このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
86,01,25 函南 荷32レ 85年3月のダイヤ改正で東海道・山陽線の荷物列車牽引機を従来のEF58からEF62に置 き換えた。これはたてまえ上はEF58の老朽化ではあったが、本当の狙いはSGの関係から二 人乗務にせざるおえないEF58をEF62に置き換える事によりひとり乗務を実現するためのも のであった。しかしながら信越線用に造られたEF62を東海道・山陽線に投入する事はどうし ても無理があった。まず高速域では明らかにEF58より性能が劣り、そのことにより信越線で はまず使う事のない弱め界磁を多用した事によるMMのフラッシュオーバーの多発。そして先 台車なしのC−C型軸配置による横圧が強いための軌道への影響大など、現場では運転・保 線とも苦労が絶えなかったようである。 しかしながら、趣味的に言えばあのワルツの様なブロワ−音を奏でながら身近な東海道線を 走る姿は魅力的で、何度も撮影に出掛けた。 ちなみに正面のエプロンの欠き取りは誘導係員の傷害防止のために急遽改造されたもの で、東海道・山陽道のロクニイの証。山を降りた当初は助手側まで伸びていた。
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