講義が少し早めに終わると、この便に乗ることができました。

(右)福大前を21時に出発する16番。ゼミやレポートで図書館に夜まで残った時などにお世話になる便でした。
福大前から博多駅まで33分。地下鉄七隈線+天神で空港線乗継で博多駅に向かうよりも、バスのほうが速いです。

 

 

(左)福大前を22時20分に出発する16番。
福大図書館の最終閉館が22時でしたので、遅くまで残った後や、福大近辺でアルバイトをした帰り道によく利用していた時間帯の便です。

(右)朝方には博多駅行の快速便も運行されます。
青色の快速シールがいい味出しています!

 

 

 

近年、朝方の博多駅行きでは「ループ運行」と称して、博多駅の折り返し場に入らず、そのまま別系統で連続運行するものが登場しました(乗客は降りないといけませんが・・)。
(左)16番で片江に向かい、113番で片江に戻るループ運行系統のスタフ。非常に派手です。
(中)博多駅シティ銀行前で降車後、次の駅前一丁目まで回送、そのまま駅前1丁目から113番で戻っていきます。
(右)運賃モニターの注意書きが目立ちます。これを見るまで、駅前1丁目始発便が存在するのを知りませんでした。

 

 

16番の中には、日中80番(博多駅〜キャナル〜天神〜中央ふ頭)で運行される運用もあります。

(左)朝博多駅に到着した後は、8時台からずっと博多駅と中央ふ頭を往復します。

(右)19時台の16番で片江営業所に帰還、入庫するようです。

 

 

おなじみ急行エコルライナーの運用。

(左)福大前18時発のエコルライナー。
5限目終わりの学生が多数利用します。大変混雑していたエコルライナーでした。

(右)2011年にわずか3か月ほどだけ経路変更されて運行された、福大薬学部経由の上りエコルライナー。
やはり地下鉄駅の真上を経由することに問題があったのか、わずかな期間で福大前発着に戻されてしまった、「幻の」運行経路です。
地下鉄駅(バス停でいえば福大正門前)が校舎と離れた距離にあることから、ちょっと不便な経路設定であるようにも感じます。

54−1番・59番 小笹天神線

 

 

少数ですが、小笹〜天神線の運用にも片江営業所担当便がありました。それが近年の54−1快速の新設により、片江営業所便に出会う場面も増えたような気がします。

(左)54−1快速の片江担当運用。日中はずっとタワーと天神・九大前を行き来します。

(右)天神発の便。土曜の午後、渋滞する時間帯ということもあり、天神北→天神南で6分もの所要時間がとられています。

 

 

(左)朝方の片江営業所→柏原営業所の回送。
回送経路も指示されています。

(右)この便に限り、別ページに全バス停分の通過時刻表が用意されていました。早発防止用なんでしょうか・・?

64番 長住線

 

福大病院、片江から長住・野間経由で博多駅といたる64番(長住線)。
運用は割と単調ながらも、結構ユニークな経路をたどる系統です。

片江営業所21時55分発の上り最終便。
片江営業所で乗り過ごしても、堤バス停に早足で先回りできました(笑)。
(64番がコの字で大回りするため)

 

113番 油山急行線

 

 

13番の国体道路経由版、113番油山急行線。
1990年代前半までは路線名の通り、全便急行だったのですが、3倍近くに運行本数を増やすと同時に、朝夕ラッシュ時以外は各駅停車での運行となりました。

(左)夕方の下り急行。国体道路を疾走します。

(右)片江持ちの運用です。末端部分で檜原行きと片江行きに分かれるため、目立つように大きな表示がスタフになされています。

 

 

朝方の博多駅行下り急行の中には、博多駅到着後急行エコルライナーにループ運行される系統もあります。

残念ながら、このループエコルライナーが博多駅を定時で出発することはまれ。数分遅れで運行し、次便のエコルライナーと連続運行になることも・・。

朝の通勤輸送急行と、通学輸送急行のループ。
片江のエース系統と言ってもよいのではないでしょうか。

 

 

(左)各停113番から、各停16番へのループ運行もありました。

(右)113番についても、未使用スタフの束が販売されました。なかなか勉強になります。

 

 

113番で片江→博多駅に送り込み、あとは終日80番博多駅〜中央ふ頭線で行き来をする運用もありました。

(左)朝は急行で送り込み。博多駅到着後、しばしの休憩の後、80番の運用に入ります。

(右)朝出ると夜まで片江営業所に帰らない運用であるためか、「博多営業所で清掃依頼をする」という指示も出されていました。

95番・114番・140番 茶山線

 

 

地下鉄七隈線の真上を走る七隈線。
地下鉄七隈線開業に合わせて大増便や系統整理も行われました。現在地下鉄開業前と比較して減便こそされたものの、元気に一定頻度での運行を続けています。

(左)一般的な茶山線のスタフ。114番には博多駅の南、山王一丁目発着の便もあります。

(右)営業所に戻るのが遅い便は「ロッカー精算」です。

 

 

(左)以前は95番だけで独立した運用でしたが、現在は茶山線に組み込まれています。
西南大学前→脇山口の所要時間は5分。脇山口交差点の渋滞を加味した時間配分でしょうか?

(右)下り最終便の114番。博多駅→天神一丁目の所要時間はなんと12分!上で見た夕方ラッシュ時の便でも11分です。

原因は中洲のタクシー渋滞対策。キャナル→南新地3分という時間配分。お分かりの通り、歩いたほうが早そうです。
・・それほど過酷にタクシー渋滞します。この辺りはタクシー協会の自助努力に期待したいところですが。

 

 

茶山線のダークフォース、茶山21B。
茶山線上り最終と、天神折り返しで片江行きの深夜便を担当します。
(左)平日の深夜に片道1本だけ運行される、福大前経由の140番。
福大前23時30分。遅い時間ですが、結構学生が乗ってきます。別府二丁目や大手門でも、これから他の市内線に乗換ると思われる学生が降りていきます。
この便にはかなりお世話になりました(笑)
(右)折り返しは天神発の14番深夜です。140番運行開始当初は140番深夜に切り替えられたのですが、まもなく14深夜に戻りました。

片江臨時 線

 

 

片江で一時期運行されていたという臨時ダイヤ。
日中80番で運行するダイヤなのですが、中央ふ頭の国際船舶の出発/到着や、他の定期便の合間を縫って走ることができるように、非常に効率的で特殊なダイヤとなっています。
(左)標準系。80番で博多駅と中央ふ頭を天神経由で往復します。
(右)中ほど下部に到着。中央ふ頭→博多駅到着後、すぐに中央ふ頭まで回送。天神も経由しないので非常にスピーディーな回送です。

 

 

(左)同じく博多営業所で休憩後、中央ふ頭まで回送して運用に入る便です。

(右)これまでの逆パターン。中央ふ頭到着後、回送で博多駅まですぐに戻される運用もあるようです。

 

 

(左)臨時便ならではの「お願い」。
渋滞で遅れることの多い小笹線の代走にも回せうるように準備されていたようです。

(右)これも小笹線代走準備のための吉塚待機なのでしょうか?
中央ふ頭到着後、築港口・千代町経由で吉塚まで回送されるものもあったようです。

 

700番 外環状線

 

 

このホームページでもご紹介した2011年冬〜春にかけて運行された社会実験路線、急行700番。
スタフも販売されたのですが、非常に人気が高く瞬殺でした。何とか確保できたスタフです。
(左)朝の大橋駅行は、がんセンター構内には入りませんでした。
(右)標準版の700番。外環状道路も交通量が増えて、堤や向新町で渋滞に巻き込まれることもままありましたが、それでも快適な路線でした。

 

 方向幕もよいですが、スタフを見ながら1便1便の思い出に浸るのも、また一興。
この時間帯乗っていたな・・あの時は・・。なんて思い起こしています(笑)

  

 

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