タイヤチューブ交換レポート
〜英式バルブのチューブから米式バルブのチューブに交換〜 |
0.タイヤチューブやタイヤについて
タイヤチューブやタイヤは、非常にたくさんの種類が販売されています。
(参考:Yahoo!ショッピングの自転車タイヤのページ)
買うときはサイズやバルブのタイプに注意が必要です。 |
1.ホイールをはずす準備をしましょう
自転車からホイールを外す前に、 Vブレーキのワイヤーを外してブレーキを開いておいた方がホイールが外しやすいらしいので、 そうします。
Vブレーキのワイヤーは、びっくりするほど簡単に、手で外せました。
ブレーキアームを手で内側に押さえ、ゴムをずらして外し、引っかかっている金属のパイプをホルダからはずすだけです。
ディスクブレーキの人はどうやってホイールを外せばいいのか、残念ながら知りません。
あたしゃそんな高級車には縁がないもんで(*_*)
この後自転車をさかさまにするので、 ハンドル周りの備品類(ライト・メーター・ベルなど)は外しておいた方がよいということで、 ライトとベルを外しておきました。
また、後輪を外す際の作業性を考えて、チェーンを最高速度側に変速 しておいたほうがよいそうです。 |
フロントVブレーキのワイヤーを外した状態 |
2.自転車をさかさまにしてホイールを外しましょう
自転車をさかさまにしました。ハンドルとサドルで立てる感じです。
地面に当たって汚れたりキズついたりするのがいやなら、新聞紙などを敷けばよいと思います。
さかさまにしたら、車輪を外します。
ここではまずは前輪から・・・。
クイックレバーを開き、クイックレバーと反対側のナットをくるくる回して緩めます。
緩めたらホイールをまっすぐに引っ張りましょう。
ホイールがすぽっと抜けます。
ほんとにびっくりするほどあっさりとはずれます。 |
前輪のクイックレバーを外した状態。
写真のように完全に抜いてしまわなくても、
ゆるめただけでホイールは外れます。 |
3.リアホイールも外しましょう
リアホイールも取り外します。
フロントホイールと同じようにクイックレバーを開き、反対側のナットをくるくる回して緩めます。
リアホイールは、フロントほどすぽっと簡単にはいきません(チェーンがあるので)が、 無理せず方向を確認しながらゆっくりと外してやるとへっちゃらです。 |
リアホイールのクイックレバー |
4.タイヤの空気を抜きましょう
外したホイールからチューブを取り出すため、まず、空気を抜きます。
空気の抜き方はバルブの種類によって異なります。
今回は英式バルブです。
保護キャップ(バルブキャップ)を外し、 丸いナット(袋ナット)をくるくる回して外します。
今回はよくわからんので、 ナットを外した後、右写真の指で示した部品(プランジャー)を引き抜きました。
引き抜いたらぷしゅー!!!っと勢いよく空気が抜けました。
かなりびっくり。まじで。
他におだやかに空気を抜く方法があるんでしょうか?どうなんでしょう?
ちなみに、米式バルブ(クルマやバイクと同じタイプ)の場合は、 バルブのキャップを外し、バルブの中心にあるピンのようなものを押すと しゅーっと空気が抜けます。
空気が抜けたらバルブの根元についているリムナットを外しておきます。 |
空気を抜いて、リムナットを外します。(写真は英式バルブ) |
5.タイヤレバーを使ってタイヤを外しましょう
タイヤレバーをリムとタイヤの間に差し込んで、タイヤをホイールから外していきます。
最初にタイヤレバーを差し込む位置は、バルブと反対側がよいそうです。
また、あんまり無理に乱暴に差し込むと中のチューブを傷つけてしまいますので注意が必要とのこと。
タイヤレバーを差し込んでできた隙間を手で保持しながら、 タイヤレバーをどんどん円周方向に動かして隙間を広げていくような感じで外していくと、 思ってたより簡単にタイヤが外れました。
完全にタイヤとホイールをばらばらにしてしまう必要はないです。
片方のリムの外側にタイヤが出て、チューブを外す隙間ができればそれでOKです。
ちなみに、今回使ったタイヤレバーは、百円均一のパンク修理キットに入っていたものです。 |
タイヤレバーを使って、タイヤを外します。 |
6.タイヤからチューブを引き出しましょう
タイヤとリムの隙間から手を入れてバルブをリムから抜き、 チューブをずるずるっと引き出します。
なんか、ほんとに「ずるずるーっ」て感じで出てきます。 |
チューブを引き出します。 |
7.チューブをタイヤに入れましょう
チューブをタイヤの中に入れる前に、入れるチューブに軽く空気を入れたほうが作業しやすいらしいので、 空気を軽く入れました。
何回か入れたり抜いたりして、「作業しやすい空気の入り具合」を試してみました。 入れる空気の量が少ないとチューブがへなへなすぎてねじれたりしてやりにくいし、 空気が多いと隙間から入っていきにくいですね。
新しいチューブに軽く空気を入れたら、まずはバルブをリムの穴に差し込みます。
バルブが穴に入ったら、タイヤの中にチューブをおさめていきます。
チューブがねじれないように注意しましょう。 |
ねじれに注意しながらチューブを入れます。 |
8.リムにタイヤをはめましょう
タイヤのふちとリムの間にチューブがかみこまないように注意しながら、 タイヤをリムにはめていきます。
タイヤをはめるときは、タイヤレバーなどの工具は使わずに手ではめていく方がよいそうです。 タイヤレバーなどを使うと、中のチューブを傷つけるおそれがあるんですね。
タイヤがはまったら、 タイヤのふちとリムの間にチューブがかみこんでないか(かんでいたらバーストの危険有り) ・バルブがまっすぐに立っているか・ タイヤのふちが全部しっかりとリムにはまっているか、確認してから、 空気を入れます。
この作業を前後輪2本分。
やはり1本目よりも2本目が順調に進みました。
しょっちゅうやってると、ちゃっちゃっとスムースにできるようになるんでしょうね。
ある友人は、「通勤途中に、パンクで困ってる女子高生のちゃりをちゃちゃっと修理するのが夢。」らしいっす。 |
工具を使わずに手ではめていきます。 |
9.ホイールを自転車に戻しましょう
この後は、外した時と逆の手順でホイールを自転車にはめていきます。
クイックレバーでホイールを固定し、 さかさまにしてた自転車を元に戻してから、外していたブレーキワイヤーを元に戻します。 ハンドル周辺から取り外したパーツ(ライト・メーターなど)を戻すのもお忘れなく。
ホイールを外したついでに、普段手が入りにくくって掃除してない場所を掃除しておきました。
ホイールの固定やブレーキの効きなどを確認(命に関わることなのでしっかりと)後、 若干びびりながら(初めてのチューブ交換作業後なので・・・)試乗してみました。
特に問題はなさそうです。よかったよかった。 |
普段手の入りにくいところが、ご覧のとおり汚いっす。 |
作業してみての感想
思っていたよりは、順調に作業がすみました。
友人の話・ネットの情報などのおかげです。ありがとう。
ただ、思っていたよりも、手がどろどろに汚れました。 ハンドソープでがんばって洗っても、なかなか取れません(*_*)
軍手か何か、作業用の手袋をした方がよいかと思います。 普段から自転車をキレイにしていればよいのかもしれませんが・・・。
タイヤの不具合は最悪の場合命にかかわるだけに、初めてのチューブ交換は結構緊張しました。 自分で作業した後は、しっかりと確認まで自分で責任を持って行いたいものですね。 |