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ジェイ・アール北海道バス
民営化時に国鉄北海道自動車局から北海道旅客鉄道自動車部となったが、
2000年4月にJR北海道から分離・独立したバス会社。
社名の「ジェイ・アール」は、同じJR北海道グループ各社の社名登記に倣ったもの。
分離・独立に際して、制服も一新するなど差別化が見られる。
札樽線
西町北7丁目駅Nishimachi-kita7chome にしまちきたななちょうめ
■所在地:北海道札幌市西区西町北7丁目
■旧称:手稲東
■業務形態:第二種委託駅
路線の札幌方にある。開業から手稲東駅を名乗っていたが西町北7丁目駅に改称し、後に業務廃止となる。駅の痕跡は閉店した「Dean」店舗跡のテントの内側に設置されたスピーカーだ。ちなみに地下鉄宮の沢駅は開業前の仮称は「手稲東」駅だった。当駅の改称理由は現・宮の沢駅に配慮したのかもしれない。
手稲町駅(手稲本町)Teine-machi ていねまち
■所在地:北海道札幌市手稲区手稲2条1丁目
■業務形態:第二種委託駅
こちらも札幌方にある。札樽線の途中駅で
駅舎を中心に転回できるようになっている
が、現在は通過するだけの停留所で、
屋根の駅名も消されてしまった。
定期発行駅としての役割もあったが、現在では函館本線の手稲駅で発売している。
※駅業務廃止後に駅名改称したため、このページの表記は改称前のものとします。
空知線
(自)新札幌駅Shin-Sapporo しんさっぽろ
■所在地:北海道札幌市厚別区
■発券状況:新札幌乗継回数券、定期券、バスカード、夕鉄バス回数券。
■のりかえ:JR千歳線、札幌市営地下鉄東西線(新さっぽろ)。
新札幌駅バスのりば北レーンにある。空知線は札幌が起点だが、現在は新札幌を拠点に路線が伸びており、市営地下鉄東西線と接続することから、函館本線と路線が並行していても大通方面へ便利なことから本数が多い。系統はほとんどが新札幌で切られているが、新札幌駅〜江別駅、新札幌駅と住宅地を結ぶ系統が殆どで、他のJRバスとは違った都市型通勤輸送の光景が見られる。
長沼線
中央長沼駅(跡) Chuo-Naganuma ちゅうおうながぬま
■所在地:北海道夕張郡長沼町錦町北1丁目
■業務形態:第一種委託駅
北海道における自動車駅で数少ない自社所有の第一種委託駅で、設置は1952年(昭和27年)4月。旅客の他に貨物・小荷物も扱う駅だった。場所は現在の中央長沼バス停の近くにあり、長沼東町・ながぬま温泉方に設置されていた。
それには理由があり、長沼営業所 -(回送)- 中央長沼駅 - 東町 -(折り返し)- 中央長沼市街 - 基線通 →札幌方というのが、当初の長沼線のルートで、この駅が起終点のターミナルとして、活用されていた。1961年(昭和36年)に鉄筋コンクリート2階建てに改築。59・2ダイヤ改正の影響で、1984年(昭和59年)1月で小荷物営業廃止。国鉄最後のダイヤ改正があった1986年(昭和61年)11月に営業終了。その後、しばらく建物が残っていて待合室として活用されていたが、民営化前後に解体・撤去されている。
その頃には長沼線の経路が、ながぬま温泉 - 長沼東町 - 中央長沼 - 基線通 →となって、中間駅で札幌方に設置されていないため、待合室としても利用されなくなっていた。定期券窓口としても長沼営業所まで歩いても至近距離にあるうえ、回数券は役場前の菓子店に簡易委託しており、営業している必然性がなくなってしまったのである。現在は跡地は更地のまま残っており、舗装部分にはかすかにバスが発着していたころに引かれた白線が残っており、複数発着していた往時を偲ぶことができる。
日勝線
(旧駅舎)
(新駅舎)
えりも駅Erimo えりも
■所在地:北海道幌泉郡えりも町本町
■旧称:幌泉(ほろいずみ)
■業務形態:第一種委託駅
元々は現在のえりも本町に駅があったが、こちらへ移転した。距離は100メートルくらいだが、転向および滞泊ができなかったためと思われる。しかし、本町市街地とはそれほど離れておらず、町の玄関として機能してきた。窓口営業は1998年10月に廃止されている。末期から滞泊運用はなく最終便は回送で様似営業所へ戻る。実は、国鉄バス〜JR北海道バスでは数少ない会社所有駅で、過去に多くの路線を持っていた同社だが、乗車券を発売している駅の殆どが商店や個人への委託だった。
かつては、上の写真のとおり国鉄時代からの駅舎だったが、2008年頃に下のような待合室だけのものに建て替えられた。それでも「えりも駅」の切り出し文字看板はそのままになっており、名称そのものに変更はない。
深名線
幌加内Horokanai ほろかない
■所在地:北海道雨竜郡幌加内町
■発券状況:商工会事務所にて回数券。
■業務形態:簡易委託駅
1995年のJR深名線廃止によって代替運行されたJRバス深名線の「駅」。この建物の裏にバスが発着する。中は待合室の他、商工会事務所、深名線資料室のほかに、「そば日本一の町」をPRする幌加内町らしく、そば店「ほろほろ亭」がある。なお、鉄道駅の幌加内駅はここより離れた位置にあり、「JR車庫前」として通っていたが、1999年に失火で消失。また同時期にバスも通らなくなった。
なお、時刻表では幌加内で系統が打ち切られているが、当所終着でない限り、引き続いて同じバスで運行される。申し出れば運賃も通算される。
美瑛線(廃止)
白金温泉駅Shirogane-Onsen しろがねおんせん
■所在地:北海道上川郡美瑛町白金温泉
■業務形態:第二種委託駅
1986年廃止となった美瑛線の駅。商店に委託しており、営業当時は駅名看板を掲げていた。建物は当時と同じだが、右側にあった待合室部分が撤去されている。現在は道北バスによって代替運行されており、委託先だった商店ではバスカードを発売している。わたしの旅駅スタンプは旧駅向かいにある観光案内所に設置してあり、国鉄バスに関する写真も展示してある。
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