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  TOP  >  バスツアー(主催ツアー)  > 第3弾 新春!バス営業所詣で!筑豊筑後バス営業所参拝ツアー


 

 

 2012年1月21日。バスツアー第3弾「新春バス営業所詣で!? 筑豊・筑後バス営業所参拝ツアー」を開催しました。

予報では曇り時々雨と、生憎の天候を覚悟していましたが、おかげさまで晴天となりました!

 

今回もつたないながら、進行係を務めさせていただきましたので、当日の様子をお送りします。

(再遠方は千葉県、他に関西・九州南部からも御参加を頂きました。当日ご一緒できました皆様、ありがとうございました)

 

8:20 西鉄博多営業所(集合30分前)

集合30分前。

既に参加者のうち、半分近くがお集まりでした。

相変わらず気合いに満ちあふれたツアーです。

特別に、営業所の入口横に駐車をしていただき、受付となります。

 

次々にやってくるバスを眺めながら談笑。

さすが福岡の玄関口にあるバス営業所。

土曜ダイヤとはいえ、ひっきりなしにバスが到着します。

今回は西鉄バス久留米様に大変お世話になっております。

使用車輌は、西工CーⅡボディ+いすゞシャーシの1015号車「ロイヤルハイデッカー」。1996年式です。

・・実はツアー前日にルーセントカラーから、新貸切カラーに塗り変わったばかりとのこと。このツアーが、塗装変更後の最初のお仕事だそうです。

 

(左)またもや怪しげなツアー表札。

(右)いすゞスーパークルーザーの運転席。棒ギアもイイ感じです。

AM8:50 博多営業所を出発。

途中筑紫口でもご乗車の方があり、いざ!最初の目的地、久留米営業所へ!

 

 

・・3回目にして、今回のツアー初の試み。

「自己紹介」

せっかくのご縁ですので、お互いをよく知り合う機会を設けさせて頂けないかとのことでやってみました。

 

中学生から会社経営者、先生、そして現役の西鉄バス乗務員さんや整備の方まで!・・それに今回は女性の御参加も3名。まさしく老若男女のバスツアーとなりました。

福岡都市高速を経由し、太宰府インターから九州自動車道へ!

 

快適なクルージング・・と思いきや、

鳥栖JCT手前での事故渋滞7km!

早速巻き込まれました。

 

AM9:35 基山パーキングエリアにて休憩

 

西鉄観光同士並びで停車!

なお、お隣のつあーは、

 

『冬の海鮮グルメとギター和尚お元気説法ツアー』・・。

 

こちらのネーミングの怪しさに敵うツアーはありえまいと思っていましたが・・、まだまだ上には上があるようです。

 

基山PAを出るも、やはり渋滞中。

 

この間に、久留米営業所物品購入の、順番を決めるクジ引き!あちこちで歓声や悲鳴が上がります(笑)。

 

もちろん主催者も、最後に残ったくじを引きます。

・・自分の結果は、6番!

まずまずのスタートです(笑)

 

(右)事故現場を通過。追い越し車線のみの規制でしたが、こんなに混むんですね!

 

久留米インターから久留米営業所までは、途中の千本杉交差点が鋭角のため左折できず、大回りをする必要があります。

 

210号線バイパスから大回りで営業所へ向かうかと思いきや。十三部左折→7番の経路で営業所へ。狭隘路にも関わらずのコース。流石地元の営業所!!

(左)隈本交差点。ここの左折が度迫力でした。

 

 

余裕を持たせた時間配分だったため、ほぼ定刻で久留米営業所に到着!

 

10:30 西鉄バス久留米 久留米営業所 (販売&見学)

お楽しみ!当ツアー参加者限定の物品販売会!!

営業所2階に特設会場まで設けていただきました。

久留米、京町の高速車、船小屋、吉井・・出るわ出るわの恐ろしい数の方向幕&バス部品の数々!

・・例のごとく、戦場です(笑)

 

(下)「方向幕販売会で幕を見るときの、正しい姿勢!」

逆手に幕を持ち、背筋を伸ばして、脇を適度に開く。指先と手首のスナップを利かせながら、素早く開いていく!!

・・左の写真とほぼ同じシャッタースピードでの撮影なんですが、下の写真では手と方向幕がブレを起こすほどの高速巻き取りです。

(モデル:若手の著名方向幕コレクター様と船小屋の幕)

予想以上の販売数量に、急遽滞在時間を20分延長!

盛りだくさんのお買い物タイムとなりました。

(後日、売上を聞いてビックリ!!)

 

久留米からご乗車の2名を併せて、総勢29名!

また、このツアーの仕掛け人である西鉄バス久留米運行課長様にもご乗車いただき、楽しい道中となりました。

 

・・この運行課長様にご挨拶を頂いたのですが、素晴らしいアナウンス!

西鉄の夜行高速バス全盛期に福岡高速営業所に御所属だったとのことで、福岡〜東京線「はかた号」でもハンドルとマイクを握られていたとのことです。

(10年ほど前の某バス雑誌、西鉄バスムーンライト号の記事において、この運行課長様が乗務された便について、乗客の体験記が掲載されています。・・・内容はもちろん・・絶賛!です)

 

 

 

運行課長様のご紹介で、昼食会場は西鉄久留米駅横の、「ハイネスホテル久留米」にてランチブッフェ!

充実のお昼ご飯です。

 

 13:10 リバイバル冷水特急 西鉄久留米バスセンター0番ホーム→(冷水トンネル)→飯塚営業所

昼食を終えて、西鉄久留米駅1階の西鉄久留米バスセンターへ。

久留米市内各方面や、八女・船小屋・佐賀・吉井・鳥栖など、四方に路線が延びる筑後地方の中核拠点です。

 

 

路線バスの他に福岡空港・小倉へ向けて高速バスが運行されています。

各自出発時間まで撮影タイム。

 

急に色めきだったかと思いきや、

西鉄高速バスで残り2台となった、「福北ラインカラー」の福岡空港行き高速バスの出発でした(笑)

 

以前はあれだけ在籍していた福岡〜北九州間高速バスの専用カラーも、風前の灯火とは寂しい限りです。

 

新製されて間もない、ブルーリボンのワンステ中型を横目に、出発!

 

 出発後には、福岡市内某営業所からのサプライズ物品販売会!運転席の計器類(修繕不能分)の販売が行われました。

 

この先、2003年に廃止された」冷水特急の経路をトレースしながら飯塚へと向かいます。

 

鳥栖、基山、光が丘、朝日、桂川などコマメに集落を経由し停車しながら走っていた冷水特急。

久留米営業所担当車は、させぼ号落としの3列シート。日野のやわらかサスペンションで豪快にバウンドしながら疾走する思いでを、いすゞ車でもう一度(笑)

 

(左)元鳥栖筑紫野有料道路を、一旦園部インターで祖注下車。基山駅へと向かいます。

(右)東明館入口バス停跡付近。

筑紫付近から、冷水の山越え区間。

冷水有料道路へ突入します。

 

 

 

(左)山越えを前にして、途中休憩。

 

(右)いよいよサミットの冷水トンネルです。

高速道路を経由せず、北九州〜筑後・佐賀・熊本をショートカットする「冷水越え」。

トンネルの前方も大型トラックの隊列です。

 

 

トンネルを越えると筑豊地区。

久留米から2時間弱で飯塚へ到着です。

反対車線には飯塚バスセンター発西鉄大隈行きの路線バス。

 

  15:00 西鉄バス筑豊 飯塚営業所 (見学)

 

 

筑豊の拠点となる飯塚市の飯塚営業所。

飯塚バスセンターより北側へ1バス停、片島交差点に隣接しています。

 

 

飯塚市内線や福岡行きの筑豊特急などを担当しますが、敷地面積はそれほど大きくなく、半分のバスは頭から突っ込んで駐車するレイアウトです。

B型高速の配備が急速に進む中で、

筑豊地区はS型天国!

 

筑豊特急の八木山越えでは馬力あるバスが必要なんでしょうか?

S型のオリジナルシートモケットの車も多数現存していました。

(左)久留米地区などと同じく、飯塚市内線も中型車の新製配置が5年ほど前に急速に進みました。

末端路線の大幅廃止も進んでおり、コンパクトに効率的な路線が生き残っています。

 

(右)営業所の隅で休んでいた1台のB高。

これこそが、B高速試作車3501号車です。

 

2000年に福北ラインへ1台だけ試験投入され、すぐに直方へ転属。やはり評判が悪くライン落ちしたかと思いきや、同年に直方高速が全車B高に置き換え。あっという間にS型の後継車輌として勢力を拡大しました。

現在は、筑豊特急で活躍しているようです。

恒例の方向幕回し。

お忙しい中にもかかわらず、西鉄飯塚営業所の方に対応していただきました。

 

 

(左)筑豊特急の深夜バス。

(右)筑豊急行の通称「新フォント」幕。

・・新フォントになって、以前の西鉄らしからぬ幕が増えたような気がします。

 

 

S型高速車を撮り放題でした。

 

   16:10 西鉄バス筑豊 田川営業所(後藤寺営業所)  (販売・見学)

飯塚営業所での見学を終え、筑豊特急のルートで田川営業所へ。

道中、各地からお越しの方から頂戴したお土産で、おやつタイム!

烏尾(からすお)峠を越え、左手には夕日を受ける糸田・田川市の街並み。

冬は日が暮れるのが早いですね!

 

 

このあと田川営業所での販売・見学となりますが、

到着後1時間は、あまりの充実した物品販売につき、写真を失念しておりました・・。

 

田川、飯塚、添田、直方、大隈と、筑豊中から集めていただいたと思われる方向幕の数々・・。

筑豊特急はもちろん、田川特快や添田のカラフル幕など、みなさま大喜びの内容!

ここでも、到着前にくじ引きで購入順を決定。

10人1チームで、1チーム5分間、一人3点までの購入方式を取らせていただきましたが、

順番が18番目でしたので、先の皆様の購入中は、気が気でありませんでした(笑)

 

 

 

1時間ほどで購入も一段落し、気分はホクホク!

楽しく積み込みです。

 

自分の収穫としては、添田・伊田・直方の路線車前幕や、大隈3本セット、田川快速・・。

本数があまりなかったのか、筑豊特急&急行の幕を1本も手に出来ず!

 

 

トランクに一杯のお買い上げ物品達。宝物です(笑)

飯塚を上回るS型パラダイス!

 

筑豊地区の人口減少や景気低迷により、田川市内線や近郊線は次々に廃止。今では全盛期の10分の1以下の規模に落ち込んでいます。

しかし福岡との都市間路線「筑豊特急」は好調の様子です。

 

毎時3〜4本程、バイパス直行・ノンストップ特急・急行などの方向幕を掲げたバスが、次々に出発していきます。

 

 

 

ずらり並んだS型。

西鉄の高速バスを担当する営業所では当たり前に見られたはずの光景。

(あまりに当たり前すぎて、カメラを向けていなかった事が悔やまれます)

 

気が付けば飯塚か田川でしか見られなくなってしまいました。

 

 

またナンバーを切られた廃車待ちのS型が1台。整備工場の前に佇んでいました。

 

 

 

まだまだS型が主流の筑豊では、まだまだ少数派のB高。整備の方が、幕を回してくださいました。

  

(下)近年、田川営業所に転属してきた福北ライン塗装のS型。久留米駅で見かけた1台と併せて、このカラーの生き残りは2台とのことです。

 

筑豊急行で活躍しており、博多駅で見かけることもありますが、到着時にはほぼ全員がバスのもと走っていきました。

 

 

 

 

 

田川の南側、添田へ向かうバスです(添田交通カラー)。

修験の山である英彦山や、山越えをすると大分県日田市となる添田町には、バス営業所はもちろん、西鉄分社化の子会社(添田交通)が本拠地として存在しました。

西鉄分社化のモデル地区となった添田周辺も、相次ぐ路線廃止や減便の波を受け、西鉄バス路線は1系統・毎時1本程度にまで減少しています。

 

 

 

日も大分かげってきましたので、

楽しい時間もそろそろ終わり。福岡へ帰る時間が近づいてきました。

 

 

参加者の皆様で記念撮影。

29名+西鉄バス久留米の運行課長様に運転士様。

 

・・撮影場所は、みなさまの希望により福北ラインのS型の前で!

 

さて帰ろうかと後を振り向くと、田川〜小倉快速用に導入された32代のふそうの大型車の姿が。

筑豊地区で、路線車の大型車と言えば、この32代数台だけになってしまったのでしょうか?

 

帰りの道中。

西鉄バス久留米のご厚意で、方向幕や銘菓のサプライズ抽選会を開催!

最後まで盛り上がっていました。

・・特に後部サロンが。

 

定刻19:10 無事に博多営業所へ到着。

急いで荷物をおろして、名残惜しくも解散。その後、希望者の皆様で打ち上げ!

 

家に帰り着いたのは23時過ぎ。今日購入した幕を見ながら、座ったまま、いつの間にか眠りに落ちていました。

 

・・今回、実はギリギリまで参加者の募集に大苦戦(泣)

ホームページをご覧頂きました皆様のおかげさまで、参加締め切りの時点では予想を上回るご応募状況。

胸をなで下ろすのと同時に、どんな方とお会いできるのだろうかと、いつになく楽しみでした!

 

最近でこそ雑誌が出版されるようになりましたが、まだまだマイノリティなバス趣味。

同じ趣味を持つ皆様とお会いして、バス談義で盛り上がることは本当に幸せです。

(西鉄バスの方向幕販売会が始まった2年半前までは、こんなに楽しいご縁に恵まれるとは、思いもしませんでした)

また、ツアーによらずとも、街角やバスセンターでお会いできることを楽しみにしております。

 

 

この3回目のツアーの開催につきましては、西鉄バス久留米の運行課長様からのご提案が発端でした。

開催にあたりご尽力を頂きました、西鉄バス久留米の皆様、西鉄バス筑豊の皆様、ドライバー様、運行課長様に心より御礼申し上げます。

 

 

筑豊・筑後を回った今回のバスツアー。・・次の目的地はどこになるのでしょうか?

  

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