このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


ちばっく帝國の近況

◇24丸昇 小見川店

立地:JR成田線 小見川駅から徒歩638m

営業時間  6:30〜24:00

定休日 ?(取りあえず正月3ヶ日でも営業していた)

主なメニューと予算

 唐揚弁当・炊唐弁当 360円
 ラーメン 250円  天ぷらうどん/きつねうどん/そば類 300円
 トースト 180円  ほか飲料・惣菜・デザート類あり


その他:ゲームセンター併設のため18:30以降の未成年者の入店は
     保護者同伴のこと。両替機・トイレ完備。

8 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :2012/04/26(木) 13:18:03.50 ID:JU+0y0n+0
夜中に食べるうどんは格別にうまいね
ヘルシーだし、朝もたれないし
夜中にラーメンじゃなくてうどん
大人になったなあとしみじみ思う

だけど往復200キロ、4時間、ハイオク25リッターぶちまけて
自販機うどん食うだけ・・・
大人になったなあとしみじみ思うw

9 :名無しさん@そうだドライブへ行こう:2012/04/26(木) 13:33:49.22 ID:dza0tgBm0
大人の趣味だな。
一般人にはなかなか理解されないけど。
 
                                       (2ちゃんねる:【シオヤ】深ドラステーションpart8【24時間】より抜粋)

この昭和40年代、50年代の古きよき時代の面影を残す煤けた店内。

ファミコンでスーパーマリオとかゼビウスを必死になってやっていた小学校のガキんちょに戻ったかのような錯覚に陥る。

でも鏡見たらそこにいたのは冬用のバイクウェアに身を包んだムサいおっさんだった・・・・・

これが結構美味いのであなどれない。

ボリュームもありもう腹いっぱいです。

冬場は汁まで全部飲み干すうまさ。自販機メシとは思えない。

アツアツなので取り出しには注意して!!

25秒経つと下の取り出し口からガコッとどんぶり(軟質プラ製)が出てきます。

コレ中国共産党モ朝日新聞モ ビクリアルヨ!!!!

このうどんが喰いたくて東京などから車で100km以上走ってくる自販機マニアが後を絶ちません。

うどんが出てくるのに25秒ほどかかります。

残り時間を表示するのは何と「ニキシー管」!!

ゆとり世代に分かりやすく説明すると、ニキシー管は液晶もデジタルの8セグメント表示もまだ無かった時代に数字を表示するための電子部品で、真空管の中に0から9まで数字の形をした電熱線を封入、10種類の電熱線を一つずつ光らせることで数字を切り替えて表示します。

これはメカマニアはたまりませんなぁ

24丸昇の天ぷらうどんは自販機を極める者として避けて通れないとのことなので、天ぷらうどんを購入。300円です。

続いて富士電機製のそばうどん自動販売機です。

これは年代としては一番新しいですが、オートレストラン時代末期の機械で非常に手が込んでます。

中にはどんぶりに麺と具が入った状態で冷蔵されていて、お金を入れてボタンを押すと冷蔵どんぶりに熱湯を注いでフタをし、どんぶりごと高速回転させて湯切り!! 湯切りを2回行ったうえでだし汁を注ぎアツアツのうどんやそばが出てきます。

ホイル包みのパンにはあんが薄く塗られています。

このあんが多過ぎず少な過ぎず甘過ぎず絶妙な加減。

確かにうまいな。自販機マニアの舌もまんざらでもないようだ。

40秒ほどで取り出し口にアツアツトーストがガコンッ!!と落ちて来ます。

熱いので注意!!

ボタンを押すと「トースト中」の文字が点滅!!

迷わずあんトーストを購入。

つづいてコレ行きましょう。

太平洋工業トーストサンド自販機。太平洋工業のハンバーガー自販機だったらまだ数も多いですが、トーストを売る自販機は非常にレア。

お金を入れてボタンを押すと、アルミホイルに包まれたパンが内部のトースターで40秒焼かれて出てきます。

24丸昇では『あんトースト』が名物で、あんトーストも一度食うと病みつきとの自販機マニアの推薦状が付いてます。

・・・・・・いやぁぁコレは冗談抜きでうまいねぇ・・・・・・・・・・

鶏肉が鶏臭さが全く無いです。おそらくモノホンの若鶏を使用しているのでしょう。ちゃんと運動をしていた鶏なのかもも肉なのにぜんぜん脂がないし。

炊き込みご飯も絶妙。唐揚の下にはスパゲティが隠れていて結構ボリュームもあります。

コンビニ弁当では到底太刀打ちできないでしょう。

すると、ガタンと缶ジュースが落ちてくるかのようにホカホカの弁当が落ちて来ます。

24丸昇は唐揚弁当が名物で、ご飯も白飯と炊き込みご飯の2種類から選べる気の配りよう。

ここの唐揚弁当は非常に美味いと自販機マニアのお墨付きが出ています。

よって迷わず唐揚弁当の炊き込み飯版を購入。ポチッとな。

では弁当からガッツリいきましょう。

津上製の弁当販売機VM-SH4-HM型です。お店お手製の弁当を60度前後で保温し販売します。かなり貴重な自動販売機でこの機械もかれこれ40年以上動いているのではないかと思われます。

もちろん中に入れる弁当は自分達で作らないといけないわけで、全国的も現役で稼動しているところはそう多くありません。

東京・神奈川が古いものをあっさり捨ててしまうのに対し、千葉というのは鉄道車両といい、動労中核派といい、千葉市栄町の昭和の赤線地帯といい、津上の自動販売機といい、昭和30年代、40年代の面影が至るところに残っていて古いものを本当に大事するお土地柄。

そういう千葉クオリティに我々はしびれるわけです。

店内には正月から何をするわけでもなく食って飲んでぶらぶらしている爺ちゃんたちと、自販機マニアの同業者の面々。

『あンた・・・背中が煤けてるぜ』

このちょっと退廃的なところに我々はしびれてしまうわけです。店の奥では格闘ゲームやる爺ちゃん多数。

最近の爺ちゃんはゲーセンで格ゲーやるのか・・・・・・・・

※ファミリー層が入店しても全く問題はない雰囲気ですのでご安心下さい。

店に入ると富士電機製の麺類販売機や、今や貴重な津上製の弁当販売機がずらり。

古い機械ですが、手入れがきちんと行き届いていて綺麗です。

もう初詣だけでヘトヘトですが、気を取り直して24丸昇に到着。

ここもオートレストランの例に漏れずゲームセンター併設店舗です。このため未成年者だけでの入店には時間制限がありますのでご注意を。

香取神宮ももう人が多過ぎてゆっくり建物眺めていられない状態・・・正月早々ホント忙しい・・・・・・

もう人大杉で神秘性もなにもない状態です。

誰だよ「神秘的だか一度は見とけ」と言ったのは・・・・・・・・・

香取の農村に正月早々現れた車の行列。これ全部香取神宮の初詣の参拝客です。

周囲には『私設有料駐車場』と称して1回千円で参拝客に駐車場を貸す香取神宮の氏子の人々が、自分の駐車場にお客を誘導しようと必死こいでます。

せっかく初詣に来たのに忙しい・・・・

仕方が無いので神宮から1km離れた神宮の正規駐車場(無料)にバイクを停め、歩いて香取神宮へ行きます。
 ◆2014年の初詣と自販機マニアの聖地、24丸昇で自販機弁当/あんトースト/天ぷらうどんを食す旅(2014/01/02)

 当Webサイトをご覧頂いている相当な暇人と思われる皆さん、2014年明けましておめでとうございます。今年も鉄道写真や飛行機写真をじゃんじゃん撮影してばら撒いてまいる所存ですので宜しくお願い致します。

今年の第一弾は自販機マニアの聖地、24丸昇(千葉県香取市小見川)へ行きましょう。近くには関東で最も古い神社、香取神宮も鎮座していて初詣も同時に可能です。24丸昇は「自販機コーナー」として紹介されていることが多いですが、正しくは 『オートレストラン』 と呼ばれるものです。

1970年代、まだお店というお店が夜6時や夜7時には閉店していた時代、夜中に食事を取るトラックのドライバー向けに自動販売機で冷凍したハンバーガーを解凍・加熱して売ったりカップラーメンにお湯を入れて販売していましたが、1978年、スペースインベーダーゲームが登場するとゲームセンターを併設するようになったり、保温した弁当やレトルトのカレー、冷蔵したそば・うどんを熱湯で湯切りして販売する自販機が登場し全盛期を迎えます。

しかし1980年代に入ると24時間営業のコンビニエンスストアやファストフード店が登場し、オートレストランの時代は終焉を迎えます。このオートレストランが香取には未だシーラカンスのように残っているわけです。今では周辺の農家のおじさんや東京都市圏の自販機マニアの憩いの場、聖地になっています。


より大きな地図で 24丸昇 を表示

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