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2008年1月トワイライトエクスプレスで行く北海道への旅

(2008年1月16日〜21日 稚内〜網走〜釧路〜根室)

●1月16日 大阪駅

工事が進む大阪駅10番のりばでトワイライトエクスプレスの到着を待ちます。

工事が進む大阪駅10番のりばでトワイライトエクスプレスの入線を待ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと入線です。

 今日の牽引機関車はEF81-43です。

左側には食堂車のスタッフがみえます。

いよいよ旅が始まるのかと実感します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪駅で見る「札幌行き」

何気ない日常をいっきに「非日常」へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

札幌までのお部屋は5号車の「シングルツイン」という変わった名前の個室。

基本は1人用ですが,上段に補助ベッドがあり2人でも利用できるよう工夫されたお部屋です。写真のソファーは向かい合わせで2つあり,ベッドになります。

 

部屋は日本海側と山側に配置され,私の部屋はもちろん日本海側です。

 

私のスタイルは下の向かい合わせのソファーはベッドにせず,上段のベッドを利用します。1人で使うと便利で快適な部屋ですが,2人でつかうとかなり窮屈ですので,おすすめできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

列車は大阪駅を発車し,札幌に向かいます。

車内改札がくるまで,個室のカードキーはもらえませんが,今回は「北斗星」のカードキーを持参。使えるのです。

13:00〜3号車食堂車「ダイナープレヤデス」ではランチタイムがはじまります。

スシ24という形式の車両ですが,寿司がでてくるわけではありません…

どこかの高級レストランみたいです。

日本海側(進行方向左)は2人席,山側(右側)は4人席です。

ランチタイムでは山側には琵琶湖が見えます。そっちの席がよかったのですが,なにぶん1人旅行ですから,4人用テーブルを占拠するのは大迷惑です。(係員に席を案内されます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メニューをみてまよったあげく,ハンバーグステーキセットにしました。国産牛肉使用らしいです。ハンバーグはおもったよりも小さかったですが,どこかの某びっくり○ンキーのものとは格段に違います。お値段は少々高めです…

食後にコーヒー(別料金)を飲んで食堂車からの景色を満喫。

 

    

 

列車は北陸本線へ入ります。芦原温泉手前で速度が低下。旅客指令から入った情報によると,前方を走るサンダーバード21号が特殊信号発光機で非常停止。15分ほど停車して順次運転を再開します。

金沢を過ぎてもちんたらちんたら走行。どうやら前方に貨物列車が…そこへ指令から「富山まで貨物の後走り…」。富山には30分遅れて到着。

すっかりあたりは暗くなってきました。室内の電気は暖色系で,木目調の壁紙もあいまって落ち着いた雰囲気です。

    

↑写真左の左側に見えるタオルは濡らしており,乾燥防止です。写真右は上段のベッドです。幅は70cmでまあまあかな。

 

↓乗車後,予約した弁当です。食堂車で調製されたもので1,500円です。中身はシンプルに見えますが,味はあっさりとしていてかなりウマイ。野菜も多く,健康的です。

    

 

17:00からディナータイム(フランス料理のフルコース)ですが,そのような高級なものを食べる身分ではありませんので,21:00から始まるパブタイムへ。

普段なら飲む気がしないビールを注文。なぜかここで飲むと「おいしいといっている人の気持ちが少しわかる」という気分になります。

おなかもすいているので,ビーフピラフを注文。ちゃーんとお肉ものっており,抜群のうまさ。車内で調理しているとは思えません。

    

 

列車は秋田を過ぎ,奥羽本線へ。大久保で大阪行きトワイライトエクスプレス8002列車と行き違う予定なのですが,この列車はまだ30分遅れたままです。

 

寝る準備は整いました。下はソファーのままなのでいつでも夜景を楽しめます。

青森信号所まで2時間の睡眠を…

 

雪で真白な青森信号所へ。水銀灯がきれいに光っていたのが印象的です。

青森駅が工事のため,いつしか青信で機関車交換です。

ED79に交換。

大阪車掌区の車掌さんはなんと津軽線「蟹田」まで乗務し,函館運輸所の車掌と交替します。

このトワイライトの遅れは各地で着発線変更 や,機外停止の原因になって迷惑をかけながら走行。大変申し訳なく思います。 

 

 

 

 

 

 

 

青函トンネルを通過中に眠りに…

寝台列車ならではの「おはよう放送」

「みなさまおはようございます。今日は1月17日木曜日,時刻は6:30になりました。列車は青函トンネルを抜け,北の大地北海道に入っております。…」

と続いて,「ただいま36分遅れて…」当初の15分がいつしか36分に増延。

 

まずは朝食です。乗車後に予約できます。今回は6:45〜7:15までの回を選択しました。理由は人が少ないので相席にならないのと,遅い回だと食べてすぐに札幌到着となりあわただしくなります。

おや?メニューがかわっているではありませんか。ハムからウインナーとベーコンになっています。これはうれしい!これで1,575円は少々高い(いやかなり高いとの声もチラホラ)ですが,満足です。

あたりはまだ真っ暗なので,朝とは思えません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

列車は最初の停車駅「洞爺」に停車。車掌さんが機関車に走っていきます。どうやら機関車の点検蓋が開いていたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓列車は東室蘭に到着。運転士が交替します。機関車がホームからはずれているので,運転士さんは線路から直接乗り込みます。

そもそも停止位置目標がホームをはずれています。

写真右:出発までしばし休憩。ディーゼルの熱気が伝わってきます。

    

 

 

列車は札幌貨物ターミナルを通過。札幌はもうすぐです。

到着前の放送で「ただいまの札幌の気温はマイナス11℃です」

かなり寒いぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

列車は札幌に到着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

列車は札幌運転所へ回送。

    

    

 

このあと,普通列車で苗穂へ。普通電車に自動放送があり,男性の声でした。「みなさん,こんにちわ」こんな放送新鮮です。

 

JR貨物所属の機関車がとまっていたので,1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓特急サロベツで稚内に向かいます。今日は4両編成でした。写真右の座席に5時間以上も座ります。

札幌12:37発→稚内18:11着です。

    

旭川まですいていたのですが,旭川からたくさん乗ってきました。ほとんど名寄までのようです。

宗谷本線に入りました。どこを見ても雪。民家がぽつぽつとしかありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

列車はどんどん北上します。

列車は豊富で,札幌行き2043Dスーパー宗谷4号と行き違います。

列車は時刻は所定で運転しています。

17:25ごろなのですが,もう真っ暗です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかくなので,何枚か写真を。

雪がびっしりついています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1号車です。JR北海道の列車の交換では,退避列車はヘッドライトを消して,室内灯を点灯させて待つのが習慣のようです。(ほんまのことは知らんで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きれいなイラストマークです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空気は澄み切っています。かなり寒かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドアがしまります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓の内側まで凍っています。

乗務員室ドアの窓はガラスではなくポリカーボネードでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18:11定刻に稚内に到着しました。

この駅に到達するのは今回で4度目であります。

以前は夜行列車の利尻が走っていて便利だったのですが,いまは不便になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の宿泊は稚内全日空ホテルです。

冬季なので,料金もお安くなっています。

見た目も中身もきれいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北防波堤ドームです。ホテルのすぐそばにあります。

 

「設計者は北海道大学を卒業して3年目、北海道庁の技師として稚内築港事務所に赴任してきた当時26歳であった土谷実氏です。北埠頭が旧樺太航路の発着場として使われていたとき、ここに通じる道路や鉄道へ波の飛沫がかかるのを防ぐ目的で、昭和6年から昭和11年にかけ建設された防波堤です。樺太へと渡る人々で賑った頃のシンボルでもあり、古代ローマ建築物を思わせる太い円柱となだらかな曲線を描いた回廊は、世界でも類のない建築物として内外の注目をあびています。
 半世紀を経て老朽化が著しかったため、昭和53年から3年間、全面的に改修工事が行われ、昭和55年にその独特の景観がよみがえり、高さ13.6m、柱の内側から壁までが8m、総延長427m、柱の総数70本、半アーチ式の構造形式です。2001年に北海道遺産に指定されています。」(稚内市役所HPよりそのまま引用。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道とサハリンを結ぶ連絡船の桟橋と桟橋に向かう旅客を守るためにつくられたそうで,稚内駅からこの付近まで国鉄の線路が延長されて仮乗降場があったそうな。このドーム内を通り,桟橋に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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