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九州・沖縄地方


堀川バス

福島(福島待合所) Fukushima ふくしま
■所在地:福岡県八女市本町
■発券状況:普通乗車券、定期券、回数券
 八女市の市街地である土橋商店街にあるターミナル。JR鹿児島本線・羽犬塚駅前から延びる路線はこの福島待合所を通って、黒木方面へ向かう。1984年までは路線に並行して国鉄矢部線があったが、現在は堀川バスの既存路線が代替をする。その矢部線筑後福島駅はここより南側にあった。
 隣には堀川バス本社や同社旅行部門があり、八女市の公共交通を担う一大拠点だが、向かいには西鉄バス福島停留所があり、久留米方面へはこちらの本数が多い。
 福島とは、1954年に八女市が成立する前の旧町名で大字ではないが、「八女」より「福島」で通用することが多いようだ。しかし、堀川バスも西鉄も方向幕は「八女」で「福島」行き表示とはしていない。

西鉄バス久留米

福島Fukushima ふくしま
■所在地:福岡県八女市本町
■発券状況:なし。
 八女市の市街地である本町にある。以前はさらに鹿北を通って、山鹿まで通じていたが1999年に廃止されており、この先2つ目の八女営業所で路線は終わっている。もっとルーツを辿れば、三井電気軌道として甘木〜福島を結んでいたのが最初だった。後に西日本鉄道に買収されて西鉄福島線となるが1958年に廃止、以来バス輸送となっている。
 鉄道代替らしく窓口があったようだが、現在はシャッターが降りたまま。待合所には最近まで運行していた山鹿までの運賃表が貼られていた。向かいには堀川バス福島待合所があり、福島は八女市に於ける交通の拠点であることがわかる。

西肥自動車

嬉野温泉(嬉野バスセンター) Ureshino-Onsen うれしのおんせん
■所在地:佐賀県藤津郡嬉野町下宿乙
■他社乗り入れ会社:祐徳バス、九州急行バス
■発券状況:普通乗車券、定期券、回数券
 嬉野温泉郷の中心にある、JR九州バス嬉野温泉駅と同じ建物である。西肥バスは売店に乗車券発売を委託していたが、その場所に観光協会が入居することになったため、乗車券については、協会に委託することになった。
 2008年から祐徳バスのターミナルが移転してきたが、祐徳バスの乗車券はJR側に委託しており、祐徳関連の社員は配置されていない。

祐徳バス

(旧)嬉野温泉(嬉野発着所/嬉野温泉バスターミナル) Ureshino-Onsen うれしのおんせん
■所在地:佐賀県藤津郡嬉野町下宿乙
■他社乗り入れ会社:九州急行バス
 嬉野温泉郷の国道沿いにあった。JR九州バス嬉野温泉駅とは少し離れており、この前をJRバスが通るが停留所はない。ターミナルは旅行代理店である祐徳旅行社に業務を委託していた。2008年4月統合により閉鎖。

昭和自動車

呼子(呼子発着所) Yobuko よぶこ
■所在地:佐賀県唐津市呼子町呼子
■発券状況:定期券、回数券
 2005年に唐津市に編入された旧呼子町の中心にある。昭和自動車は自社による(通称)バスセンターを所有しているが、正式な名称は「発着所」という。この呼子もその一つで室内は待合室と窓口がある。現在は窓口は閉鎖されているが、観光案内所のある観光協会に回数券・定期券に限り発売を委託している。
 呼子町は「イカの町」で知られ、この背後は漁港となっており、イカ釣り船が係留されている。この建物の隣には物産店があり、イカやその加工品のほかに、甘夏と加工品が販売されている。
 他に呼子といえば、未成線となった国鉄呼子線がある。西唐津から延長する形で工事が進められてきたが、1980年代に工事中止。一部高架橋や路盤は放置されていたが、最近になって高架橋は撤去、残った路盤は市道に転用されている。鉄道が来ることはなかったため、「町の玄関駅」は、引き続き当所がその任に就いている。

九州産交バス

山鹿温泉Yamaga-Onsen やまがおんせん(山鹿バスの駅/山鹿バスセンター/山鹿バスターミナル/九州産交バス山鹿営業所)
■所在地:熊本県山鹿市中央通
■他社乗り入れ会社:熊本電鉄バス
■発券状況:TO熊カード、定期券
 2006年5月開業。それまで「温泉プラザ」バス停が、ターミナル的な役割のある停留所だったが、バス相互の乗継と自家用車やタクシーからバスへの乗継の向上を目指して、国土交通省と山鹿市が費用を負担することで設置された。窓口営業は九州産交バスが担当し、山鹿営業所が移転する形で行われている。
 建物は1階建てだが、無垢材でのラーメン形式とした構造で、木材をふんだんに用いられている。建物の内部は待合室の他、窓口、トイレがあり、外部には駐輪場、自家用車駐車場、タクシー乗り場も整備された。とりわけバスホームにはひさしがあり、雨に濡れずに乗ることが出来る。敷地内だが、この隣には温泉観光協会の案内所も設置された。
 なお、名称について何種類かあるが、国土交通省の設置計画には「山鹿バスの駅」、当所の立て看板には「山鹿バスセンター」、車内案内では「山鹿バスターミナル」、九州産交の組織では「山鹿営業所」、方向幕・停留所名は「山鹿温泉」であり、一貫していない。但し一般的には「山鹿温泉・山鹿バスセンター」と案内されているようである。

産交バス

バスセンターBuscenter バスセンター
■所在地:熊本県荒尾市緑ケ丘
■他社乗り入れ会社:西日本鉄道
■発券状況:?
 荒尾市緑ケ丘にあるバスセンター。産炭地振興および再開発により、隣にある「あらおシティーモール」と共に建設された荒尾市の施設。荒尾市交通部(現在交通局)は、戦時中に開業した軍専用線を戦後の1949年、電車線として開業することから始まる。電車は荒尾駅から緑ケ丘(このバスセンターから500メートル荒尾駅寄り)まで運行されていたが、1964年に廃止されている。このバスセンターあたりも炭坑住宅だったそうだが、炭坑の操業が盛んな当時とは風景は一変しており、面影は全くない。
 バスの運行は、このバスセンターを中心に荒尾駅・四山方面への路線が殆どだ。2005年3月に荒尾市営バスは事業廃止、産交バスへの移管された。同社もこのターミナルへ乗り入れる。他にも福岡空港への西鉄バスが乗り入れており、乗車券はシティモール内にあるJTBで発売している。

熊本電鉄バス

菊池プラザKikuchi-Plaza きくちプラザ(熊本電鉄)
菊池温泉口駅Kikuchi-Onsenguchi きくちおんせんぐち(JR九州バス)
■所在地:熊本県菊池市隈府
■他社乗り入れ会社:産交バス、JR九州バス(廃止)
■発券状況:いずれもなし
■旧称:隈府(わいふ)
 かつての熊本電鉄菊池駅。電車区間廃止前に建て替えられいる。「・バスターミナル」の文字の前には「電車」とあったようだ。現在、テナントだけが営業しており、バス関係は閉鎖されている。
 JRバス山鹿線が2006年2月まで乗り入れていたが、この「菊池プラザ」になってからも「菊池温泉口駅」として営業されていたことが、1987年以降の乗車券があることから確認されているが、どのような形態だったかは不明である。
 なお、産交バス(九州産交バスの子会社)は、斜め向かいに菊池営業所(菊池産交、2006年9月廃止)があるのだが、JRバス代替路線に限りこのプラザにも乗り入れる。但し、両方ともに経由地が違うものの山鹿までの路線である。

熊本電鉄バス

菊池温泉Kikuchi-Onsen きくちおんせん
■所在地:熊本県菊池市隈府温泉街
■発券状況:なし
 こちらは熊本電鉄の菊池温泉案内所。温泉街の中心にあり、バスの折返所でもあるが、窓口営業はない。事務所は乗務員休憩所とになっている。バスは狭い街並みを通るため路線は一方通行になっている。この案内所の前にかつてJRバス山鹿線菊池温泉停留所があり、バスは1日3回通っていた。

亀の井バス

鉄輪(鉄輪待合所)Kan-nawa かんなわ
■所在地:大分県別府市鉄輪
■発券状況:普通乗車券(半硬券)、定期券、ICカード。
 鉄輪温泉の玄関口であり、交通の要衝となる施設である。日中は別府駅との間を5〜10分間隔で運行されており、とても賑わっている。それまであった建物を2006年12月に改築され、開放型だった待合室は冷暖房完備で年中締め切る構造に変わっている。
 向かい側に車庫、その裏ある源泉から湯煙が吹き上がっており、周辺は旅館・ホテルに囲まれて温泉地らしい雰囲気を見せている。さらに、右手にあるいで湯坂を下ると芝居小屋や足湯など、風情ある温泉街を楽しむことができる。

大分交通

鉄輪温泉(鉄輪待合所)Kan-nawa Onsen かんなわおんせん
■所在地:大分県別府市井田
■発券状況:企画乗車券、回数券。
 亀の井バス鉄輪待合所から、いで湯坂を下った場所にある。周囲は旅館やホテルは若干あるが商店はなく、ほとんどが住宅地で、温泉地のバス待合所という雰囲気ではないが、全く観光客が居ないというわけではない。2010年4月に亀の井バス鉄輪待合所との混同を避けるために、停留所名を「鉄輪」から「鉄輪温泉」に変更した。ちなみに別府駅まではこちらから乗車するほうが10円安いほか、大分駅までの直行路線もあり、途中の高崎山へのモンキーパーク入場券付き乗車券を発売しているなど、観光路線だった名残を見せている。

大分交通(大分交通グループ 大交北部バス)

豊後高田(大交北部バスターミナル/高田営業所)Bungo-Takada ぶんごたかだ
■所在地:大分県豊後高田市新町
■発券状況:定期乗車券、回数券。
 1967年(昭和42年)に廃止された大分交通宇佐参宮線豊後高田駅の跡地にある。建物そのものは立て替えられているが、この奥にあるバス乗り場は頭端式ホームだった跡が残っている。
 ターミナルを出ると豊後高田の街が広がり、かつて賑わった新町通り商店街を「昭和の町商店街」として再現した。左手には農業倉庫だった建物を「昭和ロマン蔵」として改装するなど、集客に励んでいる。街を歩けば、懐かしさと珍しさから商店街がテーマパークのような雰囲気があり、寂れた商店街に賑わいを取り戻している。

長崎県交通局

雲仙Unzen うんぜん
■所在地:長崎県雲仙市小浜町雲仙
 公営交通のターミナルとしても珍しいが、1960年代に流行した円形のターミナル。日本最初の国立公園、雲仙と長崎を結ぶバスとして発足した長崎県営バスターミナルとして、県営バスのルーツの地でもある。  周囲は雲仙温泉郷があり、地獄めぐりもあって湯煙が吹き上げている。なお、島原鉄道バスの「雲仙営業所」は小浜方面100メートルにある。2005年3月31日で無人化され、2007年3月31日の路線廃止で使用されなくなった。

島原鉄道

島鉄雲仙営業所Shimatetsu Unzen eigyosyo しまてつうんぜんえいぎょうしょ
■所在地:長崎県雲仙市小浜町北本町
■発券状況:普通乗車券(半硬券)、定期券。
 そのままの停留所名である。恐らく県営ターミナルもあるので配慮したのだろう。こちらには県営バスも停車する。雲仙の温泉街の中にあり、地獄めぐりも下車すぐの場所にあり、周囲は硫黄の匂いに包まれたいる。「営業所」だが、窓口だけであり、車両配置も車庫もない。窓口では普通乗車券を発売しているが、島鉄バスのみ有効。長崎スマートカードに関しては発売・積み増しは行っていない。


小浜(小浜ターミナル)Obama おばま
■所在地:長崎県雲仙市小浜町北本町
■他社乗り入れ会社:長崎県営バス
■発券状況:普通乗車券(券売機)、長崎スマートカード、定期券。
 2007年3月まで、長崎県交通局が所有する全国的にも珍しい、駅前ではない公営交通のターミナルだった。4月に長崎県営バス撤退により建物は雲仙市に譲渡、営業は島原鉄道に移管された。但し、雲仙は長崎県営バス発祥の地であることや、長崎からの観光客を乗せるという意義から、辛うじて1日3往復の特急バスが存続しており、引き続き当所へ乗り入れる。
 のりばは2ヶ所あり、施設右手の正面には雲仙ゆき、口之津方面が停車。左手には諫早、長崎方面のバスが回り込んで停車、発車時は一旦バックする。長崎県営バスは雲仙観光へのルートとして発足した経緯から、このように温泉地のターミナルとして存在する。周囲は小浜温泉郷があり、湯煙が吹き上げている。小浜〜愛野はかつての小浜鉄道(雲仙鉄道)と並行しているが、小浜ターミナルはかつての肥前小浜駅の跡ではない。

島原鉄道

島鉄バスターミナル(島原営業所)Shimatetsu Bus terminal しまてつバスターミナル
■所在地:長崎県島原市弁天町1丁目
■他社乗り入れ会社:西日本鉄道
■発券状況:普通乗車券(券売機)、高速バス乗車券、長崎スマートカード、定期券。
 島原鉄道本社、島鉄本社前駅に近い。この建物の裏に乗り場があり、発車時には案内放送がある。営業所を併設しており、車庫にもなっている。西鉄バスは高速「島原号」の乗り入れがある。

那覇バス、沖縄バス、琉球バス交通、東陽バス

那覇バスターミナルNaha Bus terminal なはバスターミナル
■所在地:沖縄県那覇市泉崎
■発券状況:市内線共通回数券、市外線回数券、定期券。
 長年鉄道がなかった沖縄県の最大の交通拠点である。実態は県内4社の営業所を集約させたため、窓口が各会社ごとに設置されている。沖縄都市モノレール旭橋駅に隣接しているため、連絡は容易で公共交通の利用向上に貢献しているターミナルである。歴史的には沖縄県営鉄道の那覇駅跡地に存在する。

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