このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

推奨インピーダンス:LOW側16〜128Ω HIGH側128〜1000Ω 周波数特性は23〜60KHz(32Ω時)、
23〜90KHz(680Ω時)[いずれも-1dB]と高級アンプも顔面蒼白冷や汗だらだらのスペックだ。静電型を除く、この世のありとあらゆるヘッドホンを駆動可能だろう。

 KA-10SHユーザーはこのボリュームつまみが気にくわない人が多く、市販の金属つまみに付け替えている人が多い。

 おいらもWEBの画像を見てつまみは替えようと思っていた(エボナイト製のテカテカのつまみを想像していた)が、実物はつや消し仕上げで落ち着いており、本体のレトロな概観もあいまって1960年代の事務的無機質な測定機器みたいでしぶい。

 このまま使用することにした。

 KA-10SHを試聴した印象だが、最初は音の輪郭がぼやけ低音ばかりが出て日本音圧協会仕様の音楽鑑賞に向かない音質である。

 これが10時間程度の使用で激変する。音の輪郭はピタリと定まり、デジタルアンプに匹敵する解像度、素晴らしい音場感、音の立体感と艶やかさだ。これが真空管独特の「歪み」というヤツなのだろうか。周波数特性はフラット(低域が少しだけ太いかもしれない)で「真空管の柔らかい音」というよりは半導体アンプに近い鳴り方をする。ただ、半導体アンプとは違って音のとげとげしさがなく波形の角が取れて丸くなっている感じがする。聴き疲れしないばかりでなく音量を上げても耳に突き刺さらないのだ。

 ホワイトノイズは全く感じられない(電源を入れてから真空管のウォームアップが終了するまでの間、わずかにハムノイズがするが、真空管の動作が可能になるとスッと消える)。今回使用したMDR-Z700DJは能率が107dBもあり、デジタルアンプのXV-900DVですらわずかにホワイトノイズがする。ところがこのKA-10SHでは全くホワイトノイズが聞こえないのだ。これなら能率が低めのHD650やK701ではノイズは皆無であろうことは保証できる。

 それとヘッドホンを挿したまま電源を入れたり切ったりしても、電源を入れた状態でヘッドホンを抜き挿ししても全くノイズはないので、自作を検討している人は安心して欲しい。

  真空管はエージングが必要とは聞いていたが、ここまで劇的に変化するとは思っていなかった。KA-10SHを購入した人は最初は失望すると思いますが、真空管にヤキが入るまで使ってあげて下さい。
KA-10SHを迎え撃つのはパイオニア「XV-900DV」のプレーヤーの中のヘッドホンアンプ部分。「何だ、ただのホームシアターシステムか」とあなどってはいけない。

XV-900DVはD級アンプ(デジタルアンプ)を搭載し、音楽の解像度や音場感などの情報量の点でその辺のやっすいCDプレーヤー(某CDウォークマンとか)をはるかに上回る音質だ。

おいらのアジトではもっとも性能が高いプレーヤーである。

今回の試聴環境。

ヘッドホンは予算不足で高級ヘッドホンが買えず、ク○ニーMDR-Z700DJである。

 近年オーディオマニアの間では某電機メーカーの評価が著しく低下しており、胸を張ってク○ニーのヘッドホン使ってますとは言いにくい。

 ク○ニー使いは肩身の狭い思いをしているのだ。

試聴盤②

 何だか分からない人が大半だと思うのが、TV東京のヲタ向けアニメ「ぱにぽにだっしゅ」の主題歌CDである。

 この作品は日本人よりも、台湾や北米、イギリスのアニメヲタの方が詳しいかもしれない。

 「黄色いバカンス」(片桐姫子ver.)を試聴。なお、この歌はちばっく帝國の国歌でもあるので健常者も1枚は買って欲しいものだ(Amazonで販売中)。

試聴盤①

ちなみに初代ゴレンジャーからガオレンジャーまで全て網羅している。

多分もう売ってません。戦隊マニアは喉から手が出るほど欲しがることだろう。

このCDの「ああ電子戦隊デンジマン」を試聴。

 このデンジマンは、「〜戦隊○○マン」という名称、ゴーグルを採用した衣装、戦隊モノ初となる大型ロボット「ダイデンジン」の登場、曽我町子が演ずる「へドリアン女王」など、その後戦隊モノのフォーマットを確立したという点において非常に重要な意味を持つ作品である(kwskは下をご覧下さい)。

 この他、サンバルカン、ゴーグルファイブ、ダイナマン、バイオマン、チェンジマン、フラッシュマン、マスクマンと、戦隊黄金時代を象徴するマニア垂涎の主題歌が続く。

 マニアは涙モノだろう。

電圧増幅管フィリップス製6922。真空管マニアに人気の6DJ8の上位バージョンで元は通信用、軍事用。

完成したらヒューズを入れ、電源を入れる。半導体アンプとは違い、真空管アンプは電源を入れてもすぐ使用できる状態にならない。

ヒーターが点灯し真空管が使用可能になるのに10秒程度かかる。

 配線ができたら部品類を実装しはい、完成。写真で見ると実に簡単そうであるが、完成に10時間以上を要した。プリント基板がない手配線の男らしい質実剛健な実装である。反面自動実装は使用できず、組立は人間の手作業によるしかない職人技の世界だ。

 量産がきかないため、もしこれと同じものを大手電機メーカーのク○ニーなどが作れば価格は7万円以上にはなると思われる。某ラッ○スマンとかだとコンデンサをもう少し高いのにしてシャーシを変えて\100000以上で売ってもおかしくはない。

 それをキット\29800、完成品\45800で売り、真空管テレビ時代を彷彿させるレトロな外観と内部は、アキバの街の電器屋さんだからできることだ。

 なお真空管を使用する関係で内部には300Vを超える電圧がかかる場所がああり、電源を切ってもコンデンサ内部には電荷が残っているので一度通電したら無闇に触らない方がいい。(コンデンサ交換の際はゴム手袋をはめて片手で!!両手を使った場合、感電の際電流が心臓を通過し感電死する危険性がある。)

このキットは標準状態だとミニジャックなのだが、ちょっと高級なヘッドホンは皆標準プラグである。

そこで今回はジャックを改造し標準ジャックにしてある。ジャックは世界中のギタリストをうならせる泣く子も黙るスイッチクラフト製のオープンジャックを使用。

(なお写真の配線では音声が左右逆であり、完成後にあわてて再ハンダするハメになった)

回路組みあがりますたの図。

KA-10SH組立途中の一コマ。
KA-10SHにはプリント基板は使用されていない(真空管アンプなので当然だが)。このようにラグボードに導線をハンダ付けし、自分で回路を組み上げるのだ。

 高級ヘッドホンを駆動するにはヘッドホン専用のアンプが必要で、いざ高級ヘッドホンを使い始めるとあれこれ様々な高級ヘッドホンを買い漁りヘッドホン沼にはまり始め、今度はアンプが不満だと言ってアンプ沼にもはまっていくという果てしない道楽のような話になるのである。

 今回『自作』するのは秋葉原の真空管専門店、 春日無線変圧器 の自作キット「KA-10SH」である。このアンプは某ネット掲示板でも高音質で話題となっていたアンプで、ブランド崩壊で○ニーのヘッドホンを使ってますとは恥ずかしくて大っぴらには言えない状況となりゼンハイザーか何かに買い替えたいと思っていたおいらにはうってつけだったのだ。

 KA-10SHは「自作キット」なので自分でハンダ付けして組み立てる。説明書には回路図が読めないとコンデンサの向きが分からない所が一箇所あり、自信がない人はキットに¥15000上乗せで組立を代行してもらった方がいいだろう。

◇真空管ヘッドホンアンプKA-10SHを自作してみた(2009年11月14日)

 首都圏に住む者にとってヘッドホンは重要である。何せマンションやアパート住まいが多く、コンポで大音量を出すなんてことは許されないからである。そこでアニソンや戦隊シリーズの主題歌を大音量で聞きたい場合にはヘッドホンを使わざるをえない。

 近年ドイツのゼンハイザーのHD650とかAKGのK701などの超ド級ヘッドホンが売れているのは首都圏の住宅事情が影響しているのである(もちろんi-podが売れたのも大きな要因ではある)。

 こうした高級ヘッドホンを使用する場合に必要となるのが「ヘッドホンアンプ」だ。何せ欧州系のヘッドホンはインピーダンスが数百Ωもあるものが多く、これをそのままプレーヤーのヘッドホン端子につないでも音量は出ないわ低音だらけのボワボワな音になるわで高級ヘッドホンの能力を出し切れないのだ。

ちばっく帝國の近況

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