このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
福島交通
福島県内最大手の事業者。鉄道も有するが、大半はバス事業からなる。鉄道駅からの転用箇所もあるが、国鉄連絡自動車線として「駅」を名乗る駅も見受けられる。
掛田駅Kakeda かけだ
■所在地:福島県伊達市霊山町掛田
■発券状況:回数券、定期券。
もとの福島交通軌道線の駅で霊山町の玄関駅。福島電気鉄道として1911(明治44)年開業。1971(昭和46)年4月電車廃止。廃止から30年以上、電車当時の姿をバス駅として残している。福島駅前から来た路面電車はここで道路を外れて左側にある駅舎に辿り着いた。駅舎は道路に対して斜めに造られていて、バスは改札側に着くようになっている。駅構内には「電車開通記念碑」が建立されており、今も残されている。駅舎内には窓口や運賃表があり、鉄道の雰囲気を残している。
保原バスセンターHobara Bus-center ほばらバスセンター
■所在地:福島県伊達市保原町
■発券状況:定期券、回数券。
保原町の中心街にある。もともとは福島交通電車の保原駅だった。ここから掛田方面と梁川方面に分岐していた。プラットホームのようになって、電車駅(電停)の面影を残している。建物向かい側には「駅前食堂」があり、これも電車駅時代の名残である。電車廃止後も掛田駅は「駅」を名乗っているが、早々にバスセンターと改称している。
岳温泉駅 だけおんせん Dake Onsen [連]
■所在地:福島県二本松市岳
二本松駅から西へ向かう、安達太良山ろくの温泉地にある。現在は窓口は閉鎖されているが、待合室にその面影を残す。その待合室扉の上に「ニコニコ共和国バスターミナル」の表記がある。これは、1982年に起きた町おこしの一つである「ミニ独立国」ブームにより、岳温泉一帯を「ニコニコ共和国」と称した名残である。同年、東北新幹線開業により二本松駅に特急・急行列車が停車しなくなったことに危機感を感じた温泉協会が、当時流行していた「ミニ独立国」ブームに乗ったことによる。その後、ブームの終焉とともに同国は2006年に日本に「統合」されたが、表示は撤去されずに残されていた。
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