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近畿地方

奈良交通

五條バスセンターGojo Bus-center ごじょうバスセンター
■所在地:奈良県五條市今井2丁目
■発券状況:バスカード、定期券、高速バス乗車券(サティ内、奈良交通旅行社)
 JR五條駅から徒歩10分の所にある。五條駅周辺が旧市街地なのに対して、こちらは国道沿いにある。バスセンターと言うが、バスの車庫もあり滞泊もあるようだ。待合室に発券所はないが、五條名物「柿の葉寿司」の売店があった。バスセンター建物の色を見ても判る通り、ショッピングセンター・サティの一部になっているのが判る。
 西日本JRバス阪本線廃止後、奈良交通委託の代替バスはここが始発地となり、五條駅前の奈良交通乗り場に入ってから城戸方面へ向かう。新宮ゆきの五新線バスも専用道入口までは、阪本線代替バスと同じルートをたどる。

淡路交通、本四海峡バス、西日本JRバス、神姫バス、山陽電気鉄道

洲本高速バスセンターSumoto kosoku Buscenter すもとこうそくバスセンター (淡交、神姫、山陽)
洲本(洲本乗車券販売センター) Sumoto すもと(本四、JR)
■所在地:兵庫県洲本市港
■発券状況:普通乗車券、定期券、回数券、高速バス乗車券(淡交)。高速バス乗車券、鉄道券(JR)。
■設備:窓口(淡交・JR)、観光案内所、物産品売店、トイレ。
 1998年に開業した洲本市の玄関となるバスセンター。2004年12月に洲本バスターミナル(旧洲本駅)を廃止、在来路線バスの発着を洲本高速バスセンターに一本化して、名実共に洲本市の玄関となる。廃止したターミナルの代替措置として、市役所そばに「洲本」停留所を置いたためか、ターミナル廃止後も「高速バスセンター」を名乗る。この他、明石海峡大橋開業と共に西日本JRバスと本四海峡バスが本四淡路高速線として路線を新設。当初は洲本港をターミナルとしていたが、狭隘のため現在地に移転。その際、このバスセンターに窓口を設置した。西日本JRバスの窓口では鉄道券も購入でき(旅行業としての西日本JRバス窓口)、利便性を向上させている。
 バスセンター内には二社の窓口の他、観光案内所、土産品等の売店もあり、冷暖房設備の整った待合室と共に理想的なバスセンターといえる。

本四海峡バス、西日本JRバス、淡路交通

東浦バスターミナルHigashiura Bus terminal ひがしうらバスターミナル
■所在地:兵庫県淡路市浦
■発券状況:高速バス乗車券、鉄道券(JR)。
■設備:窓口(JR)、自販機コーナー、トイレ。
 旧東浦町にあるバスターミナル、ターミナルは道の駅の案内所とトイレも兼ねている。側には道の駅(食堂棟)や中浜稔猫美術館、物産即売所もあり、周辺が観光施設となっている。自販機コーナーには飲料水の販売機の他に「ちくわ」の販売機があるのがユニーク。
 当所には淡路交通も停車するが乗車券の発売はない。JRバスは旧来の自動車駅とは違い、自社および共同運行の高速バスとマルスによる鉄道券の発売はするものの、連絡運輸はない。しかし民営化以降、洲本と当所のように市中に独立した窓口を設置するのは初めてのケースである。なお、津名港にあったマルスは2004年12月に当所へ移転してきた。

本四海峡バス、淡路交通、西日本JRバス、神姫バス、山陽電気鉄道

津名港Tsunako つなこう
■所在地:兵庫県淡路市志筑
■発券状況:乗車券(淡交・券売機)、高速バス乗車券。
■設備:売店、自販機コーナー、トイレ。
 津名港ターミナルとして、バスと船の共同施設として作られた。元々は志筑に淡路交通のターミナルがあったが、他社高速バス乗り入れやパークアンドライドの駐車場確保の都合もあったようで、現在地へ移転してきた。本四海峡バスと淡路交通の窓口がそれぞれある。一時期、本四窓口にJRマルスが設置されたが、現在は東浦ターミナルに移転した。背景は海で港なのだが、現在、就航している船は淡路エアポートラインだけで、窓口営業はなく乗船者は直接現金で乗船する。なお、南海淡路ライン(泉佐野港〜津名港)の津名港はここではなく、東側1キロ先にある。

本四海峡バス、西日本JRバス、淡路交通

大磯港Oisoko おおいそこう
■所在地:兵庫県淡路市大磯
■発券状況:高速バス乗車券(券売機)。
■設備:自販機コーナー、トイレ。
 本四海峡バス大磯営業所として設置。発券関係は全て券売機による。建物の1階が待合室と券売機があり、2階には乗務員休憩室と事務所がある。淡路交通普通便はここには停車せずに、50メートル先の大磯港停留所に停車する。

淡路交通、山陽電気鉄道

福良(福良営業所) Fukura ふくら
■所在地:兵庫県南あわじ市福良
■発券状況:高速バス乗車券、普通乗車券(券売機)、定期券、回数券。
■設備:自販機、トイレ。
 元々は淡路交通電車の終点、福良駅だった。ここから船で鳴門へ向かうのだが、1985年の鳴門大橋開業でバスに代わっている。しかし、淡路交通の路線はなく、向かい側にある観光船乗り場にある本四海峡バス、西日本JRバスで渡るしかない。
 南あわじ市にある有人ターミナルだが、JTB時刻表の「市の代表駅」は市役所最寄りの市(いち)停留所となっている。

阪急バス

有馬(有馬案内所) Arima ありま
■所在地:兵庫県神戸市北区有馬町
■発券状況:高速バス乗車券、普通乗車券(券売機)、定期券、バスカード。
■設備:自販機、トイレ。
 日本三古湯の一つである有馬温泉にある。バスの方向幕は「有馬温泉」だが、停留所名は「有馬」であり「温泉」はつかない。温泉街の奥にあり、バスは誘導員により後退で進入する。路線は、梅田(高速)、宝塚駅、芦屋駅を結ぶ路線がある。なお、山陽電鉄バスは当所に乗り入れず、一つ手前の停留所に発着する。神戸電鉄有馬温泉駅は当所から徒歩5分南方の場所にある。

神姫バス

山崎(山崎案内所/山崎待合所) Yamasaki やまさき [連]
■所在地:兵庫県宍粟市山崎町鹿沢
■発券状況:高速バス乗車券、定期券、ICカード。
■設備:自販機、トイレ。
 2005年に市制施行した宍粟(しそう)市の市街地である旧山崎町にある。建物には「山崎待合所」とあるが、会社案内では「山崎案内所」となっている。1960年の国鉄路線図では「播磨山崎」と称して播磨新宮駅から連絡運輸路線となっていた。この播磨山崎という名称、現在では播磨山崎郵便局で使われているのみだ。室内は窓口と椅子に冬季はストーブも設置される。所々修繕しているが、古い窓枠も見られるなど、三角屋根といい、懐かしさを感じる待合所である。
 ちなみにこの宍粟市、明治時代に現在の北海道新篠津村に開拓移民を送り込んでいる。JR北海道バス岩見沢線(新篠津線、現・新篠津交通)に「宍粟」バス停があるが、移民集落の名残である。

全但バス

出石(出石営業所) Izushi いずし [連]
■所在地:兵庫県豊岡市出石町小人
■発券状況:回数乗車券、定期券、豊岡市内一日乗車券。
■設備:自販機、トイレ。
 2005年に豊岡市に編入された出石町の市街地にある。周辺は城下町の街並みと背後には出石城址があり、城下町には「出石そば」で有名な そば店が軒を連ねる。 全但バスはかつて国鉄連絡運輸を行っていたことがあり、この営業所が「出石駅」を名乗っていたことがある。戦前には山陰線江原駅から出石鉄道が運行されていたが、 戦時中の鉄材供出で休止させられている。その出石鉄道出石駅は当初から西の出石川を越えた場所にあり、同じ場所ではない。ただし、出石鉄道代替バスは全但バスに 引き継がれており、のちに当所へ乗り入れている。

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